2009年 02月 26日
南ア、女性50%に向け全国キャンペーン
国会で女性の政治キャンペーンを発表したのは、マント・チャバララ=ムシマングManto Tshabalala-Msimang閣僚。医師で、元保健相。メディアによると、彼女はおおむね次のように語ったとされる。
「議会・行政ともに50%ー50%にしようという呼び声はあっても、いまだに達成されていない。50%になってはじめて女性は有意義な変革を成し遂げられ、すべての女性の生活をこれまでと違ったものにすることができる」
「2014年まで50%-50%になるよう、ここにいる国会議員のみなさんは、すべての候補者名簿作成に入念に取り組んでもらいたい」
「そのためには、十分な財政措置、政治指導者たちのゆるぎない支持と関与が必要とされる。それによって、私的な分野、会社、ありとあらゆる分野を含む、すべての社会・政治・行政組織に滝のようにどっと流れてゆく」
南アフリカは、民主主義憲法によってクオータ制を成文化し、女性の政治進出を進めてきた。現在、閣僚の42.8%、国会の33%、行政トップの34.4%が女性となっている。
南アフリカの健闘ぶりは、国会の女性議員進出率で見ると、世界182カ国中堂々の17位(33%、400人中132人)。ちなみに、わが日本の女性議員比率は9.4%で、世界182カ国中139位(衆議院)。
http://allafrica.com/stories/200902190677.html
http://www.buanews.gov.za/news/09/09021816451002