2011年 10月 15日
ノーベル賞は男尊女卑
この背景には国連決議1325号の存在と、クオータ制によって男女ほぼ半々ずつの委員で構成される委員会の存在がある、と私は書いた(10月7日FEM-NEWS )。
とはいえ、1901年から始まったノーベル賞110年の歴史を見ると、著しく男性偏重であることがわかる。ノーベル平和賞はまだ女性がちらほらいるものの、平和賞以外の受賞者は、今年も男性で占められたように、女性軽視が続いている。
アメリカの女性運動団体フェミニスト・マジョリティは、「女性がノーベル平和賞に選ばれたのは、この7年間で初めてのことです」と、平和賞ですら男性偏重であることを批判する。“男尊女尊”の国ノルウェーが決める平和賞でさえ、女性は7年に1度程度なのである。
同じく、ノーベル賞全体における女性受賞者の少なさを「男尊女卑」と指摘するのは伊東乾だ。とくに、マリー・キュリー受賞以来100年目となる今年は、女性科学者が化学賞・物理賞を受賞するだろうと言われていたのに、開けてみれば全員男性だったという。伊東は、ノーベル賞の男尊女卑を示す例として「ロザリンド・フランクリンやリーゼ・マイトナー、呉健雄」の3人の女性をあげる。中でも呉健雄の話はおもしろい。
http://frihet.exblog.jp/16944901/
http://www.feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=13267
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/25674