2013年 05月 10日
ケニア内閣3分の1が女性に
報道によると、ケニアは、憲法81条bで「公的機関の選定において、同じ性が3分の2以上をこえてはいけない」とうたっているという。
6人の女性は、外務大臣、防衛大臣、権限委譲・計画大臣、土地・住宅・都市計画大臣、東アフリカ政策・観光大臣、環境・水・資源大臣に就任する。
とはいえ、ナイロビ大学教授ののマリア・ウンゾは、こう警告する。
「女性大臣が増えようとも、ありとあらゆる面で女性は男性に遅れています。女性は、技術、債権、教育に容易に近づけないのです。よって、女性は永久に男性よりも不利な地位に置かれており、家事手伝いや行商など正規の経済活動にのらない仕事で生きながらえるしかないのです」
「政治分野のリーダーに女性が増えるだけではダメで、社会のあらゆる部門のリーダーに女性がつかなければなりません」
また、ケニア女性政治連盟の代表であるワムブイ・カニュイは、こういう。
「国家レベルでは、女性の代表は推薦できるところにきましたが、さらに、草の根の分野に女性代表をもっと増やさなければなりません。国の指導者が、女性の力を信じたことと、草の根とではまったく話が違います」
平等社会への不断の闘いに、脱帽。
◆Kenyan Women to Break Glass Ceiling in Cabinet
http://www.ipsnews.net/2013/05/kenyan-women-to-break-glass-ceiling-in-cabinet/