2015年 02月 03日
井戸塀政治家から政党交付金どっぷり政治家へ
民主党への逆風吹きすさぶ中、女性の視点に立って何かできることがあるかもと、落選覚悟で勇気を振り絞って立候補したのですよね。
先日、「どこまで女を食い物にするのか」(FEM-NEWS 2015.1.13)を読んで、選挙後、太田さんは、民主党議員たちから三井さんと同じような対応をされたことを知りました。
2人とも名前を「総支部」の代表に使われて、そこに政党交付金が振り込まれて、知らないうちに収支報告を選管に出されて、選挙後にそのひどい内容を知ったのですね。
三井さんは、秋田から追い出された後しばらくして、政党交付金はどう使われたのかを教えてほしいと何度も松浦大悟参議院議員(当時)に手紙を書きました。でも、なしのつぶて。やむなく秋田に通って自分で調査したそうです。そうして、やっと、ひどい内容がわかったのです。
例えば、巨大なシュレッダーに65万円以上も払っていたそうです。「なんでこんな大きなシュレッダーが必要なの」と支援に行った人たちが見て驚いたと聞きました。三井さんは「中古でいいから軽自動車を」と言っても買ってもらえなかったそうですが、65万円以上も払うなら、軽自動車を2台買えます。三井さんには不便を強いて、三井さんを追い出しやすくして、三井さんを追い出したあと、自分たちが使えるものを買いそろえたのではないでしょうか。
それに、シュレッダーはもちろん、選挙の宣伝カーの備品や看板、ポスター、たすき (写真上)などを、なぜか三井さんの選挙区ではないところの会社や店で注文していたそうです。三井さんの選挙区にもたくさん会社や店があり、そこで買えば三井さんの名前を覚えてもらえるし、選挙に有利に働くのは当たり前ですが、金を握っていた人たちは、なぜかそうはしなかった。
太田さんの場合は、太田順子ホームページにこう書いています
「私の収支報告書には、板橋区議のパブ(一般的にキャバクラと言われる店)等での遊興費や、一般感覚ではありえない不適切な領収書が多々認められます」
「私は民主党都連の指示に基づき、民主党板橋幹事長の区議に通帳、印、カードを預けましたがそれが誤りの元でした。落下傘の新人候補であった私の選挙資金は都議、区議が自由に使用していました。選挙後は都議、区議の後援会口座に寄付をするよう強要されました。公職選挙法に基づき、寄付の強要を私は拒否致しましたが、使用された資金はどうすることもできませんでした」
「私は選挙終了の翌週から弁護士に依頼すると共に、民主党本部の事務方責任者、民主党都連、海江田代表等に是正をお願い致しましたが叶いませんでした」
必要のない備品を買ったり、キャバクラなどに使ったり、衆議院候補者本人に交付されたはずの政党交付金が、選対の人たちによってこんなにでたらめに使われてしまう。
ここまで書いていてムカムカ!
私たち有権者はホンマに馬鹿にされています。もっともっと怒らなければ!!
昔は、「井戸塀政治家」という言葉がありましたね。政治に首をつっこんだら井戸と塀だけしか残らない、それほど自分の財産を、世のため、人のため、あるいは選挙のために使ってしまったからでしょう。
ところが、今の政治家は稼業です。国民からの税金で賄っている政党交付金をもらって、それにどっぷりつかっています。この間も書きましたが、松浦氏が代表となっている総支部などに合計2億4千万円も、政党交付金がはいっています。
来年度の我々への年金は下げておいて、政党交付金のムダには、野党である民主党もダンマリ。
声をあげているのは、政党交付金を拒否している共産党だけのようですね。言っちゃ悪いけれど、国会では野党にすら、のけ者みたいに扱われてきた共産党が今ではカッコよく見えてしまいます。
こうした不法的行為を世間にわかってもらうべく提訴した三井さんですが、裁判はほとんど非公開。公開したら都合が悪いのでしょうか。秋田の政界に暗躍するボスか誰かが圧力かけてますのん?
圧力に負けずに、支援の輪を広げていきたいです。ちょっとずつですが一人から一人へ・・・と輪をひろげましょう。大阪から見守っています。
岡橋ときこ さみどりの会事務局(注)
(*)2012年の衆院選で落選した三井候補は、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。「さみどりの会」の由来だ。これまでの報道や報告は左下Moreを。
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