2014年 06月 26日
ワールドカップとジェンダー
悔しいことに、今回のワールドカップは、オリンピックと違って男だけのスポーツ大会だ。テレビも新聞もネットも、男、男、男。ワールドカップの日本のホームページで女性が登場するのは、サポーターのページ。そのタイトルは「美人サポーター」。そのピントはずれに、さすが日本だな、と苦笑した。
ところが、お国変われば…。
先日、ノルウェーのワールドカップ放送が「男性に偏らない報道」と世界の注目をあびた。

NRKのスタジオでスペインとチリの試合中、コメンテーターの4人中3人が女性だったのだ(上の写真)。
その映像を見て「オッ」と思った男性がツィットしたところ、「他局とはちょっと違うね」「ダイバーシティ(多様性)だね」「誰が人選を決めたの」と肯定的なメッセージが数多く流れたという。
世界の称賛をあびたNRKのこの番組を、ノルウェー全国紙ダグブラデトが報道した。NRKは日本のNHKにあたる。それによると、NRKのスポーツ担当ディレクターは、こう語った。
「スタジオの人選は、ずっと以前に決まっています。ジェンダーで選んだのではありません。女性たちはみなサッカ―やスポーツ解説に経験、知識があり、最適の人だからです」
スタジオにたった1人だった男性(写真上)にも取材をしている。「黒一点(hanen i kurven)でどうでした」への男性の答えが、いいねぇ!
「僕は、男性1人だというように感じませんでしたね。楽しかったです。非常に優秀な人たちと一緒に出演できて光栄でした」
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