2018年 02月 28日
ブックレット『小選挙区制のワナ』刊行
小選挙区制は、政権政党から自由な議論を奪い、「安倍一強」政治を生み出した。
国民の価値観が多様化し、憲法でも原発でも労働でも貧困でも、熟議を求めている。それなのに、国会はモノトーン化し、多数を背景に強行的採決をくり返す。
その根源には、小選挙区制選挙がある。どうやったら新しい制度に切り替え、国民の声を反映できる政治にするのか。
◇◇◇ もくじ ◇◇◇
1. 選挙の制度を変えれば、政治が変わる(田中 久雄)
2.政党交付金は打ち出の小づち(三井 マリ子)
3.日本戦後政治の転換点(阪上 順夫)
4. 原発と民意(冨田 杏二)
5. 官僚制と小選挙区制の結婚が日本の悲劇(礒浦 康二)
6. 世代間とジェンダーで民意はどう違うのか(草野 篤子)
7. 選挙とメディア(砂川 浩慶)
8. 女性が初めて投票して70年(藤田 純子)
9. 学校教育と選挙(瀧口 優)
コラム ●スウェーデン「誰もが政治参画できそう」 ●ノルウェー 「19 世紀の抵抗運動」
●ルワンダ 「世界で一番女性議員が多い国」 ●フランス 「男女ペア選挙」 ●ニュージーランド 「選挙制度は政治を根本的に変えた」 ●イギリス 「英国のEU 離脱に思う」