2015年 07月 14日
三菱商事、ノルウェーの会社から女性取締役を追放
首にしたのは、日本の三菱商事。三菱商事が、昨年、セルマックを14億ドルで買収したことが背景にある。
業界紙「FiskeribladetFiskaren」は、7月13日月曜日の一面トップ記事で、三菱商事がノルウェーの会社セルマックを買収して、女性取締役が全員追放した、と報道している。
見出しは、「セルマックは男女平等を求めた、しかし・・・取締役から女性がほおり投げられた」
三菱商事がサケの養殖で世界第3位のノルウェーのセルマックを買収したことは報道されていたが、それがこうなるとは!
ネットにはこんな言葉が並ぶ。
「男女平等にとってこれほど恥ずかしいことはない」
「セルマックがノルウェーから日本に売り渡されたとたん、女性が消された」
「セルマックが女性を取締役から追放」
「日本の三菱がセルマックを買収したら、取締役のすべての女性が追い払われた」
日本の会社が、札ビラで、ノルウェーが築きあげてきた男女平等を切り崩しているのだ。憤りがわいてくると同時に、慙愧にたえない。
■Millionfest for meklerne
■ヨーロッパを動かしたノルウェー「取締役クオータ」
■ ノルウェーで女性重役旋風
■三菱商事:女性活躍推進(2014年、経済産業省と東京証券取引所による「なでしこ銘柄2014」で女性活躍推進に優れている企業に選ばれた、と広報する三菱商事HP)
■差別体質問われる在米日本企業三菱のセクハラと住友の融資問題にみる硬直した姿勢