わたしはフェミニストなんかじゃない。でも、なぜ?

c0166264_22101493.jpg 2017年11月9日「グレーテ・ベルゲがたったいま亡くなった」というメールがノルウェーの友人から届いた。

ジャーナリストのグレーテがブルントラント首相付きの広報担当官に抜擢されたのは1988年。数年後、ノルウェーの子ども・家族大臣にと、首相から懇願された。小さな子どもを持つ、現役ママ大臣の登場だった。私は夢中で取材して『ママは大臣パパ育児』(明石書店)を書きあげた。

今では日本でも耳にするようになった「パパ・クオータ」は、グレーテが音頭とりをして進められた。「パパ・クオータ」とは父親も育児休業をとるように誘導する公的政策だ。

またジャーナリストだったグレーテは、新鮮な言葉をいろいろ駆使して、意識改革にも力を入れた。

右のポスターは、彼女が男女平等大臣だった90年代後半のもの。子ども・家族省と男女平等オンブッドと男女平等審議会の3機関が手を携えて作成した。

ポスターを見ていると、今でこそ世界トップクラスの男女平等国ノルウェーだが、そこにたどりつくまでには国をあげて”女性運動”に頑張っていたのだなあ、とわかる。

ド派手な黄色のシャツにジャラジャラ・アクセサリーをつけた厚化粧の金髪女性が「私はフェミニストなんかじゃないッ」と叫ぶ。

ところが彼女は次に「でも、なぜ?」とつぶやく。「でも、なぜ昼休みの電話番はいつも女なの?」(1行目のノルウェー語の訳)

2行目からのノルウェー語は「叫ぶ芸術 ポスターで見る世界の女たち」をどうぞ。
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by bekokuma321 | 2017-12-13 22:43 | ノルウェー