2014年 08月 06日
政府のガザ政策を批判して英閣僚辞任
8月5日の朝、サイーダ・ワルシは、ツイッタ―で、「政府のガザ政策をこれ以上支持することはできません、とキャメロン首相に、今朝、辞表を提出しました」と、公表した。
イギリスメディアによると、辞表には、「ガザ地区の危機に対するイギリス政府の対応と表現は、道徳的にまったく弁解の余地のないものです」と痛烈な批判が書かれていた。
敢然と1人、政府内から批判ののろしをあげた勇気をたたえたい。
1971年生まれのイスラム女性サイーダ・ワルシは、パキスタン移民の娘で、弁護士。白人男性が目立つキャメロン内閣にとって、彼女の存在は、多様性と寛容さのシンボルでもあった。
パレスチナ自治区ガザに侵攻しているイスラエル軍は5日、7時間の人道的休戦を行うと発表した。遅すぎる。すでにガザ側の死者1800人以上、負傷者約1万人。うち約7割が市民で、18歳未満の死者は350人以上だ(朝日新聞)。
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