2009年 01月 27日
FEM-NEWSについて
足で歩いて取材してきたカンと長年のフェミニストの目で選んでいます。大手メディアにひっかからないけれど、これは重要だと思われる情報を中心に・・・。自分の足で取材した記事も多いです。
編集責任者は三井マリ子です。女性政策研究家、ジャーナリストであり、女性運動家です。
原稿や講演のご依頼、性差別のご相談、ご質問は、mariko-m(a)qa2.so-net.ne.jp にお気軽にどうぞ(aをアットマークに変えて)。
2012年1 月の写真(ずっと下)は、ノルウェー国会議事堂の前にあるライオン像に乗って遊ぶ少女たちです。
2011年秋の統一地方選の真っ最中でした。少女たちは、オスロ市の中心にある国会の前でキャーキャー遊んでました。ところが、この後すぐ、彼女たちは、そろってメインストリートに並ぶ政党の選挙小屋のほうに向かいました。
「政党の公約を知るために、インタビューするんです」と私に言うではありませんか。引率の先生が「小学校5年生です。ええ、授業の一環です」と告げました。
ノルウェーの政治は、本当に暮らしに近いと思うことが多いのですが、小学生から自分たちの目線で選挙に関わっている姿には驚きました。
それに、少女たちの肌の色がみな違っています。なにげなくシャッターを切った1枚に、私の好きなノルウェーらしさがあふれていました。
さて私は、都立高校教員、東京都都議会議員(2期)、大学講師、大阪府豊中市男女共同参画推進センター初代館長、福井県武生市初代男女平等オンブッドなどの職を経てきました。
そのかたわら、女性解放運動をつづけてきました。70年代~80年代は「国際婦人年をきっかけとして行動を起こす女たちの会」、90年代からは「全国フェミニスト議員連盟」を中心に女性議員を増やす運動をしてきました。
女性差別裁判をいくつも支援してきました。2004年末、自らが原告となって女性差別を提訴しました。支援する会のHPに詳しいです。2011年1月20日、最高裁で勝利しました。最高裁ニュースは、毎日放送テレビで報道され、YouTubeで今も見られます。http://www.youtube.com/watch?v=LBkvy8Wzg-4です。長い間、ご支援くださった全国の皆さんに心から感謝します。
東京都議会議員時代、東京都労働局に公的にセクシャルハラスメント防止施策を初めて実施させました。当時、ILOから発行されたセクシャルハラスメントをなくすための政策についての国際調査報告書によると、日本で初めて、唯一の制度でした。
東京都のセクシャルハラスメント政策は、全国の自治体に影響を与え、次いで国のほうも関心を持つようになりました。『セクハラ110番』(集英社)を参照してください。1994年発刊の本ですが、日本の変わらぬ実態があるからでしょうか、まだ読まれているようです。
最終学歴は、アメリカNYコロンビア大学MA修了(フルブライト奨学生)です。ノルウェー・へードマルク大学のvisiting fellow として、ノルウェー地方自治体の女性政策研究をしたこともあります。
著書は
『ノルウェーを変えた髭のノラ』(明石書店) おかげさまで第2版!
『ママは大臣 パパ育児』(明石書店)
『男を消せ!--ノルウェーを変えた女のクーデター』(毎日新聞社)
『セクハラ110番』(集英社)
など多数。
『男を消せ!』には、多くの読者が感想を寄せて下さいました。その一部、『男を消せ!』の感想に載せています。
趣味は推理小説を読むこと、ジョギング、ハイキング。好きな色は緑、赤。
家族は、無類の料理好きのサンボー(事実婚のパートナー)に、猫2匹。サンボーも私もバツイチです。サンボーはジャーナリストで、名は大熊一夫、愛猫は兄がルーナ、妹がマンリーコ。
こうした経験が、FEM-NEWSの記事に影響を与えていると思います。ノルウェーに関係する記事が抜群に多いと言われますが、ノルウェーとノルウェーの人々が大好きです。
2011年9月、ノルウェーの極北の地について書いた「世界で最も住みやすい町」が、週刊金曜日ルポルタージュ大賞に入賞しました。10月は、栃木県の女性団体による「ノルウェー女性の生き方を探る旅」の企画をお手伝いし、視察に随行しました。
URL http://www009.upp.so-net.ne.jp/mariko-m/index.html
(ごめんなさい、更新数が滞っています)