2014年 12月 06日
政治は男のものではない

日本で女性が初めて投票に参加できたのは1946年の衆院選だった。そのとき女性の衆院議員は466人中39人、8.4%だった。あれから68年たったというのに、衆院の女性議員は480人中39人で8.1%に減ってしまった。
世界各国の議会でつくる列国議会同盟(IPU)の最新調査によると、この8.1%は189カ国中163位。世界には女性議員10%以下の国がまだ34カ国あって、日本は、堂々そのお仲間だ。
フランスは、20世紀まで女性政治参加後進国だった。その遅れをとりもどそうと、官民あげて運動を展開した。
その時のポスターがこれ。パリジェンヌが呼びかける。
「政治は男のものではない」
「あなたの地方で運動しよう」
それからウン年経って
フランス国中の3500人以上の市で、女性議員が22%から47.5%に
フランス国会下院の女性は、19%から26.2%に増えた
バリジェンヌの魅力に負けた? だけじゃない。そのカギは今、日本で問題になっている政党交付金だ。候補者を男女均等にしないと減額する罰則をつくったのだ。
詳しくは、I 女のしんぶん「叫ぶ芸術 第21回」を。
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