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国連女性の地位委員会のノルウェー代表演説

2008年世界ジェンダー・ギャップ調査で、世界一の国ノルウェーは、国連でも注目されている。3月、第53回国連女性の地位委員会で演説をしたノルウェー代表は、「男女平等は、経済的にもプラスだ」というメッセージを送った。

男女平等と高い出生率、この2つを可能にしたのは、ノルウェー代表によると、次の5つの制度だという。

1)企業の取締役の40%が女性でなければならないという会社法
2)社会のあらゆる性差別を禁止する男女平等法
3)親は子どもの出産後1年間の休暇をとれ、休暇をどう分担するかは親同士が決められる。そのうち6週間は男親に強制されるという育児休業法
4)政府は、すべての親に保育所を完備する義務を負う
5)小さな子どもを持ちながら働く労働者は、性に関わらず誰もがフレックス・タイムを使える権利を持つ

政治がどの方向に舵取りをするか、何に予算を配分するかが問われる。やはり、私たちがどういう政治家を国会に送るかなのだと思う。

さて、冒頭のジェンダー・ギャップ調査で日本は世界130カ国中98位。驚くべき低さだが、これがまったく政治問題にもならないからさらに驚く。

http://www.norway-un.org/News/Latest+news/030209_CSWAHintro.htm
http://www.norway-un.org/Statements/PlenaryMeetings/040309_CSWhovedinnlegg.htm
http://www.norway-un.org/Statements/OtherStatements/040309_GK-seminar.htm
http://www.norway-un.org/Statements/OtherStatements/030209_sexualempowerment.htm
http://www.un.org/womenwatch/daw/csw/53sess.htm#offdoc
by bekokuma321 | 2009-04-09 19:55 | ノルウェー