2011年 08月 25日
メディアのイメージ(固定的性役割を変革するノルウェーNRK)
上は、NRKで見たイラスト。ノルウェーの就業率を示す。54%が働き、19%が仕事をしておらず、27%が就業年齢に達していない。ノルウェーらしいのは、働きに出る人がお母さんで、子どもと家にいるエプロン姿の人がお父さんになっている点だ。
このような家は、父親の育児休業が12週となったノルウェーでも、多数とはいえない。しかし、性による押しつけとなりがちなイメージをできるだけ減らそうという趣旨で、こうした手法がとられていると考えられる。
日本のメディアは、あまりに無頓着すぎはしないか。政府の男女共同参画局も、国民の毎日の生活のに影響を与える、メディアに対して「自主的努力をするよう」アドバイスすべきだ。日本政府も批准した「女性差別撤廃条約」第5条には、性役割による習慣や慣行をなくすべきだとうたっているのだから。
ノルウェーは、9月12日に統一地方選挙を迎える。メディアは、連日、投票率をあげるために特集を組んで報道している。NHKにあたるNRKは、「私たちの小さな国」というイラストで、国の概要を示す。上のイラストは、そのひとつ。
■http://www.nrk.no/nyheter/norge/1.7760709