2014年 07月 06日
政党交付金の残金を国庫に返還
「今朝の読売を読んで 『解散・返還は当たり前』」で、大倉由紀子さんは、7月4日の読売新聞をもとに書いてました。私なりに、訴状や他紙記事(下を参照)などから補足します。
衆院選後、元参議院議員松浦大悟さんの秘書らに「残金を入れる口座をつくらないと三井さんが罰せられる」と言われ、使い残した政党交付金を貯めておく口座を開設することに、三井さんは同意してしまいました。そして、「借家は年末まで。それまで出て行くように」と言われた三井さんは、秋田を去りました。
三井さんは、何度も「お金をどう使ったのか、残金は?」と松浦さんに尋ねましたが、まったく返事がなかったため、秋田に行って、銀行で「会計担当と連絡がとれない」と言いました。すると「紛失届を出したほうがいい」と銀行からアドバイスを受けたそうです。紛失届けが出されたため、松浦さんの秘書が銀行から残金を引き出そうとした時、引き出せなくなっていたのです。
というわけで、衆院選から1年半後の今も、政党交付金約440万円が口座に残ったままでした。今回、その440万円を三井さんは国庫に返還する、と決めたのです。
新聞によると、党本部から「総支部長退任か総支部解散のどちらかを選ぶよう求める文書」が届いたので、三井さんは、まだ自分が総支部長であることが初めてわかったため、第3総支部を解散して残金は国庫に返還する、と決めたということです。
以上は裁判の争点とは異なります。裁判は秋田地裁で進められています。
第4回裁判は、7月11日(金) 非公開です。
8月は裁判所は夏休みだそうで、本格的な裁判は9月以降の見込みです。
岡田ふさ子 さみどりの会(注)事務局
――2014年7月4日の秋田魁新報、朝日新聞、毎日新聞の報道―――
[秋田魁 2014.7.4 クリックすると大きくなります]
[朝日 2014.7.4 クリックすると大きくなります]
[毎日 2014.7.4 クリックすると大きくなります]
(注)衆院選で落選した三井候補は、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。「さみどりの会」の由来だ。右は「さみどりの会」のバッジ(ふじみつこ作)。裁判は以下を参照。
■今朝の読売を読んで 「解散・返還は当たり前」
■澤藤弁護士ブログを読んで
■決定的証拠が裁判長に提出された
■供託金は秋田おばこのデモクラシーに
■秋田おばこのデモクラシーに大賛成
■マラッカ海峡より
■裁判をしなかったら供託金はどこに?
■「供託金もどって一安心」_5.21読売新聞
■女は使い捨ての駒か
■5月10日のNHK、11日の朝日、読売、魁
■供託金、もどった
■秋田おばこのデモクラシー
■4月15日の毎日新聞
■裁判長提案「供託金戻したら」は当然
■お金の流れがよくわかった
■NHK 「選挙資金裁判 争点絞られる」
■供託金は戻したらどうか、と裁判長提言
■ワーキング・ウーマン、三井裁判を女性の視点で見る
■今朝の毎日新聞
■女性記者の目
■秋田衆参両選挙で4人書類送検
■秋田衆参両選挙で関係者送検
■三井候補秋田追放事件を究明する裁判 3
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