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ミニコミ「おばこむ:夜も開館するとしょかんだより Vol.58」が届いた。開くと『さよなら!一強政治:徹底ルポ小選挙区制の日本と比例代表制のノルウェー』(旬報社)の紹介が。「小選挙区制の日本と比例代表制のノルウェーを比べながら、この日本の政治体制の問題点をわかりやすく纏めれています」「とにかくよく整理され、とても優しく解り易かった」と。

とにかくよく整理されとても優しくわかりやすい:書評『さよなら!一強政治』by 夜も開館するとしょかんだより_c0166264_17511653.png

巻頭言に「迷惑コロナに翻弄されました。とりあえず一部再開します。とにかく奪われた二年でした。反面多くを気付かされた貴重な期間だったことも確か」と書かれていた。貴重な再開の場を使わせてしまって、うれしいやらもったいないやら。名古屋市にある「いきいきワーカーズおばた」編集・制作・発行。



# by bekokuma321 | 2022-05-15 18:31 | ノルウェー

パネル・トーク「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」が、202259(月) 15時~衆議院第二議員会館で行われました。オンライン参加での報告をいたします(今もYoutube https://www.youtube.com/watch?v=wXlL5W1s5OI で視聴可です)。


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元衆議院議員、現新社会党委員長の岡崎ひろみさんは、中選挙制のもと無所属で2回当選しましたが、1996年、小選挙区制に変わった途端、落選しました。岡崎さんは、「政治改革法」制定時の生々しい場面を語り、「金権政治」を改革したいというのは建前で、実際は、規制緩和に進みたいために、もう一つの保守政党が必要だった、という考えを示しました。高い「供託金」(小選挙区300万円)などのため、収入が比較的少ない女性たちの被選挙権が奪われる結果となった。民主主義を育てるためにも比例制中心にしたい、と強く訴えました。



速報2「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」@5/9 衆議院第ニ議員会館_c0166264_14465730.jpg社民党党首、現参議院議員の福島瑞穂さんは、衆参両院で「選挙制度改革」の会議が行われているが細かな調整ばかりで、比例代表制に関するテーマがまったく取り上げられず、もっとこうした議論を広げてしていくべきだと発言しました。さらに福島さんは、小選挙区の弊害について、マイノリティの権利を損なうことや多様な意見を反映しにくいこと、女性が当選しにくいことなどを挙げました。


速報2「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」@5/9 衆議院第ニ議員会館_c0166264_14492671.jpg緑の党の都議会議員、漢人明子さんは「女性が当選しやすい選挙制度は単に女性が有利になるだけではなく、マイノリティの人も有利になる」と述べ、世界一高い供託金制度の弊害を紹介しました。また、比例代表制を取り入れている国々では、緑の党の議員が多いだけでなく、女性議員の比率が高いことを述べ、「比例代表制中心の選挙をめざしたい」「日本にも罰則付きクオータ制が必要である」と指摘しました。


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新宿区区議員のよだかれんさんは、れいわ新選組に属してもいます。よださんは、マジョリティおよびマイノリティ両方の実経験をシェアーしながら、女性議員を増やすことの重要性を強調しました。現在、女性として務められている自分は、「社会の人々からの共感」と、「性同一性障害特例法という法律」という2つの支援があるからだ、どちらが欠けても難しいと述べました。女性議員を増やすためには実効性のあるクオータ制を法制化する必要があると強調しました。


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クオータ制を80年代に日本に紹介した元都議三井マリ子さんは「1 人しか選ばれない小選挙区制は女性に不利な選挙制度である」とし、「多い死に票」「反映されない民意」「低迷する投票率」と批判しました。また、北欧に加え、多様な議会になったニュージーランドについて、アーダーン首相の誕生は小選挙区制から比例制に変わって20代だった彼女が党の名簿の上のほうに載って初当選したからであり、「比例代表制こそ、男女平等と多様性の礎である」と力をこめました。


元参議院議員大脇雅子さんからは、「小選挙区制は当選者がひとりだけとなり、女性や老人、障がい者を代表する政党や無所属の少数意見は抹殺されます」と発言がありました。変えるためには、「議会の外から変える動きを作っていくこと」が大切だと提言しました(片桐育美 代読)。


衆議院議員もとむら伸子さんは「女性が様々な犠牲を強いられ、それはすべて政治の責任である」と断言。続いて「民意をただしく反映するとともに女性議員を増やす力にもなる比例代表制中心の選挙制度に変えることを求めている」と発言しました(瀬野喜代 代読)(注)。


フロアとの質疑応答の後、最後に、政府や政党に対して女性が立候補しやすく当選しやすい選挙制度に本腰をあげるように要望していこうと「アピール」を採択しました。


パネリストたちからの迫力あふれる発言および参加者からの熱い議論と意見は、今後「比例代表制」を推進するにあたって、多くの力とヒントを与えてくれました。比例代表中心の選挙制度が実施できるように活動するNGO「楽しい比例制をめざす会」のスタッフの一員として、この場を借りて感謝します。なお、「楽しく比例制をめざす会」が主催した59日のイベントは、410日の名古屋における「女性参政権76年 増やそう!女性議員を」に引き続く第2弾であったことを付け加えます。


王 貞月(大学非常勤講師、楽しく比例制をめざす会)



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【写真提供:須藤延恵、新井祥子、山崎ともよの皆さん】


【注】衆院に1割以下しかいない女性の1人がもとむら伸子衆院議員。参加を楽しみにしていたが参加できなかった。同じとき、急遽、「与党によるAV(アダルトビデオ)新法案骨子案は見直すべきだ」とする被害者支援団体のヒアリングがあったからだ。AV被害者の支援をしてきた団体は、以前からAV新法の問題点を指摘していたにもかかわらず立法に関わる議員・政府は聞き入れてこなかったようだ。AV法案骨子案の問題点のひとつは、「出演する者の自由な意思決定を確保する」と目的に書かれていること。女性たちは、日本社会で感情を搾取されてきた。感情を搾取されている女たちには自由な意思決定はできない。自由な意思決定のようであっても、実はそうではないことが多い。女性議員の少なさを話し合う重要な会が開かれたまさにその時. 女性議員の少なさゆえの象徴的かつ具体的悪夢が起きていた。



速報:「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」@5/9衆議院議員会館 : FEM-NEWS (exblog.jp)

アピール「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」(PDF)

プログラム&パネリスト略歴:2022年5月9日パネル・トーク「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」

速報:女性議員増をめざす「名古屋宣言」 女性参政権記念4/10  : FEM-NEWS (exblog.jp)

楽しく比例制をめざす会


【更新 2022/5/16 】


# by bekokuma321 | 2022-05-14 15:26 | 日本

アダルトビデオ(AV)が氾濫する日本。アダルトとは成人のことだが、私に言わせればポルノビデオだ。それはともかく、成人年齢が20歳から18歳に下がったことによって、“契約“を取消せた18歳、19歳にその権利がなくなる。このままではアダルトビデオ出演被害が増える。大変だ。


NOを言おう「AV新法=国家容認AV業界保護法」_c0166264_09111728.jpg


先月、自民・公明の与党が被害を減らそうとAV被害防止の新法にをつくっている、と報道があった。なんてすばやい。参院選を控えて女性の1票を気にしているんだな、と思った。ところが、だ。


5月9日(注)、与野党が協議中の法案の骨子案はひどい、という声が舞い込んだ。まず、骨子案にあるAVの定義が大問題だ。ぱっぷすの岡恵さんは、「性行為などを撮影した映像」などという文言は、性交の撮影を肯定することが前提となっている、と言う。つまり国が法律でもって「性行為を伴う契約」を認めることになる。


また目的には、「出演する者の自由な意思決定を確保する」という表現もある。おー、カッコイイ! しかしながら、これは、女性自身が自分の意志で出演契約したかのように持っていくあくどい手口を容認する言葉だ。「お前は自分から承諾したんだ」というわけだ。


自公骨子案の原文や、当事者たちの抗議文は次のサイトにまとめられている。https://childrenrightsnews.blogspot.com/2022/04/blog-post.html


ジャーナリストの郡司真子さんは、「『適正AV制作法』であって『出演被害防止法』ではない」と指摘していました。本当にその通りです。被害当事者を排除して法律を作らないで下さい」とツイッターしている。


貧困、疎外感、親の暴力などから歓楽街をふらつく女子高生。甘く優しい言葉で騙されて、AV業界に引きずられるケースは多い。「グラビアアイドルになれる」ぐらいに考えてクビを縦に振った彼女たちを待ちうけているもの。それは、“本番”の性行為。それを撮影されて拡散される。


法律はこうした若い女性たちを守るはずのもの。それが、巨万の富をむさぼるAV業界の息がかかった人たちが作ったかのような文章に化けた。どう考えても、当事者や当事者の相談を受けてきた人たちと真剣に向き合ってつくったのではなさそうだ。


日本の国会は、世界に名だたる男の牙城。そのうえ、与党が圧倒的に多い。そういう人たちの手で、「5月内に議員立法で法案を国会に提出し、615日の会期末までに成立させる」などとされてはたまらない。


女たちよ、野で反対の声をあげよう。


5月22日午後5時半、新宿東口広場


【AV業界に有利なAV新法に反対する緊急アクション】賛同フォーム
緊急アクションTwitter



【注】5月9日午後、衆議院第二議員会館。議員・元議員をパネリストに「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」が開かれた。衆院の1割以下しか女性を出せない選挙を見直そうという話し合いだった。もとむら伸子衆議院議員は参加を楽しみにしていたが参加できなかった。当日、「与党によるAV新法案は見直すべきだ」とする被害者支援団体から聞く会が急遽開かれたからだ。予断を許さない事態にもとむら議員も必死だったはず。当事者支援団体は、以前から問題点を指摘していたが、与党はそれを聞き入れてこなかったふしがある。女性議員の少なさゆえの象徴的かつ具体的できごとだった。


# by bekokuma321 | 2022-05-13 09:44 | 日本


5月28日(土)午後、どなたでもお気軽にご参加下さい! 大倉沙江さん、江藤俊明さん、三浦まりさん、素敵なフェミニスト学者3人による分析・提言は必ずや明日の力になります。


案内5/28 「全国フェミニスト議員連盟30周年記念:女性議員を増やす、支える、広げる」@上智大学_c0166264_09445145.jpg

今から30年前、1992年2月、全国フェミニスト議員連盟は産声をあげました。初代代表をつとめたのは中嶋里美(当時所沢市議)、三井マリ子(当時都議)。5月28日の記念シンポジウムに、中嶋里美初代代表が開会にあたって短いスピーチをします。30年前、なぜこういう組織を立ち上げたのか。ぜひ耳を傾けてください。




# by bekokuma321 | 2022-05-12 09:49 | 日本

59日、衆議院第2議員会館で、元議員、現議員が集まって選挙制度と女性議員数との関係を話し合う超党派の会がありました。オンライン参加も整えられました(Youtubeはこちら https://www.youtube.com/watch?v=wXlL5W1s5OI)。


パネリストは7人。岡崎ひろみ(元衆議院義員、新社会党)、福島みずほ(参議院議員、社民党)、漢人明子(東京都議会議員、緑の党)、よだかれん(新宿区議会議員、れいわ新選組)、三井マリ子(元都議会議員)、もとむら伸子(衆議院議員、共産党)、大脇雅子(元参議院議員)。



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▲岡崎ひろみ、漢人明子、福島みずほ、よだかれん、三井マリ子(2022/5/9 衆院第二議員会館)


岡崎ひろみさんは1994年、小選挙区比例代表並立制が成立する時に衆議院議員として、反対の票を投じました。それまで無所属で衆院に2回当選していた岡崎さんですが、小選挙区制が強行された結果、次の選挙では惜敗。悔しさをにじませながら語りました。


「当時の政権の究極の目的は、『再び堂々と軍隊を持つ国づくり』にあり、そのために小さい政府を目指すというもの。公的責任を私企業に回すには規制緩和が必要でそれには、保守的勢力がもう一つ必要だった。二大政党制という流れをつくり、政府に反対の組織や小さい政党はつぶす、というねらいがあった。小選挙区制では候補者の大半は男性になり、供託金が世界一高いこともあり、年収100万、200万という貧しい女性はますます立候補できません」


福島みずほさんは、女性は、幸か不幸か利権に遠い、ケア労働従事者が多く戦争に遠いので、「女性は政治に向いている」と強調しました。社民党党首として、女性の当選を増やすには、①ジェンダー平等 ②クオータ制 ③比例代表制 ④供託金を減らす、と力強くまとめました。「国会にも選挙制度改革の場はあるが、小幅の調整の話ばかりで、女性や少数派をもっと増やすにはどうしたらいいかというような話にはなっていません。こういう会はもっと増えてほしい」と会を評価しました。


漢人明子さんは、小選挙区の小金井市から昨年都議に当選。「いかに少数意見を重視するか、それが民主主義のバロメーター。人口の半分を占める多数でありながら社会的マイノリティである女性は議会にいない。女性が当選しやすい選挙制度にすることは、女性だけでなく、マイノリティの代表が増えることにつながる」と言いました。緑の党が議会に多い国々は、比例代表制選挙をとっていると、ニュージーランドの例をひきました。


よだかれんさんは、多様性ある議会にするには比例制は必要だ、がモットー。男性から女性に変わって、「過去に自分も男性の目線で見ていた」「男性が変わらなければならない」と気づいたと話はじめました。


「あまりに女性が議会に少ない現状を変えるには、これまで通りではダメ。1946年の女性参政権が認められたときくらいの強いインパクトのあるポジティブ・アクションが必要。候補者男女均等法は罰則がないので守られない。候補者を男女半々にすることを義務化させるような改正が必要ではないか」と語りました。


もとむら伸子さんは、AV出演被害防止の立法に関する会合がはいっていて、残念ながら欠席でした。メッセージによると「個人の尊厳をふみにじり、性暴力のトラウマを生じさせる暴力被害」を減らすため、実効ある法制定にがんばっているそうです。また、苦しむ女性たちがさらなる犠牲を強いられたコロナ禍の根本にあるのは「42年間働いて1億円の男女賃金格差」。それをなくしていくにはジェンダー平等の政治に転換していかなければならない、そのためには、「女性議員を増やす力となる比例代表制中心の選挙制度に」と、代読がありました。


岡崎さん同様、小選挙区中心の選挙に変わった国会で、現職の議員だった大脇雅子弁護士。この会のもとになった名古屋での会(410)の講演にそって次のようなメッセージが寄せられました。


「名古屋の女性団体中心に久屋広場に3000人がデモをして小選挙区制反対を叫んだ。私も街宣車で連呼。女性たちを裏切ることなんてできないと『政治改革法案』に反対の票を投じた。参議院で、118票対130票で政治改革法案は否決されました。その後、両院協議会でも合意を見なかったにも関わらず、国会議長と、与野党トップによる夜の密談で、小選挙区比例代表並立制成立の下書きが作られ、最終的に、成立してしまった」


三井マリ子さんは、女性議員の多い北欧諸国は全て比例代表制だと強調。そして福島さんや漢人さんがモデルにあげたニュージーランドについて、根本は選挙制度にあると次のように言いました。


「日本が小選挙区制に変えたころ、ニュージーランドは、長年の小選挙区制を、比例中心の選挙制度に変えた。今のアーダーン首相は、金も名声も地位もない労働党青年同盟に属していた20代の頃、党の名簿に登載されて初当選した。比例代表制でなければ、今の女性首相は生まれえなかったのです」


千葉からの参加者が、コロナ禍のもと女性が政治に関心を持ちだし、政治にかかわる会合に参加する女性が増えてきたという嬉しい報告がありました。また、三井さんの講演「ノルウェーの楽しい選挙」を聞いたことがあるという若い女性は、「私、今日の会で、『小選挙区制は女性排除のためだった』とわかりました。小選挙区制は女性排除の選挙であると言っていい」と。この強烈な発言に会場が静まりかえりました。


引き続いて、男女ペアがアピール文「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」を読みあげ、大きな拍手で採択されました。


最後に、印象に残った三井マリ子さんの言葉を載せます。


「あした、選挙制度がガラリと変わることはないでしょう。でも、まずは、比例代表制は民主主義的なのだ、ということを多くの人に知ってもらうのが、『あさって』いや『しあさって』のための第一歩だと思います。そして比例代表制こそが、男女平等と多様性への礎である、と確信します」


山城 和代(小金井市民)



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【写真提供:須藤延恵、新井祥子、山崎ともよの皆さん】


アピール「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」(PDF)

プログラム&パネリスト略歴:2022年5月9日パネル・トーク「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」

速報:女性議員増をめざす「名古屋宣言」 女性参政権記念4/10  : FEM-NEWS (exblog.jp)

楽しく比例制をめざす会



# by bekokuma321 | 2022-05-11 09:32 | 日本