2015年 03月 11日
千石取れば、万石羨む
2012年12月の衆院選に立候補した三井マリ子さんが、選挙を担った幹部とその秘書たちを提訴して、1年が過ぎました。今年1月、三井さんが裁判所に提出した「準備書面」を何度か読みました。いま私は、被告たちが数えきれないほどの嘘をついてきたことを知って、強い憤りを感じています。
三井さんの借家の期限を12月末までと嘘をついて追い出しを図ったこと、
落選した時点で総支部はなくなり支部長も解任になると嘘をついたこと、
政党交付金は選挙に使えないのだと繰り返し嘘をついたこと、
選挙会計を見せてほしいと要求する三井さんにあくまで見せなかったこと、
選管に選挙報告書を提出した後でさえ三井さんには見せなかったこと、
選挙の「出納責任者」に頼んでもいない人の名を無断で記載したこと・・・。
そもそも、2012年秋、民主党の松浦大悟参議院議員(当時)から立候補を要請された三井さんは断り続けました。それでも懇願は続きました。松浦氏は、「盤石の態勢で支援します」「24時間体制でお守りします」「全身全霊で支えます」と言い続けたそうです。
女性の政治参画促進運動を続けてきた三井さんは、しだいに「落選を恐れて立候補を断るのはおかしいのでは」と思い始めたそうです。そして最終的に秋田移住を決意します。
その後、三井さんは、女性議員増のためにつくられた民主党のWS基金に、使命感と情熱をもって申請しました。そして女性議員増のためにWS基金から寄付200万円を受けることができました。
ところが、その寄付金を三井さんに黙って引き出して、女性議員増活動とは似ても似つかぬカーテンなど生活用品などに使ってしまいます。どれもこれも松浦氏の秘書たちがした行いです。
ポスターの枚数の少なさ、誰も人が通らない辺ぴな選挙事務所(右)、事務所開きや肝心要の出陣式の案内葉書もつくらなかったこと、「1票でも増やそう」と選対を引っ張る統率者がいなかったこともよくわかりました。こんなにひどい状況で、三井さんは選挙を闘ったのですね。
その選挙を仕切ったのは松浦氏、あなたです。
三井さんに立候補を懇願したときに松浦氏が言った「24時間体制でお守りする」「全身全霊で支える」「盤石の態勢で支援する」は、一体何だったのでしょうか。
問題の政党交付金に移ります。
政党交付金は、民主党衆院候補として公認された三井さんの政治活動のために、民主党が交付した政治資金です。
政党交付金は、三井さんの当選を目指して、1人でも多くの秋田の有権者に三井さんの声を届けるために惜しみなく使うお金だったのです。たとえば、三井さんの顔と名前を知ってもらうため、ポスターをたくさん用意して、ポスター貼り要員を雇って、あちこちの要所に貼ることに政党交付金は使われるべきでした。
結局、松浦氏は、三井さんに出た政党交付金を三井さんの選挙には余り使わずに、440万円余りを残しました。
三井さんは、選挙後すぐ秋田を追い出されたのですから、その残金は三井さんのためではなく、松浦氏らが使うために残されたのです。つまり、松浦氏は、三井さんが立候補したことによって交付された政党交付金から440万余円を勝手に使えるようにしたというわけです。
ところが、秋田を追放されてから約1年後、三井さんは裁判をおこしました。
裁判をしたおかげで、松浦氏側は、三井さんの政党交付金の残金440万円に、手を出せなくなりました。そして三井さんは、国庫に返還する事務手続きをとりました。政党交付金は、そもそも私たちの税金だったのですから、私は一安心です。
こんな言葉があります。「千石取れば、万石羨む」。人の欲にはきりがない事の譬えだそうです。松浦さん、私は、あなたが政党交付金を自分のために残したくて三井選挙では使い惜しみした、そんな疑念をどうしても拭い去れません。
3月18日、秋田地裁で、第8回目の三井裁判があります。
亀田 純子 さみどりの会(*) 秋田市
(*)2012年の衆院選で落選した三井候補は、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。「さみどりの会」の由来だ。過去の報道・報告は、左下Moreをクリックしてどうぞ。

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■ベアテ・シロタ・ゴードンと三井裁判
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■傍聴記:深い谷間に突き落とそうとした
■普通のおばちゃんの三井裁判傍聴記
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■三井マリ子VS松浦大悟裁判 傍聴記
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