2015年 01月 20日
傍聴記:深い谷間に突き落とそうとした
法廷内はシーンと静まりかえっていました。固唾を呑んで待っている中、裁判官の歩く足音だけが耳に入りました。そして裁判官3人が入廷しました。
傍聴席から裁判官席、原告席、被告席を眺めながら、疑問がわいてきました。
この民事裁判の原告である三井マリ子さんは、遠い長野から8時間もかけて秋田までやってきて、欠かさず出席しています。しかし、被告である松浦大悟さんは、秋田市内にいるのに、昨年1月に1度出席しただけで、法廷に姿を見せません。
裁判は、代理人の弁護士さんだけでいいそうですが、なぜ不法行為で訴えられている当時者の松浦さんは出席しないのでしょうか。三井さんが間違っていて自分が正しいと言うのでしたら、三井さんの訴えを直接聞いたらどうでしょうか。
松浦さん、貴方は2012年の衆院選の前、三井さんに「全身全霊でお支えする」「24時間体制でお守りする」「盤石の態勢で支援する」などと言って秋田に引越しさせ、秋田で政治活動をするように懇願したのですよね。
それまで長年、女性議員を増やすために超党派で全国的活動をしていた三井さんは、貴方の言葉を信じて、悩みつつも、最終的には秋田に移住して、立候補する事を決意したのです。
そして解散、総選挙。2012年12月、松浦さん、貴方は三井さんと一緒に降りしきるあの雪の中を日夜、声をからして遊説したのではありませんか。
それなのに、落選して5日目、疲労の極致にあった三井さんに対して、約束もなしに、突然襲って、「出て行くように」と言ったのですね。
松浦さん、なぜ貴方は暗くなってからやって来たのでしょうか。なぜ貴方は三井さんが1人のところをねらいうちしたのでしょうか。なぜ5人もそろってやってきたのでしょうか。
貴方のした事は、たとえ話で言うと、疲れきっていた三井さんを、背後から思いっきり強く押して、深い谷間に突き落とそうとしたように思えてなりません。
亀田 純子 さみどりの会(*) 秋田市
(*)2012年の衆院選で落選した三井候補は、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。「さみどりの会」の由来だ。裁判報道は左下のMoreをクリック。
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