国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して④

4月20日、東京で国際シンポジウム「選挙を変えれば暮らしが変わる ♪モノトーン議会からオーケストラ議会へ♫」が開かれた。

「安倍政治を許さない」と思うこの頃だが、横暴な男たちがのさばり、女の声がかき消されている日本の政治構造は、ますます許せない。世界ではどのように女の発言が認められるようになったかを知りたくて、京都から参加した。
 
ノルウェー、ニュージーランド、韓国はどう変わってきたかについて大使館の3人が報告をした。

ノルウェーでは、1913年 女性の選挙権が認められた。その後、女性議員が増えていき、中絶が合法化され、父親に割り当てられる育休を含む長い両親休暇が認められた。2017年の選挙の投票率は78%。女性議員が4割を超え、首相も、連立内閣の半数も、女性である。

ニュージーランド では、1996年まで小選挙区制の選挙だったが、比例代表併用制に変わって、現在は女性38%だ。 首相も女性で、彼女は6月から6週間育児休暇を取ると発表。休暇中は、副首相が代理を務めるという。日本では、首相どころか議員でも休暇をとったりすると、選挙に響くからギリギリまで秘密にされる。比例代表の選挙制度は、人を選ぶ選挙ではないから、政治家は病欠や育休を堂々と公表できるのだろう。

驚いたのは、数年前、ノルウェー旅行した時に会った牧師のシ―ヌブ・サクラ・ヘッゲムさんが参加していたことだ。シンポのチラシを掲げて、「この女性のConfirmation(堅信礼)をしたのは、私なんです」と言った。彼女は、神戸生まれのノルウェーの牧師さんだが、数年前まで議員さんもしていた。牧師をしながら余暇に議会活動をする、そんな話もしてもらいたかったが、時間はなかった。

実は、チラシデザインを担当したのは私だ。チラシを見てほしいが、三井マリ子さん撮影の写真を使っている。サクラさんが「堅信礼をした」と言った女性は、オスロの投票ブースから出てきたところだ。投票ブースの中に置かれたたくさんの政党の候補者リストのなかから、彼女は支持する政党のリストを1枚選ぶ。その手に持った投票用紙(=リスト)を、これから投票箱に入れる。

ノルウエー旅行で思い出したが、オスロの路面電車で、ベビーカーに1歳くらいの男の子を乗せたパパが乗っていた。路面電車は、ベビーカーが乗り降りできるゆったりしたスペースもあって羨ましいかぎりであった。

ふじみつこ(MITSUART)

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 シ―ヌブ・サクラ牧師。賀川豊彦研究のため神戸に滞在中、たまたまチラシを見て参加した(撮影富山達夫)

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 ▲ノルウェー王国大使館、ニュージーランド大使館、韓国大使館のスピーカーたち(撮影富山達夫)


国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して③
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して②
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して①
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」韓国
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」ニュージーランド
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」ノルウェー
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」序
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by bekokuma321 | 2018-05-06 07:31 | その他