2011年 06月 01日
チーム・ウルフ:女たちの支援
最初は、おいなりさんとタオルと水だった。みんなおいしいと笑顔で食べてくれた。その1週間後、近所に「おにぎりを握って届けま~す。9時から12時の間におにぎりを持ってきてくださ~い」と呼びかけた。チラシもつくった。
なんと3800個のおにぎりが集まった。はっと汁(宮城県の郷土料理)450人分と一緒に避難所に届けた。非常に寒い日だったうえ、菓子パンなどの“非常食”しか食べられなかった人たちの喜んだこと!

女性たちが始めた避難所支援は、男たちを巻き込み、家族を変えていった。伊藤たちは、この新グループに「チーム・ウルフ」と名前をつけた。女性たちの住む住所表記に「狼」という漢字があるからだという。伊藤は、「国の役人や議員も現地に足を運んでほしい」と言う。
ノルウェーの探検家でノーベル平和賞受賞者ナンセンは、「隣人愛こそ政治だ」と言っていたという。ノルウェー語で«Nestekjærlighet er realpolitikk». 伊藤こそ、真の政治家だと思う。
伊藤由子は、宮城県加美町議。女性議員がひとりもいなかった加美町に女性議員を、と運動していた。誰も出る人が見つからず自分が立候補。伊藤の当選で、加美町は、「女性ゼロ議会」から「紅一点議会」に変わった。
【写真は、ある日のメニューを書いたのれん】
(敬称略)

