c0166264_051737.jpg 議員職剥奪は不当だという西岡恵子さんの訴えが、最高裁でも認められた。

今朝(6月22日)、西岡恵子さん(徳島県藍住町議)に連絡がはいったという。女性がたった一人しかいない議会で、大勢を相手に闘わなければならなかった西岡さんの苦労が、これで報われる。

この喜ばしい結果は、西岡さん個人に向けられた仕打ちの不当さが公に認められただけでない。数の力を背景にした横暴な言動に苦しむ日本国中の少数派にとって大きな励ましになるだろう。とりわけ、日本全国の紅一点議会で嫌がらせに苦悩する女性議員には朗報だ。

今日の午後、徳島市内で下記のように記者会見を開き、広く内容を知らせる予定。

6月22日(木)午後3時、あわ共同法律事務所

2014年8月、徳島県藍住町の町議会は、西岡恵子町議が「町内に生活実体がない」と、彼女の議員失職を決定した。西岡恵子町議は、議会決定は不当だと取り消しを求めて徳島地裁に提訴。2016年4月、徳島地裁は、西岡原告の主張を認め、町側敗訴。それに不服だった藍住町は高裁に控訴。

2017年1月、高松高裁も、徳島地裁と同様に藍住町側の主張を退けた。それに対して藍住町は最高裁に上告をしていた。

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by bekokuma321 | 2017-06-22 13:48 | その他

131日、徳島県藍住町の西岡恵子前議員(注)が勝訴した。高松高等裁判所。

西岡前議員は、2012年の町議会選挙で町民から正当に選ばれた。しかし20148月以来、議員の資格を剥奪されていた。今回の判決で、議会に戻れることがほぼ確実となった。

議員資格剥奪決定をしたのは、町議会の「資格審査委員会」。「水道、電気、ガスの使い方が少ないので町内に住んでいないに違いない、だから議員資格はない」などという理由だった。

審査には、西岡さんを支持する人たちが大勢かけつけ傍聴席から見守ったという。
徳島県の女性議員を増やす活動をしてきた諏訪公子さん、高開千代子さんらに、議員剥奪が決定された当時、取材した。

「西岡議員は町長に反対する議員の1人で、多数派から目の敵にされてきたようだ」と話してくれた。意見の違いがあってこそ民主主義。排除などとんでもない話だ。しかし光熱費が余りに少ないこと以外に議員資格剥奪につながる理由がないことを考えると、ありえなくもない。

しかし西岡前議員は、それに泣き寝入りしなかった。そして2015年、議員資格停止取り消しを求めて地裁に提訴。一審は勝訴したが、町は控訴した。

その藍住町に、高裁から敗訴の判決が下った。「自宅は日常生活の中心的な場所であったと認められ、被選挙権の住所要件を欠いているとは言えない」

西岡前議員は、「うれしい。もう上告しないでほしい 。もうこれ以上生産性のないことに議会の労力を費やさないでほしい。まったくの無駄。本来の議会のあるべき姿を望みます」

     


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       ▲読売新聞 20170201(提供東條恭子)


西岡議員、勝訴
まるで魔女狩り――徳島県藍住町の紅一点議員追放事件

【注】2012年に当選した西岡議員は、2014年に議員資格を剥奪された。それを不服とした西岡前議員は、2015年に町を提訴した。裁判とは別に、2016年にまた町議選があり、西岡前議員は、町を相手に法廷で闘いながらも立候補して見事、当選した。つまり、2014年から2016年まで議員資格を剥奪されていたが、高裁の判決によって、「その間も議員だった」と認められた。身分に関しては、提訴時は、西岡前議員だったが、現在は現職議員であり、誤解を招く表現だったことをお詫びする。






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by bekokuma321 | 2017-02-02 23:16 | その他

9月議会が始まろうとしている矢先、日本に、女性ゼロ議会がまたひとつ増えた。

2014年8月、徳島県藍住町議会の一角を占めていた唯一の女性議員がいなくなったのである。その結果、議場は背広にネクタイ姿ばかりとなってしまった。

[クリックすると拡大される]

藍住町は、吉野川の下流北岸に位置する。人口は3万4千人余り。町の議員定数は16。先月まで16人いたが、現在議員は15人。欠員1。その欠員欄に先月まで記載されていた議員――その名は西岡恵子。4期連続当選を果たしたベテラン議員だ。

その西岡を、町議会議員が議員資格を問う議会内の委員会にかけて、「光熱水費が少なすぎる、そこに住んでいないに違いない、だから被選挙権がない」と決めつけた。7月のことだった。

c0166264_2019845.jpg8月11日、藍住町で臨時議会が開かれた。徳島市の諏訪公子から、メールが届いた。諏訪は、徳島女性協議会会長として、長年、男女平等社会めざして汗を流してきた女性運動家だ(写真:左から4人目)。

 「今日、藍住町議会を傍聴してきました。西岡恵子議員は失職です。傍聴席は満席と職員から言われ、別室のモニター室で画面を見ての傍聴でした。西岡議員は立派に答弁し、三井マリ子さんのメッセージも読み上げました。それに反して、失職賛成派議員が、人権を口にした時はモニター室に失笑が漏れました。西岡議員を失職させる、が前提にあって、光熱費云々をこじつけているとしか思えませんでした。西岡議員は、徳島県へ不服の審査申し立てをするとのことです。今月末と思います。」

日本の地方議会には、この徳島県藍住町のように女性議員がただの1人もいないところが、数多くある。諏訪公子は、まずは徳島県内の女性議員を増やそうとがんばってきた。8月11日、矢も盾もたまらず藍住町に足を運んだという。

全国フェミニスト議員連盟「ゼロ撲」(増やせ女性議員!なくせ女性ゼロ議会キャンペーン)が定期的に調査している。それによると現在、日本列島の4,5つに1つが女性ゼロ議会だ。この恥ずべき日本の現状が、さらに悪いほうに更新されてしまった。

世界の男女平等をリードする北欧ノルウェーでは、女性地方議員率は全議員の約40%だ。それでも「人口に比べ少なすぎる」と、女性たちは50%をめざす。そのノルウェーは、今から27年前、1987年の統一地方選で、女性ゼロ議会を一掃した。それを成し遂げたのは女性たちの運動だった。
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            (女性候補への投票をよびかける80年代ノルウェーのチラシ)

まるで魔女狩り――徳島県藍住町の紅一点議員追放事件
唯一の女性議員を追放した藍住町議会
アテネ宣言
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by bekokuma321 | 2014-08-31 13:11 | その他

7月22日、日本の小さな町で魔女狩りのような事件が起こった。

所は徳島県藍住町。吉野川の下流北岸に位置する。人口は3万4千人余り。

その町議会で唯一の女性である西岡惠子議員(写真)が、議員職を奪われることになった。

いったいなぜこんな事が起こったのか。

c0166264_051737.jpg魔女裁判のような判定をくだしたのは、資格審査特別委員会だ。議会内に設立されている。

西岡議員の資格に問題があるとする議案が資格審査委員会に出された。何回か審議があり、7月22日、失職を可決した。理由がふるっている。「生活実態がないから、選挙区に住んでいない、よって被選挙権がない」。

西岡議員は、プライバシーをすべて公開した。水道使用料と電気代が一般に比べて非常に少なく、ガス代なし、だった。見方によっては、エコ時代にふさわしい倹約家だと称賛される暮らしぶりだ。

ところが、藍住町議会の特別委員会は、自宅の水道光熱費が少なすぎる、だから、そこで暮らしていないに違いないとして、西岡議員の失職議案を賛成5、反対3の多数決で決めたのだ。

別の言い方をすれば、彼女を追放するために5月から計16回も会議を開いたものの、少なすぎる水道光熱費以外、何の疑念も探し出せなかったことになる。恥を知れ、と言いたくなる。

西岡議員を支援する女性団体や、徳島県の女性議員を増やす活動をしてきた諏訪公子さん、高開千代子さんらから背景を取材した。西岡議員は町長に反対する議員の1人。多数派から目の敵にされてきたようだ。

藍住町には、女性議員は、16人中、西岡議員ただ1人しかいない。西岡議員は当選以来、環境問題、高齢者介護問題、女性への暴力問題などの難問に果敢に取り組んできている。

水道光熱費が少ないという理由にならない理由で、町民が選んだ議員の職を奪い取ることができるのだろうか。そもそも、「西岡議員は選挙区に住んでないのでは」という近所の噂から始まったらしい。まるで魔女裁判のような資格審査委員会なるものの機能や権限に、強い疑問を持った。

 [徳島新聞 2014.7.23 クリックすると大きくなります]

委員会は、「西岡議員の議員職はく奪」判定を下したが、あきらめずに抗議をしよう。最終決定は今後の本会議だ。

抗議先は 藍住町議会事務局(藍住町合同庁舎5階)
〒771-1292 徳島県板野郡藍住町奥野字矢上前52番地1
電話:088-637-3127 ファクシミリ:088-637-3156
メール:gikai@town.aizumi.tokushima.jp

下(More)は、7月19日に筆者が出した要請・抗議文。

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by bekokuma321 | 2014-07-30 00:22 | その他