国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」ノルウェー

4月20日、東京で「選挙を変えれば暮らしが変わる ♪モノトーン議会からオーケストラ議会へ♫」が開かれた。

ノルウェー、ニュージーランド、韓国の代表たちは、自国の選挙制度と女性の進出などについて熱っぽく語った。スピーチ内容を要約して、国ごとに紹介する。

■ノルウェー「世界で最も幸せな国の選挙制度」(講師:トム・クナップスクーグ参事官、通訳:仙波亜美広報担当官)

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ノルウェーは、労働界への女性参加が世界で最も高い国のひとつだ。それを可能にしている背景に、1~5歳の90%以上が保育園に通園し、父親に強制された育児休業(パパ・クオータ)を含む長い育児休業のシステムがある。

政治における女性割合は、大変高い。1913年の女性参政権以来、女性は、民主主義形成プロセスに参加につぐ参加をしてきた。昨秋の国政選挙の結果、国会議員の40%以上、首相・外務相・財務相を含む閣僚の半分、連立を組む3政党の党首3人全てが、女性となった。

女性の政治参加は、政治を変えてきた。保育や育児の改善、女性に対する暴力撤廃、合法的妊娠中絶などの権利は主に女性が勝ち取った。この進歩は、女性のみならず人々の可能性を解き放つことにつながっている。

女性議員増に選挙制度は「おそらく、関係があるだろう」。比例代表制選挙において、政党は、候補者名簿(リスト)に女性を載せやすいからだ。

クオータ制は、政党に強制されてはいないが、主な政党は、40%の性別クオータ制をとりいれている。クオータ制を導入しない政党でも、ほぼ男女同数を候補者名簿(リスト)に登載している。ほぼ全ての政党にある女性部や女性委員会が、男女平等をけん引する。

ノルウェーの選挙民は、候補者にではなく、政党の候補者名簿(リスト)に投票する。政党の得票数に比例して、政党の当選者が決まる。政党の得票率と国会の政党別議席割合は、ほぼ等しい。

投票率は約8割。ひとつには投票しやすい環境にある。解散がなく、投票日は9月初めの月曜と決まっている。投票日の何週間も前から投票できるし、病院や高齢者施設など公的施設で投票ができる。

投票権も立候補権も要件は全く同じで、国政選挙は、18歳以上のノルウェー国民で、ノルウェーに住民登録されていればいい。地方選挙では、有権者は、当選に影響を与える個人票を持ち、リストの候補者1人に1票、何人に加えてもいい。

【写真はノルウェー王国大使館のトム・クナップスクーグ参事官。撮影富山達夫】

(全国フェミニスト議員連盟と選挙改革フォーラムの共催)

国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」序
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」韓国
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」ニュージーランド
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by bekokuma321 | 2018-04-27 11:59 | ノルウェー