2017年6月1日、列国議会同盟IPUは、「国会における女性議員の割合」を発表した。下院の比較によると、トップはクオータ制をとるルワンダで61.3%。世界平均は23.4%。世界193カ国を調査した。

日本は9.3%、世界164位。164番目にまで下がったのは、初めてのことである。この目をおおいたくなるような恥ずべき記録達成を知ってか知らずか、日本の国会は理念法にすぎない「女性議員増法案」すら成立させず閉会した。

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▲Women in national parliaments_Situation as of 1st June 2017_by the Inter-Parliamentary Union

女性議員増法案、成立ならず
6月15日「女性議員増やそう法案を成立させよう集会」へ
「身を切る改革」どころか「民意を切る改革」
日本の女性議員率、世界189カ国中161位
日本の女性議員率、世界163位
世界で最も女性議員が多い国ルワンダ
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by bekokuma321 | 2017-06-19 09:22 | その他

c0166264_1213513.jpg世界の女たちの多くは、暴力、貧困、差別に苦しんでいる。しかし、その声が国の政策や予算に反映することはきわめて少ない。

とはいえ、政治の世界で頑張る女たちは1人、また1人と増えてきた。

国連の列国議会同盟IPUは、世界の国会議員選挙の結果を男女別にまとめ、国別の女性国会議員率を公表してきた。その国際比較は、世界の男女平等のひとつの目安になっている。

そのIPUの最新報告書によると、世界の女性国会議員(下院)は、昨年より1.5%増加した。

「30%以上クラブ」に39か国がメンバー入りした。国会議員など政策決定の場に女性を少なくとも30%にという国連の目標のことだ。

世界のトップはルワンダ。81議席中50議席が女性で、63.8%を占めた。2位アンドラ、3位キューバ、4位スウェーデン、5位南アフリカとつづく。

トップテンのうち4カ国はアフリカ諸国だ。「20年前には、女性の国会議員は10%以下だったが、今や、アフリカ平均22.5%となった」と、報告書は言う。アフリカの国々の華々しい躍進に目を奪われる。

アフリカの勢いに反して、対極にあるのはアジア諸国。1995年の13.2%からすると、18.4%に増えてはいるものの、昨年からはわずか0.5%しか増えなかった。世界で最も遅い歩みとなった。ちなみに日本は8%。

国連女性の事務局長Phumzile Mlambo-Ngcukaは、こうコメントした。

「世界の女たちは、性差別、暴力、政党のありかた、貧困や資産不足によって、国会の場から排除されている。クオータ制に代表される暫定的特別措置は、効果をあげている。国連女性は、女たちや政党・政府・市民たちが、女性の政治的指導力と政治参画を上げていこうとする活動に対して、支援していく」

さて、わが日本。

189カ国中163位(同じ数字の国を同順位にすると127位)。ベニンとコンゴの間に位置する。報告書は、「世界で10%以下の国がまだ34カ国ある」と警鐘を鳴らすが、その1つが8%の日本だ。

c0166264_1230828.jpg日本の女性たちは、職場でも家庭でも市民運動でもけっこう頑張っている。なのに、この見るも無残な姿。

民主主義の“民”に女性がはいっていない。これは男主主義であり、民主主義ではない。この非民主的事態を、なぜ日本の政府は野放しにするのか。なぜ、政党は改善する手だてを打たないのか。

さてと、日本には、政党交付金という制度がある。

政党の活動を活発にするために、国民1人あたり250円の税金を出し合ってつくった。総額320億円。世界最高額だという。

この血税である政党交付金は、国家予算から政党の本部に配布される(共産党を除く)。2012年は、民主党 165億、自民党 102億、公明党 23億円 みんなの党 11億、社民党8億・・・。

政党本部にはいった政党交付金は、各県の政党支部に回り、候補者の政治・選挙資金になる。つまり、ほとんどは男性の政治家の活動に消えているといえる。

だから、提案する。政党交付金を法的に担保する「政党助成法」に、「政党の候補者の少なくとも半分は女性とすること」という但し書きをつけたらどうか。

http://www.ipu.org/pdf/publications/WIP2013-e.pdf
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=47307&Cr=women&Cr1=#.UyOvfFLNvSd
http://www.un.org/apps/news/newsmakers.asp?NewsID=103

【写真上:IPU報告書表紙。写真下:全て男性の日本の某地方議会。日本は国会にも女性が少ないが、地方には女性ゼロ議会がたくさんある】
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by bekokuma321 | 2014-03-15 12:32 | アジア・アフリカ

c0166264_11264367.gif朝日新聞は、さきごろ、「女性議員比率、衆院は世界最低レベル IPU調査。世界190カ国中、日本は163位まで落ちた」と報道した。出典はIPU。

あれっ、161位ではなかったか? また2位落ちたのか。よく見たら、朝日の163位は、2013年3月付の記事で、FEM-NEWSの161位は、2012年12月付だった。

ホーッ、3か月で、また2位落ちたわけだ。

クオータ制の導入を提唱して20年以上。1992年創設の全国フェミニスト議員連盟も、政党に対してクオータ制を入れるよう絶え間ぬ努力をしてきた。だけど、どの政党もクオータ制の導入など歯牙にもかけようとしなかった。

c0166264_222117.jpgどんどん落ちて、当たり前。

■日本の女性議員率、世界161位
http://frihet.exblog.jp/19247165/

[上図はIPU,右のロゴマークはEuropean Women's Lobby]
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by bekokuma321 | 2013-04-20 21:10 | その他

c0166264_11264367.gif世界190カ国中、日本は161位。

国会(1院)にどれだけ女性が占めているかを調べた最新ランキングだ。女性が、国の方針決定に、どの程度参加しているかを示す、重要な指標といえる。

日本は、昨年12月に衆議院選挙が行われた。その結果、480議席のうち女性は38議席しか占めることができなかった。割合にして7.9%だ。

日本の7.9%は、アフリカのボツワナ共和国と同じだ。7%台には、やはりアフリカのガンビア、コンゴが並ぶ。

世界平均は20.8%、5人に1人は女性議員となった。北欧諸国の平均は42%。アジア諸国平均は18.4%。

天の半分を占める女性の代表が1割に満たない極端な〝男性偏重国会〟。こんな社会にしてしまった一因は、選挙制度にある。衆院選を体験した身からいえば、小選挙区制は、女性に絶対に不利だ。

小選挙区制は、小沢一郎が主唱して、多くの政治家や政治学者が賛同した。数々の問題を持つが、最大の問題は、社会的弱者がけおとされてしまうという点だ。人は、性、思想、職業、体力、経済力など、みな異なる。議会は、こうした多様な人々の代表で構成されるべきだ。しかし小選挙区制は、最も多く票をとった1人の勝者しか議員になれない制度なのだ。

■IPU 2012年12月31日付の最新調査結果。
http://www.ipu.org/wmn-e/classif.htm

◆日本の女性議員率、世界136位
http://frihet.exblog.jp/18511613/
◆男性偏重政治が原発政策にもたらす弊害
http://frihet.exblog.jp/18384122/
◆世界134位はスキャンダルだ
http://frihet.exblog.jp/17999988/
◆日本、187カ国中、堂々122位
http://frihet.exblog.jp/13957751/
◆日本の女性国会議員率、世界123番目
http://frihet.exblog.jp/12901215
◆比例区削減案に反対します!
http://frihet.exblog.jp/17810544/
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by bekokuma321 | 2013-02-09 11:29 | アジア・アフリカ

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世界136位。これはスキャンダル以外の何物でもない。

世界の国会(1院)に女性がどのくらいいるか。列国議会同盟IPUによると、日本は190カ国のなかで136位だ。前回は134位だったので、さらにランクが下がった。

2012年7月31日付最新統計によると、日本は、衆議院議員480人中、女性議員は52人、10.8%。

この10.8%という女性率は、世界の平均20.39%、アジア諸国の平均18.5%よりはるかに低い。アラブ諸国の平均14.9%より見劣りする。

世界でもっとも女性の割合が高いのはルワンダの56.3%。ルワンダは、内戦による殺戮の結果、男性人口が極端に減った。その後、憲法で女性割合を保障した。

なぜ、日本にこんなにも女性議員がいないのか。

最大の理由は、選挙制度が女性に不利に働いているからだ。政党や国会議員も、物事を決める場の男女平等を真剣に考えてこなかった。メディアの責任も大きい。

今、民主党は、比例代表制枠を削減したいらしい。だが、待ってほしい。女性議員が多い国の多くは、比例代表制選挙である。日本のような小選挙区制をとる国は女性が少ない。比例代表制選挙のほうが女性が当選しやすいーーこれは世界の常識である。

つまり、今、国会で決めようとしている比例区削減、それは、すなわち女性をさらに政治から排除することになるのだ。

世界のどこよりも、日本は、少子高齢化対策に知恵を絞らなければならない。それなのに、これ以上女性議員を減らそうとするなんて。そんなバカな!

http://www.ipu.org/wmn-e/classif.htm

■世界134位はスキャンダルだ
http://frihet.exblog.jp/17999988/
■男性偏重政治が原発政策にもたらす弊害
http://frihet.exblog.jp/18384122/
■原発事故から考える民主主義
http://frihet.exblog.jp/16079555/
■女性議員を増やすために ~ノルウェー選挙に学ぶ~(朝日新聞2000.5.7「論壇」)
http://www009.upp.so-net.ne.jp/mariko-m/women_assemblyman.html
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by bekokuma321 | 2012-09-30 21:39

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これは、スキャンダルそのものだ。

世界の国会(1院)に女性がどのくらいいるか。世界中を比較した列国議会同盟IPUによると、日本は189カ国のなかで134位なのだ。

2012年3月31日付最新統計によると、日本は、衆議院議員480人中、女性議員は52人、10.8%しかいない。

この10.8%という女性率は、アラブ諸国の平均11.7%より低い。中東のヨルダンと同じ数字だ。インド11%とキプロス10.7%の間に位置する。OECD34カ国では、ハンガリーを除いて最下位。先進8カ国では、掛け値なしの最下位だ。

世界の平均は、19.9%。アジア諸国の平均は18.8%である。日本は、世界の平均からはもちろん、アジア諸国の平均からも、大きく水をあけられた。

世界でもっとも女性の割合が高いのはルワンダの56.3%。ルワンダは、内戦による殺戮の結果、男性人口が極端に減った。その後、憲法で女性割合を保障した。

一方、日本は、人口の半分以上が女性であり、教育程度も高い。なぜ、こんなスキャンダルが起こるのか。

最大の理由は、選挙制度が女性に不利に働いているからだ。政党や国会議員も、物事を決める場の男女平等を真剣に考えてこなかった。メディアの責任も大きい。

ここまで書いて、今、国会に上程されようとしている選挙制度改革を思いだした。民主党は、比例代表制枠を削減したいらしい。

女性議員が多い国の多くは、比例代表制選挙であり、一方、日本のように基本的に小選挙区制をとる国は、女性が少ない。比例代表制選挙のほうが女性の当選につながるーーこれは世界の常識である。

比例区削減、それは、すなわち女性をさらに政治から排除することだ。男女不平等を加速させることに新たに手を染めて、いったいこの国をどこに持っていく気なのだろう。

http://www.ipu.org/wmn-e/world.htm

■比例区削減案に反対します!(全国フェミニスト議員連盟のアクション)
http://frihet.exblog.jp/17810544/

■女性の7割、原発NO!
http://frihet.exblog.jp/17662842/
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by bekokuma321 | 2012-05-22 16:21 | その他

日本は134位

世界の国会において、女性議員はどのくらいいるだろうか。第1院を見てみる。

2011年12月、Inter paliamentary Unionという国際機関の調査によると、世界の平均は19.7%。日本は10.8%で、190カ国中134位。日本の10.8%は、ヨルダンと同じ比率で、インドとキプロスの間に位置する。

1位から10位までは次のとおり。アフリカなど新興国が、女性の割り当て制を憲法にいれるなどして大健闘している。2位アンドラは、スペインとフランスに囲まれた7万人に満たない小国。ルワンダとアンドラの2カ国は、50%を超えた。

1 Rwanda  56.3%
2 Andorra  50.0%
3 Cuba
4 Sweden
5 Seychelles
6 Finland
7 South Africa
8 Netherlands
9 Nicaragua
10 Iceland
11 Norway

2010年12月は、122位だった(↓)。1年たって日本の衆議院は選挙がなかったが、他の国に女性議員が増えたところが出たのだろう。
http://frihet.exblog.jp/15652551/

■ルワンダの奇跡
http://frihet.exblog.jp/10757766/
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by bekokuma321 | 2012-02-29 22:50 | その他

IPUとクオータ制

c0166264_09874.gif3月4日、国際女性デーを前にして、IPU(国際議会同盟)は世界の国会における女性議員の割合を発表した。そのプレスリリースの重要なポイントのみ、和訳して紹介する。

■女性議員が全議員に占める割合は、平均19.1%と、史上最も高い数字となった。また国連が目標とする30%を超した国は、43カ国となった。しかし、男女の平等にはほど遠いうえ、メディアの扱いはいまだに小さい。

クオータ制は、政治に女性を増やす唯一の有効な方法である。多くの国々で、クオータ制は、法律にはなってないものの、政党が自主的に使っている。さらに、国会には使ってはいないが、ナミビアやフィリピンの例のように、地方議会でクオータ制を採用している。その結果、女性の政治家が、さまざまなレベルにおいて、指導的役割を担っている■

http://www.ipu.org/press-e/gen347.htm
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by bekokuma321 | 2011-03-11 00:09 | その他

イギリス総選挙と女性

イギリスの総選挙投票日。現在イギリスの女性議員(下院)は、646議席中126人で19.5%だ。IPUの統計では世界で73番目に位置している。

日本の122番目よりはいいが、かなりヤバイ。イギリスの選挙制度が小選挙区制であることが原因だと考えられる。

今日の投票結果で女性議員は増えるだろうか。労働党が議席を減らし、保守党と自由党が伸びることは予測されているが、女性候補者についての報道はほとんど見当たらない。

イギリスの女性団体The Fawcett Societyは、ガーディアン紙に公開状をたたきつけ、「このままでは、国会が男女平等になるには、さらに200年間かかる」と言ったという。また女性と民主主義センターCFWDは、独自調査で女性候補のアピールをしている。

UK election: Women Going Backwards
Women MPs
◆女性と民主主義センターによる女性候補調査 http://www.cfwd.org.uk/uploads/pdfs/WomenCandidatesApril2010.pdf
http://www.cfwd.org.uk/uploads/pdfs/Open%20Primaries.pdf
◆日本187カ国中、堂々122位http://frihet.exblog.jp/13957751/
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by bekokuma321 | 2010-05-07 00:47 | ヨーロッパ

世界各国に女性国会議員はどの程度いるか。調査によると、187カ国中、日本は“堂々の122位”。昨年の119位から、また落ち込んだ。

IPU(国際議会連盟)が毎年、公開している「世界における女性下院議員の割合ランキング」、2010年1月31日付。

1位は女性率56.3%のルワンダ。トップテンは過去、北欧諸国が独占していたが、最近、クオータ制にふみきったアフリカ諸国の台頭が目立つ。

122位の日本は、120位(アゼルバイジャン、ルーマニア)、123位(トーゴー、ハンガリー、モンテネグロ、サンルチア)の間に位置する。もちろん先進諸国の中では、口にするのも恥ずかしいほど低い。

詳しくは、http://www.ipu.org/wmn-e/classif.htm
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by bekokuma321 | 2010-03-16 10:48 | その他