2018年 04月 27日
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」序
国際比較に使われる衆院に、女性はわずか1割しかいない。一方、北欧ノルウェーは4割を超え、ニュージーランドは約4割、おとなりの韓国は2割に届こうとしている。
代表的な比例代表制選挙の国ノルウェーは、100年間、国会も地方議会も比例代表制である。
ニュージーランドは、1996年、国民投票で小選挙区制から比例代表併用制に変えた。
韓国は、日本と同じ小選挙区比例代表並立制だが、違うのは比例枠にクオータ制を強制していることだ。
4月20日、東京で、3カ国の大使館員が、選挙制度と女性議員増の関係についてわかりやすく報告した。そのスピーチを国ごとに要約して紹介する。要約は、それぞれのリンク先をクリックしてどうぞ。
1 ノルウェー「世界で最も幸せな国の選挙制度」
講師:トム・クナップスクーグ(ノルウェー王国大使館参事官)
通訳:仙波亜美(同広報担当官)
2 ニュージーランド「比例代表併用制導入で変わったニュージーランドの政治」
講師:テサ・バースティーグ(ニュージーランド大使館一等書記官)
通訳:ロイド久美子(同 Policy Adviser)
3 韓国「クオータ制とその実態を選挙制度から見て」
講師:キム・デ・イル(大韓民国大使館参事官兼選挙官)
通訳:オ・ヨンテ(同在外選挙担当官)
(国際シンポジウムは全国フェミニスト議員連盟と選挙改革フォーラムの共催で企画運営された)
■比例代表制は男女格差を縮める(世界経済フォーラム2017)
■小選挙区制は女性の声を捨て去る
■比例代表制は女性や弱者が当選しやすい