2009年 12月 28日
千葉県のバックラッシュに抗議を
学校現場の名簿は、日々、さまざまな生徒の行動規範となります。男女別名簿は、教員も保護者も、「男の子は・・・、女の子は・・・」と、男女別に物事を判断しがちになります。男女別々の名簿(男が先、女が後となる)に戻ることは、バックラッシュです。そうならない前に、要望しましょう!
以下が要望書です。あなたも簡単に参加できます。しめきり2010年1月10日。参加のしかたは、ブログhttp://byodo.exblog.jp/ を。
県知事 森田健作様
教育長 鬼沢佳弘様
千葉県の人権・男女平等教育に関する要望書
私たちは行政主催の講座などをきっかけに、日本社会の中で重要な課題
となっている男女平等・男女共同参画を実現していくための地道な活動を
してきた団体・個人です。
(略)
日本の学校の名簿は、男女別・男が先・女が後という時代が長く、それが当
然のこととして受け止められてきましたが、世界女性会議などを通して世界の
学校の現状では、男女別名簿は非常に少数であること、義務教育と高校生活
9年間の中で、知らず知らずに男女に分ける考える方や、「男子が女子より先」
の意識を植え付けられてきた側面があることが指摘されるようになりました。
(略)
しかるに、12月県議会の一般質問で「男女混合名簿の使用をやめるように」
という質問が出され、教育長は、総合計画の中で検討すると答弁されました。し
かし、教育長自身がその答弁の中でおっしゃっているように、学校の名簿は男
女共同参画に意識が向くための一つのきっかけとして導入され、ようやく定着し
てきたところです。
民間団体の調査に答え、先生方からも、「教育のあらゆる場面で、教師も子ど
もたちも保護者も、常に男女を分ける意識と習慣がすりこまれ、男子は~、女子
は…と注意したり、男女別に作業分担をしたり、男女に分けて考えがちな意識に
気づかされた」との声が寄せられています。
社会の要請により、導入され、定着しはじめたばかりの男女混合名簿を、廃止
することがないように強く要望いたします。
男女共同参画をすすめる会
全文はhttp://byodo.exblog.jp/