2012年 05月 10日
脱原発を訴える村田光平の文明論
その村田光平さんは、「いろいろな現象を父(Paternal Culture)と母(Maternal Culture) に分けることが出来、理解しやすい」として、次のような分類をしている。NPO法人女子教育奨励会JKSKの報告。
<父性文化> <母性文化>
直進 循環
自己中心 連帯
競争 調和
自然征服 共生
原子力エネルギー 自然エネルギー
神 生命
絶対主義 相対主義
現在、日本社会に求められているのは、村田さんがいう母性文化的価値観だろう。とりわけ政治・経済分野に、より強く求められている。女性を排除してきた政治経済の決定の場に、より多くの女性が進出することは、火急の課題だ。同時に、日本の男性がもっと母性文化的価値を大切に、と思う。
さて、村田さんの、2つの分け方は、村田さんのいうように「理解しやすい」ための分類方法であるだろう。しかし、男性にも母性文化的要素の多い人、女性にも父性文化的要素の多い人がいる。また、教育や伝統が、女性に対して「母性文化」を求めてきたがために、女性のほうが母性文化的要素を持っていると、表現しやすいこともある。
村田さんの脱原発にもどると、彼の主張に私は賛成だ。もっと彼の主張は、メディアで報道されるべきだ。
◆村田光平さんの主張やプロフィールはこちら
http://kurionet.web.fc2.com/murata.html
◆JKSK会員とゲストの交流会「力の父性文明から和の母性文明への転換~日本からの発信」
http://www.jksk.jp/j/jksk-report/201110.html