2014年 04月 07日
トニーの性差別
シンゾーは安倍晋三。トニーは、オーストラリア首相トニー・アボットだ。
トニーこと、トニー・アボット首相は、露骨な性差別的言動でならした政治家であることを忘れてはならない。

自由党が野党だったころ、党首トニー・アボットは、首相のギラード(写真)に対して、恥ずかしげもなく露骨に女性差別的言動を続けた。ギラードはオーストラリア初の女性首相だった。
彼女の「女性差別糾弾する国会スピーチ」は、余りにも有名。国会で、目の前に座る野党の党首トニー・アボットを指さし、「私は、この男に、女性差別や女性嫌いを聞かされたくない」と、彼の露骨な女性差別を次々に指摘した。そして、彼を強く批判した。名指しで攻撃されたトニー・アボットは、憤激を率直に訴える首相ギラードに、あろうことかうすら笑いをうかべていた。
アボット党首の下、ある政治家の資金集めパーティで、ギラード首相のからだの部分名をメニューに印刷して配るという、悪辣かつ下劣きわまりないできごともあった。メニューの直接の関係者は「ジョークだ」と逃げたが、ギラード首相は、「露骨な性差別であり、不快この上ない」とただちに非難した。
一方、安倍晋三は、ご存じ、日本最大の右派組織「日本会議」の中心メンバーだ。夫婦別姓に反対し、ジェンダー平等を目の敵にし、慰安婦問題はなかったなどとデマを飛ばしてきた団体だ。
トニーとシンゾー。2人の親密さは、経済連携だけではなく、別の理由もあるからではないか。
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