2015年 01月 04日
あけましておめでとうございます
FEM-NEWSは、今年も大好きなノルウェーなど北欧諸国を中心に、世界の女性に関しての情報をいち早くお届けするつもりです。日本の女性に関するニュースにも力を入れます。ご期待ください。
カミラは28歳で結婚しました。10年後に夫が亡くなり、子ども4人を抱えてシングルマザーに。家を売り、4人のうち3人の子どもを手放さざるをえませんでした。それでも家計は火の車。生きるために出版したのが小説『知事の娘』。著者不詳で発表され、彼女が実名を明かしたのは、20年後だったそうです。
ノルウェー作家ヘンリック・イプセンが、カミラに対して「かならずや現実の世界があなたの考えのようになるときがやってきます」と励ましの手紙を送っていました。数年前、ある本で読みました。
イプセンが予感したように、ノルウェーは、世界トップクラスの男女平等社会となりました。
カミラ・コレット像は、昨夏、オスロの王宮公園で撮影しました。強い風をよけるためでしょうか。顔を少しそらして両腕でわが身を守っています。女性への差別や虐待が当たり前だった19世紀、闘いののろしをあげたカミラの苦闘が伝わってくるかのようです。
さて、昨年の全記事から、トップテンを選んでみました。Facebookでの反応を参考にしたものです。クリックして、もう一度どうぞ。
1 オスロ副市長「私は強姦されました」
2 憲法9条、ノーベル平和賞候補最終リストに
3 まるで魔女狩り――徳島県藍住町の紅一点議員追放事件
4 世界で最も家事をしない男性は日本人
5 ノルウェー強姦報告書の衝撃
6 安倍改造内閣の女性たち
7 ドイツ、「女性クオータ法」成立
8 男女格差、世界136カ国中105位
9 政府のガザ政策を批判して英閣僚辞任
10 ベリット・オース「支配者が使う五つの手口」
昨年は、感想やコメントもたくさんいただき参考にさせていただきました。が、辛口の批判も歓迎です。Facebookを通じてのほうが助かりますが、mariko-m( )qa2.so-net.ne.jp宛でもけっこうです。( )を@に変えてください。実名でお願いいたします。
今年は東日本大震災から4年目。原発再稼働に突き進む現政権を揺さぶるために、女性の力をどう発揮するか。全国の仲間たちと闘い続けようと思います。また、人口の半分を占める女性の声や多様な政治的意思を反映しない日本の選挙を改革するには、どうしたらいいのか。考えを同じくする人たちと手をつないでさぐっていきたいと思っています。
本年も、FEM-NEWSをどうぞよろしくお願いいたします。
2015年1月4日 FEM-NEWS主宰 三井マリ子
P.S.FEM-NEWSへのご連絡は、mariko-m(a)qa2.so-net.ne.jpまでどうぞ。
【写真:グスタフ・ヴィーゲラン作カミラ・コレット像。2013年夏、オスロ王宮公園】