2011年 04月 03日
自主的クオータはうまくいかない
こう断言するのは、ノルウェーの行政・改革・教会省大臣リグモー・アースルッドだ。アースルッド大臣は、ノルウェー経済界の男女平等推進をめざして、企業に対して自主的に女性取締役を増やすように促したが、5%から6%に増えただけだった。自主的クオータはうまくいかなかったと語った。
その後、ノルウェーは会社法を改正して、クオータ制の実行を制度化した。実際の経験と実績を踏まえての発言は説得力がある。
この発言は、EUobserverで報道された。それをeuropean women’s lobbyが世界の女性団体や女性記者に流した。european women’s lobbyは、EU政策に女性の視点を入れるために組織された民間団体。
3月24日、欧州議会で同大臣は、クオータの先進国として、企業の取締役の40%クオータについて演説した。彼女の演説は、FEM-NEWSによる要訳(↓の関連日本語記事)を参照。
Voluntary female quotas do not work, Norway says
関連日本語記事
■欧州議会で、クオータ制の有効性披露される
http://frihet.exblog.jp/16117682/
■ノルウェー世界初の民間企業クオータ制
http://frihet.exblog.jp/10438007/
■ノルウェーで女性重役旋風
http://frihet.exblog.jp/9805498/