2015年 06月 14日
もう待てない!
ちょっと時期がずれたが、3月8日は国際女性デー。女であることを喜び、女をみくびる慣習や意識に闘い続けようと誓い合う日だ。毎年、世界のあちこちで祝いの行事がある。
このポスターは、今年の国際女性デーに向けて国際公務員労働組合(PSI)が作った。女性が思いっきり口をあけて叫んでいる――「20年も待たせるな!」
そう、20年前の1995年、中国で第4回国連世界女性会議が開かれた。世界190カ国から約4万人が北京に集まった。熱気と興奮に包まれて「北京行動綱領」が採択された。
女性の貧困や女性への暴力の撲滅、教育・経済・政策決定への平等なアクセス、メディアの固定的性役割描写の根絶などなど。「北京行動綱領」は、各国政府に対して、戦略を立てて実行せよと迫った。しかし、実態は……無残だ。
私もポスターの女性にならって大きな声で叫びたい。「まだ待たせる気か。20年ももう待てない!」
ところで、PSIは1907年に創設の、世界154カ国の公務職場で働く人たちの国際組織だ。約2000万人がメンバー。日本もはいっている。
本部はフランスのフェルネ・ヴォルテール。現在の事務局長はイタリアの女性で、彼女は女性の働く場を奪う「緊縮財政」と「民営化」に強く反対している。日本の民営化は目に余るが、日本の公務員組合は、国際的連帯をしているのだろうか。
このつづきは、I 女性会議 「叫ぶ芸術 20年も待たせるな! 国際公務員労働組合」をどうぞ。