c0166264_22343045.jpg「三井マリ子VS松浦大悟裁判」が、2015年11月4月、秋田地裁で和解という形で終わりました。

そもそも私は、その和解の日まで、裁判のことをほとんど何も知りませんでしたし、集会に参加するのも初めてでした。

「衆院選に落選して、その上さらにいじめられた女性がいる。その女性の裁判の集会がある」といった程度の知識しか持っていませんでした。

11月4日、三井さんと三井さんの弁護士さん2人は、裁判が長引いて集会場にはなかなか来られなかったため、集会場では岡田ふさ子さんら支援する会の人たちが、これまでの概要を説明していました。結局、この日の集会は自然流会状態となりました。しかし、裁判はまだ終わっておらず、支援者は秋田県庁で待機することになりました。

私も気になって、足は自然に秋田県庁へ向っていました。そこで、その日の裁判は公開にはならず、和解という形で終わったという報告を受けました。

このように、裁判について他の人たちより出遅れた私は、その日から手当たり次第に資料を読み込み、情報をあさりました。
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「陳述書」(三井マリ子 2013/11/8)
「訴 状」(近江直人、澤入満里子、森田祐子 2013/11/11)
「意見陳述」(三井マリ子 2014/1/24)
「意見陳述」(三井マリ子 2015/1/16)
「陳述書2」(三井マリ子 2015/6/21) 
などなど。

それに「第10回弁論準備手続調書(和解)」、つまり和解文書を読みました。

資料を読み始めてまず感じたのは「怒り」でした。こんなことが許されるはずがない、という「怒り」でした。「怒り」とともに、こういうことをまともな大人がするのだろうか、と疑問を抱きました。

秋田3区から民主党公認で衆院選に立候補するよう三井さんを拝み倒して承諾させた松浦氏側は、三井さんが落選したら、手の平を返すように数々の“不適切行為”を行いました。

実は、選挙運動中からその兆候はあったようです。三井さんが選挙区出身であることや都議会議員だったという経歴も削られたポスターやハガキは、その典型的な例です。

そして、「政党交付金は選挙に使えない」と言ったウソ、政治資金のどんぶり勘定のいい加減さ・・・などきりがありません。

裁判において、松浦氏側は、こうした事実をいっさい認めず、むしろ三井さん側の人格に問題があったとでもいうような人格攻撃をしてきたことにも、私はさらに腹が立ちました。

c0166264_13371240.jpgこうした被告側の数々の言動の中で、裁判所は、落選直後に松浦氏ら5人で三井さんの自宅兼事務所にやって来て、三井さんに追い出し宣告をした時のつるし上げについては、“不適切行為”だったとしました(「和解調書」)。そして、その″不適切行為”について、松浦氏側は「お詫び」をしました。

三井さんにとっては、落選後、「さあ、これからだ」と自分に言い聞かせていた時の急襲に、身も心もボロボロだったようです。その後、三井さんは、不本意ながら自宅(長野)に戻ります。そして1人で調査を始めます。

その調査で、三井さんに伝えてなかった口座(隠し口座と三井さん側は言う)が開設されていたことや、松浦事務所と秋田銀行の癒着がなければありえない銀行の変な手続きなどを発見していきます。

これらはすべて、三井さんや三井さんの弁護士や支援者がいなければ、泣き寝入りさせられていた可能性の高かったことだと思います。

裁判は、和解ということでピリオドが打たれましたが、いろいろな問題点を公の場にさらすことができたということを考えれば、実質的勝訴だったと私は感じています。

加島 康博 (秋田市、さみどりの会*)

【写真上:三井原告。2015月11月4日、秋田市内にて佐々木厚子撮影。中:「訴状」、下:「和解調書」。「訴状」「和解調書」はポインターを上に置くと読める】

(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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by bekokuma321 | 2015-12-29 17:19 | 秋田

三井裁判にかかわって

c0166264_10132834.jpg11月30日、三井マリ子さんの裁判の報告会と懇親会に参加しました。

三井さんの裁判にかかわった私が、最も心に残ったことは、還暦を過ぎているのに、私は何と無知だったかということでした。政党交付金? 供託金? 選挙収支報告書? 政党本部? 政党支部? ―――三井さんの裁判にかかわらなければ、ほとんどわかりませんでした。

三井さんは、2012年、秋田県でも保守が強いと言われる秋田3区から衆院選に立候補しました。だから、当選は無理だとみな思っていたはずです。ましてや民主党は大逆風のときでした。

でも、がんばって供託金を没収されない票をとりました。供託金は立候補するとき政党が出すはずなのに、三井さんの選挙をやった人たちは、三井さん個人のおカネから出しました。その上、選挙後に供託金が戻ってきても、三井さんには返しませんでした。裁判をやって初めて三井さんに戻ったのです。

c0166264_1018899.jpg報告会では、担当した弁護士さんから、和解の文章にはこうあると説明がありました。

 「松浦被告から要請されたとはいえ、三井さんは、女性議員の増加という使命感のもと『当選の見通しがない』なかで立候補を決意したものであり、女性議員の増加は一朝一夕に実現するものでないにしても、三井さんの立候補はその一里塚となった、と書かれています。そして、男女平等社会の実現をライフワークとして活動することを三井さんに勧めています。 」

c0166264_10202618.jpg「女性が声を上げることができる社会を」という三井さんの気持は、裁判長に伝わったのだと思います。そして、三井さんは、裁判長の言うように、またそういう社会に向けて、がんばると思います。私も、そういう社会に少しずつでも近づけますようにと願っています。

秋田市で裁判のチラシまきを1度やりました。受け取ろうとしない人がほとんどでした。「私は関係ありません」と言う女性たちもいました。

今、そう言った女性たちに「政党交付金は私たちの税金だよ。三井さんは、私たちの税金が変に使われてはいけないと闘っているんだよ」と言ってやりたい衝動にかられています。

三井さん、またお会いできますように。

認知症の母親を心配する日々のなかで  佐藤 夕子(元看護師、さみどりの会*


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▲2015年11月30日プログラム。作成ふじみつこ
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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判情報が掲載されている。

【写真:岡橋時子撮影】
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by bekokuma321 | 2015-12-05 10:31 | 秋田

11月30日の報告

ご迷惑をおかけしますが、大倉由紀子さんの投稿文中に誹謗中傷にあたるかもしれない表現があるのではないか、という指摘が読者からありましたので、検討中です。

一時、本文を削除させていただきますことを、ご了承ください。

FEM-NEWS 編集部
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by bekokuma321 | 2015-12-02 10:45 | 秋田

11月30日、秋田県横手市にて、三井候補秋田追放を究明する裁判の報告会があります。

2年前に提訴した裁判は、11月4日、和解で終わりました。自宅のある長野から秋田まで通い続けて4万余キロ。地球一周にあたります。裁判の意義、中身を、近江直人弁護士、森田祐子弁護士と原告三井マリ子がお話します。

民主党本部から政党支部への不可解な送金の仕組み、
秋田銀行と国会議員事務所との慣れ合い、
ポスター貼り労務費を横領着服した政党幹部らの選挙運動、
「政党交付金は選挙に使えない」(国会議員公設秘書)と偽っては使い残した政党交付金、
使い残しを「基金」として預金すれば翌年勝手に使える政党交付金の悪しき融通性 
などなど・・・。

政党交付金は、全国民が1人250円を出し合った血税です。「政党の健全な活動」のためと称して、創設されました。「民意をひどく歪めた政党の勢力分布をつくってしまう、非常に悪い制度」(石川真澄)である小選挙区制と抱き合わせで導入されました。

20年経って、「結果として、政党の活力が奪われました」と言った人がいます。細川内閣で、その制度設計に関わった成田憲彦さんです(朝日 2015.10.17)。

政党交付金は小選挙区制とは相いれません。選挙にたけた人たちの手で、候補者の選挙マシーンに流されるだけです。女性や少数派の民意が反映されない非民主的な小選挙区制、「私腹肥やし」が野放しにされる政党交付金制。絶対に間違っています。このままでは、国会に女性を増やすことなど不可能だと思います。

「肉を切らせて骨を断つ」思いでとりくんだ訴訟から、とっておきのお話しをいたします。

報告会のあとは、大熊一夫がモーツアルト「フィガロの結婚」より「もう飛ぶまいぞこの喋々」などオペラアリアを、横手市のピアニスト廣田ちひろさんの伴奏で・・・。


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さみどりの会
もう飛ぶまいぞ、この蝶々 / オー・ソレ・ミオ Kazuo Okuma
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by bekokuma321 | 2015-11-26 12:03 | 秋田

さみどりの会ホームページ担当のふじみつこです。

先日、三井マリ子さんが松浦大悟前参議院議員や秘書を提訴していた裁判は、和解で終息しました。

和解調書は、通常、合意内容を並べるだけだそうですが、今回は、3ページ半の前文を含めて全体で5ページです。異例の長文です。

三井さんの弁護士によれば「画期的形式」だそうです。そして「正確に理解するためには、前文も含めて一体として理解する必要がある」と書いています。

さみどりの会のホームページに、その画期的な和解調書と、原告三井さんや弁護団のコメント、さらに年表をアップしました。下記です。女性が政治的分野に参加していくための、小さくても価値ある一歩として、ご活用ください。

和解が成立しました
 ◆和解調書
 ◆原告から「和解のご報告とお礼」
 ◆弁護団コメント
 ◆年表(2012年7月~2015年9月)


ふじみつこ
(アーティスト、さみどりの会(*))

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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判情報が掲載されている。

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by bekokuma321 | 2015-11-17 15:54 | 秋田

和解のご報告と御礼

2015年11月4日、秋田地裁で私の提訴していた民事裁判は、斎藤顕裁判長の強い勧めによって、和解となりました。

裁判所の作成した和解条項によれば、私(最高責任者)が求めたにも関わらず選挙収支報告書などを見せなかったこと、会議を開いてほしいと要望しても開かなかったこと、1人でいた私を急襲して「あなたがいると票が減る、今後は連絡してこないように」などと“不適切対応”をしたこと、について松浦大悟被告らが認めました。これらについて被告らの「お詫び」の意思を裁判長が確認したので、和解に同意いたしました。

2012年暮の総選挙後、奈落の底に突き落とされるような仕打ちをうけました。しかし、弁護団や友人知人の皆様に支えられて、地の底から這い上がることができました。

裁判を起こしたことで、松浦被告が代表をつとめる民主党秋田県の金庫に眠っていた供託金300万円が返ってきました政党交付金の残金440万円も、被告らに使われずにすみました。これだけでも、裁判は意味があったと思います。

また、提訴に備えて必死に調査を続けた結果、いろいろな謎が解けました。民主党本部から政党支部への不可解な送金の仕組み、秋田銀行と国会議員事務所の腐れ縁、「政党交付金は選挙に使えない」という虚言、「選挙はとっぱらいですもの」(国会議員公設秘書の弁)とうそぶかれたドンブリ勘定、余った政党交付金を「基金」として預金すれば翌年自由に使える悪しき融通性、などなど。

特に問題だと痛感したのは、日本の選挙制度です。政党交付金は、政党活動の健全な促進のためにあると言われていますが、その後ろ盾である「政党助成法」は、ザル法です。人件費にしてしまえば、領収書がなくていいことなど、国民の税金なのに、恐ろしくいい加減な使われ方が許されています。これらは、裁判をしなければ、学べなかったでしょう。

今回の経験を通して言えることは、政党交付金制度は、小選挙区制選挙にはなじまないということです。政党交付金は、候補者個人の選挙マシーンによって、野放図な使い方が許されているのです。性差別根絶をめざす女性(多くは貧しい)の代表を国の政策決定に送り込むには、政党交付金が助けになる、と思ったこともありますが、百害あって一利なしの制度だとわかりました。

比例代表制の選挙のもとで、政党の政策活動に使われるようにしないかぎり、政党交付金制度の歪みは是正されない、と思いました。いずれ、日本の選挙制度のゆがみについては、文章で表現できたらと考えています。

まずは、皆さまの温かいご支援に深い感謝の気持ちを表して、御礼の言葉とさせていただきます。

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2015年11月5日

三井マリ子(原告、第46回衆議院議員候補)


【写真:2015月11月4日、秋田市内にて佐々木厚子さみどりの会*)撮影】

(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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by bekokuma321 | 2015-11-06 22:18 | 秋田

9月30日、秋田市で、「知ってた? 政党交付金」という集会が行われます。

今、なにかと話題の政党交付金ですが、私たち一人一人の税金だということは案外知られていません。

「政党交付金訴訟」ともいえるのが「三井候補秋田追放事件を究明する裁判」です。秋田地裁に政党交付金をめぐって提訴した三井マリ子原告、近江直人弁護士、森田祐子弁護士が、政党交付金の謎をわかりやすくお話します。ぜひ、お出かけください。

時:9月30日 午後1時
所:ルポールみずほ

チラシを見たいかた、印刷したいかたは、こちらをご覧ください。
さみどりの会(支えてくださいのページをどうぞ)


ふじみつこ
(アーティスト、さみどりの会)
さみどりの会(*)

(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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by bekokuma321 | 2015-09-30 08:34 | 秋田

裁判長、和解提案

第11回目の三井マリ子VS松浦大悟裁判が秋田地裁でありました。

法廷は非公開でした。三井さんの代理人近江直人弁護士、森田祐子弁護士、そして三井さんからの報告によると、前回同様、裁判長は和解をするよう提案したそうです。

前回、和解に応じないかのようだった松浦被告ですが、三井さん同様、裁判長の和解提案に応じたということです。

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普通のおばちゃんは、松浦被告はあくまで裁判を続けるのかと思っていたので、意外な展開でした。というのも、先月になってはじめて、松浦被告は、三井さんを追い出しにかかった時の隠しどり録音とテープ起こしを裁判所に出してきたからです。

投票日の5日後、三井さんの自宅兼事務所に5人が前触れなくやってきて、1人だった三井さんを追い出しにかかったことには驚きましたが、その時どこかにボイスレコーダーまで隠し持って準備万端でやってきたことに普通のおばちゃんは本当に驚きました。

おばちゃんが三井さんを支援して1年半たちましたが、ますます驚くことばかりです。

次回は9月30日、午前11時です。

普通のおばちゃん 佐々木厚子(秋田市 さみどりの会*)

【写真:秋田県庁で記者会見する近江弁護士(左)、三井さん(中央)、森田弁護士(右)。撮影佐々木】

(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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by bekokuma321 | 2015-07-30 10:01 | 秋田

初心に帰って対話を

5月18日に、秋田地裁で9回目の裁判がありました。9回中、非公開(弁論準備手続)は、これで6回目となりました。

今回は、被告松浦大悟さん側が3月に提出した準備書面に対して、原告三井マリ子さんが再反論を提出しました。

私は、あらためて中立の立場で双方の書面に目を通しました。

2012年夏ごろから、被告松浦さん貴方は、三井さんにどうしても国会議員に当選してもらい、国民みんなのため役に立って頂きたいと、接触したのですよね。それが貴方の願いだったのではありませんか? 三井さんが、あれだけ固辞しても、それでもあきらめずに懇願したのですから。

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松浦さん、もう一度、三井さんに立候補を懇願した初心に帰ってください。三井さんと誠心誠意、対話をなさってください。

落選後5日目に、松浦さんたちは三井さんに「あなたがいると票が減る。ここ(借家)は12月までだから、出て行け」と言いました。

松浦さん貴方は、なぜ疲労の極致にあった三井さんに、何の約束もなく、しかも暗くなってから、秘書らを伴って、5人で押しかけたのですか? ちゃんと約束して、明るいうちに、1人で来ることはできなかったのですか? 

5人そろって、三井さんを侮辱することを次々に言ったんですよね。三井さんは、どれほどプライドを傷つけられたことでしょう。こんな人格攻撃は決して許されるものではありません。不本意ながらも三井さんが秋田を去った理由はここにあると私は思います。

三井さんは、自分が代表の選挙収支報告書を見せてもらえないまま、選挙管理委員会に提出されてしまいました。三井さんは、コピーを見せてほしいと何度も貴方にお願いしています。でも、貴方は返事もしませんでした。しかたなく三井さんは秋田までやって来て、選管で、松浦さん貴方の秘書が三井さんに見せずに出した選挙収支報告書を見せてもらったのです。その報告書を初めて見て、三井さんは疑惑を発見しました。

その後、「ここは12月まで」と追い出された三井さんのところに、契約が切れたはずの借家の賃料や電気水道代の請求書が届きます。三井さんは、請求書を松浦さんに転送し、なぜ請求が三井さんあてに来るのかと質問をしました。しかし、松浦さん貴方は、それにも返事をしませんでした。

万やむをえず、三井さんは、公の判断をあおぐことにしたのです。

三井さんだって、できることなら、話し合いで疑問を解決したかったと思います。だから何度も手紙を書き、会議をして下さいと、松浦さん貴方にお願いしてきたのです。

相手を思いやる心を養うのは、難しい事だと思いますが、そのきっかけは対話から始まると思います。

宮沢賢治作の「銀河鉄道の夜」にこんな話がありました。

「小さな虫を食べて生きてきた1匹のさそり。ある日、いたちに襲われ、井戸に飛び込みます。そして溺れゆく中で、さそりは思います。『自分は今までいくつの命を取ったのか。なのに、いたちに潔く身を捧げられず、空しく命を捨てるとは』そして祈りました。『この身を皆の幸せの為に使いたい』と。さそりは真っ赤な火と燃え、闇を照らす星となった」

全ての命は、他の命とのつながりの中で生きているのです。

亀田 純子 (秋田市、さみどりの会*)


(*)2012年の衆院選で落選した三井候補は、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。「さみどりの会」の由来だ。これまでの報道・報告は左下 Moreをクリックしを。c0166264_15134969.jpg

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by bekokuma321 | 2015-05-22 20:34 | 秋田

自滅

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三井マリ子さんが松浦大悟元参議院議員たちを提訴した裁判が、秋田地裁でありました。

昨年1月に第1回裁判があってから、今回で第9回だそうです。三井さん側が、3月に出した松浦被告の書面に反論しました。法廷は非公開でした。

松浦被告の言い分を読むと、なんで今更、という感がありました。

松浦被告は、まず「民主党が交付した公認料から出した供託金を自己の私物という原告は民主党の候補者としてふさわしくない」と、むしかえしてきました。

それに対して三井さんは、「党の公認候補の供託金は党が供託するものだ。公職選挙法に定められている。秋田1区の寺田学、2区の川口博の供託金も、支部の政党交付金で賄われた」と反論しました。

昨年、裁判が始まって間もない頃だったと思います。供託金は三井さん個人の通帳より支払われたのだから三井さんに返却せよとの指導が裁判所から出されました。それを被告側は認めて、三井さんに供託金を返却しました。その結果、供託金は裁判の争点から外されました。それなのに、1年経って、また、むしかえしてきたのです。とっても変です。

しかも三井さんは、返還された供託金は、私的には使用せず「秋田おばこのデモクラシーを考える会」を創設して、男女平等推進のために使用すると、記者会見をして発表しました。報道されたので、松浦側も知っているはずです。下に1年前の記事をかかげます。

次は、三井さんを追い出した行為について。

落選後、何が何でも三井さんを早期に追い出そうとした松浦被告の強引なやりかたは、これまでのやりとりで明らかです。選挙のどさくさに紛れて、選挙の収支を、代表である三井さんに知らせず、三井さんの人格否定をし、嘘をついてまで追い出しを図りました。

なぜそんなひどいことをしたか。それには理由があります。三井さんに出た政党交付金をできるだけ使わずに、貯め込んだからです。代表の三井さんがいては、残ったお金を自由に使えません。だから追い出したのです。

追い出し行為の中で、松浦秘書たちは、三井さんに、民主党党本部の特例措置(当落に関係なく衆院候補に翌夏の参院選まで月50万円支払うと決めたこと)を隠していたことが、今回、強調されました。

12月27日、三井さんが席を外したときに、松浦秘書らが、その特例措置をひそひそと話していた声がテープに残されていたのです。すごい証拠です

そのことに関して、松浦被告は、特例措置が決まったのは翌年1月だったなどと、開き直っています。重要なのは、三井さんの今後についての重要な情報を知っていながら三井さんに隠ぺいしていたことなのです。話題をそらしているのです。

さらに、松浦側は、「有権者の心をひきつける活動を先頭に立って行うことが候補者の使命」であるのに、「三井さんにはその気概が初めから最後までなかった」と、また三井さんの人格攻撃をしてきました。

その点に関して、有権者の心を三井さんに引き付けるようにしなかったのは松浦被告側だと三井さんは反論しています。例にあげたのは、ポスターです。

選挙当時、ポスター製作など必要なものはできるだけ地元で頼みたい、地元を大事にしたいと、三井さんは話していました。三井さんの選挙区は秋田3区ですから、3区で買い物をするのは候補者の選対を預かる人なら、当然です。しかし、地元ではポスター作成をせず、秋田市の会社を使っていました。

私は、4月に選挙があった秋田県会議員のポスターを掲示版で目にしましたが、それぞれ立派なポスターでした。ポスタ―の下に小さく印刷会社名が記載されていましたが、1人を除いて、全候補者が、地元の印刷会社でした。

三井さんの選挙で、自分たちに都合がいいと思われる秋田市の会社に発注していたのは、ポスターだけではありません。選挙カー備品や、看板など数多くありました。そういえば、選挙ポスターも上限よりずっと少なく作られて、ポスター貼りの人件費を浮かしたことは訴状にも書かれていましたね。ついでに言いますが、三井さんの事前ポスターも他の候補者に比べ極端に少なかったですね。

最後に、最もあきれたことを書きます。

被告側は三井さんに「政党交付金は選挙に使えない」と言ってだましてきました(録音証拠あり)。だからでしょうが、松浦側は、な、なんと「その当時は、政党交付金は選挙に使えないと思っていた」と言ってきたのです。

ところが、すぐ後に出した被告側準備書面で、松浦被告は、三井さんの政党交付金をため込む必要などなかった、なぜなら「(松浦の)選挙に必要な費用は政党交付金として交付されていたから」と言っているのです。松浦被告の嘘がばれました。自滅ですね。

大倉 由紀子 (さみどりの会 *)

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▲読売新聞 秋田版 2014/5/21

(*)2012年の衆院選で落選した三井候補は、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。「さみどりの会」の由来だ。これまでの報道・報告は左下 Moreをクリックしを。c0166264_15134969.jpg

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by bekokuma321 | 2015-05-18 22:50 | 秋田