2014年 10月 16日
私は納得いきません
秋田地検は、「松浦大悟氏秘書の女性は、三井氏の選挙事務を包括的に委任されており、三井氏名義の口座だけが委任の範囲外だったとの証拠がない」との理由で、この元女性秘書を不起訴処分にした、とあります。
「証拠がない」? 私は納得がいきません。録音テープがあるからです。録音テープは裁判では証拠能力のあるものと一般的に認められています。

三井マリ子さんは、別途提訴した民事訴訟にも証拠として提出しています。
そのテープには、「通帳は3つ。三井マリ子の個人通帳と、三井マリ子と進むという後援会の通帳、そして民主党秋田県第3総支部の通帳、の3つだ」とはっきり記録されています。
最大の問題は、この3冊とは別に、政党交付金が送金される口座が、最初からあったことです。しかし、この部分は今日の記事ではわかりません。
2012年12月、秋田に男女平等を根づかせたい一心から、落選覚悟で衆院選に立候補した三井さん。しかし、落選後、立候補をしきりと要請した当の本人から秋田を追放されます。三井さんが秋田を出た、その2日前の12月27日の会話、それがテープに残っているのです。
そのテープ起こしには、政党交付金が送金される口座(後の調査で「受入口口座」だとわかる)は、誰の口からも一度もあがっていません。松浦参議院議員の秘書たちが、三井さんに、「受入口口座」を意図的に隠したとしか受け取れません。
「選挙事務を包括的に委任された者」が、「委任した者」に対し、意図的に通帳の存在を隠す―――素人でも、そこに犯罪の臭いをかいでしまうのではないでしょうか。
この録音テープは、当然ながら警察署にも提出されています。警察署から検察にも渡されたはずです。ちゃんとテープを聞いて捜査したのか、と問いたいです。
この前の民事裁判で、録音テープに改ざんがあったかのように松浦氏が言ってきたようですが、三井マリ子が、そんなことをするはずのない人間であることを、私はよく知っています。改ざんがなかったことは、もうじきわかるものと思っています。
今後、裁判所がこの録音テープをどう判断するか、私は楽しみにしています。
岡田ふさ子 さみどりの会(注)事務局
【写真:2012年12月の衆院選秋田3区掲示板。自民、維新、生活、民主、共産から立候補者5人。豪雪でポスターは雪にうもれた。三井候補は下段右】
(注)衆院選で落選した三井候補は、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。「さみどりの会」の由来だ。裁判報道は下を。

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