2010年 12月 10日
イラン、婚姻外交渉をした女性への死刑執行断念
サキネ・モハマディ・アシュティアニは48歳。2人の子どもの母親。2006年、婚姻外性交渉をした罪で、“石打刑による死刑”という残忍な刑を受けていた。
AFPによると、ドイツにある人権団体「石打刑に反対する委員会」は、サキネ・モハマディ・アシュティアニの息子と弁護士も解放されたとされ、スウェーデンにある国際アムネスティもこのニュースを確認したという。
ノルウェーの人権団体を始め世界中から、彼女の死刑執行をやめるよう求める署名がイラン政府に届けられ、大きな運動となっていた。署名数は436,000に登り、イラン当局は、今夏、石打刑を99回までした後、中止していた。今回、ついに世界の声に屈した形となった。
FEM-NEWSはこの事件を追ってきたが、世界の人たちと朗報を喜びたい。とともに、女性と男性で刑の基準が天地ほど違う国がまだ存在することに、怒りを覚える。さらに、この事件は、国連女性差別撤廃委員会の無力、国境を越えた市民運動の大きな力を知らしめた。
■http://www.aftenposten.no/nyheter/uriks/article3942488.ece
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