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無国籍の人々

国連によると、世界には1200万人の無国籍の人々がいる。彼・彼女らは、基本的人権を奪われ、絶望的状態に置かれている。無国籍の親から生まれた子どもは無国籍となり、状況はさらに悪化すると、警告する。

最も多いのは、東南アジア、中央アジア、東ヨーロッパ、中東、アフリカである。中でも、最大の無国籍者を抱えるのは、エストニア、イラク、ケニヤ、ラトビア、ビルマ、ネパール、シリア、タイの8カ国。うち、ビルマ、ネパール、タイの3カ国は、日本の近隣諸国だ。

国連が採択した無国籍の人々への最低限の保障を促す1954年条約は、わずか66カ国、無国籍をなくす法的しくみを促す1961年条約は、38カ国しか批准していない。

日本はどちらも批准していない。批准への動きもあまり見られない。恥ずべきことだ。


http://www.bbc.co.uk/news/world-14654066
http://treaties.un.org/pages/ViewDetailsII.aspx?&src=TREATY&mtdsg_no=V~3&chapter=5&Temp=mtdsg2&lang=en
http://treaties.un.org/pages/ViewDetails.aspx?src=TREATY&mtdsg_no=V-4&chapter=5&lang=en
by bekokuma321 | 2011-08-25 09:54 | アジア・アフリカ