2015年 01月 20日
楽しい!スウェーデン子ども番組「性器の歌」
昨日、スウェーデンからおもしろいアニメ動画が届いた。漫画家ろくでなし子の作品ととてもよく似た女性器が画面に出てきた。こちらは男性器も一緒で、底抜けに明るい歌にのせて、踊ったりしている。
スウェーデン語はできないので意味はよくわからないものの、見ていると、のりのりの音楽にあわせ、つい体を動かしたくなる。
"Snoppen och Snippan“という言葉が何度もでてくる。スウェーデン語で、スノッペンSnoppenが男性器で、スニッパンSnippanが女性器らしい。
作ったのは、スウェーデンテレビSVTの子ども番組。日曜日の夕方に流されているそうだ。SVTは、BBCとかNHKと同じ公共放送である。このアニメの目的は、子どもに自分の体を知ってもらうためだという。
一方、所変わって、漫画家ろくでなし子は、昨年12月、女性器をかたどった「作品」を陳列したという理由で、わいせつ物陳列の罪で、逮捕され、起訴された。
私は、『週刊金曜日』に連載しているろくでなし子の漫画をよく見ていた。ファンだ。彼女の性器をデザインにした「作品」についても、「あら、かわいい」と思ったことはあったけれど、わいせつだなどと思ったことなどなかった。だから、逮捕の報道に本当に驚きあきれた。
何をもってわいせつだ、わいせつでないと決めるのか。まったく日本の警察は権力をかさにきてとんでもないことをするものだ。
「私のからだですので、性器は私の一部でわいせつではない」と、ろくでなし子は言っていた。こんな当たり前のことを主張するのに、裁判で闘わなくてはいけないとは。情けない国だ。
ろくでなし子逮捕・起訴への怒りをダウンさせるため、さきほどスウェーデンのアニメをもう一度見た。みなさんも、クリックしてどうぞ(↓)。
■http://www.svt.se/barnkanalen/bacillakuten/
■『週刊金曜日』、ろくでなし子さんと北原みのりさんの逮捕に抗議

