2016年 07月 18日
経済大国日本、難民受け入れ世界最低
世界経済の6割を占める。
しかし、これらの国々は、世界の難民のわずか9%しか受け入れていない。
それに対して、難民の大半を受け入れているのは貧しい国々だ。
豊かな国は、暴力や紛争に見舞われて国を逃れざるをえない人たちに、もっと
手をさしのべることができるはずである、いや、手をさしのべきである」(Oxfam)
7月18日、世界に記者発表されたオックスファムOxfamの報告書前文だ。オックスファムとは、世界90カ国以上で活動する国際協力団体。
6カ国の受け入れ難民数は、アメリカ559370、中国301729、 日本16305、ドイツ736740、英国168937、フランス336183、合計211万9264人。
恥ずかしい経済大国6カ国中、もっとも恥ずかしい国はわが日本。わずか1万6305人である(↑)。
何が「おもてなしの国ニッポン」だ。私たちの働いて納めた税金はいったい何に使われているのか。政党交付金(まるまる税金)は、20年間で、6千300億円超---高級料亭、SMバー、キャバクラだのに使った政治家がたくさんいたなぁ。ついつい、こう言いたい衝動にかられてしまう。
難民のほとんどは、女子どもである。国際協調のうえからも、人道支援のうえからも、紛争解決のうえからも、この国の政治が絶望的であることを示している。
Oxfamによると、貧困にあえぐ国々の難民受け入れ数は、南ア1217708、レバノン1535662、パキスタン1567604、パレスチナ占領区2051096、トルコ2753760、ヨルダン2806414、合計1193万2244人(↑)。
パレスチナ占領区だけで、世界の経済大国6か国すべての受け入れ数よりはるかに多い。どう考えてもおかしい。
■A poor welcome from the world wealthy_pdf(Oxfam Media Briefing)
【図は、Oxfam報告書にもとづいてFEM-NEWS作成】