2017年7月8日、9日、全国フェミニスト議員連盟サマーセミナーが岐阜市で行われた。その最終日、アピール文が採択された。政界への女性進出を促す法制定を要望するとともに、女性の政策決定への女性進出のために運動していく決意がうたわれている。全文を紹介する(写真下)。

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☆☆☆ 全国フェミニスト議員連盟サマーセミナー in ぎふ アピール ☆☆☆

「おんさらんかな 岐阜へ」の呼びかけに応えて集った私たちは、全国フェミニスト議員連盟サマーセミナーinぎふで、充実した学びと共感、新たな出会いを得ました。

岐阜県には100万人以上の女性がいますが、女性の議員は74人しかいません。県議会に3人、6%、市町村議会に71人、12%です。岐阜県内42市町村のうち女性がひとりもいない、いわゆる「女性ゼロ議会」は7つあります。

国会では、集団的自衛権、安全保障関連法についで、共謀罪が強行採決されました。森友・加計問題に対する政権対応も加わっての国会運営への不信の高まりが、先の都議会議員選挙の投票行動となって表れたといえます。

一方、女性たちは、女性参政権行使71周年にあたる今年4月10日、「政治分野における男女共同参画の推進に関する法案」の成立に向けて、全国各地から、集会、マ―チ、記念イベントに集結しました。女性団体の呼びかけに応えた超党派の議員連盟による法案制定への流れを受け、全会一致の議員立法が今国会で成立のはずでした

しかし、この法案が審議されることになる内閣委員会が開かれないありさまでした。6月15日早朝の共謀罪をめぐる中間報告・強行採決が、同法案の会期中の成立断念という事態を招くことになったのです。

「女・子どものことは後回し・政局優先」に、いつまでたってもジェンダーがメインストリームにならない国の姿をみせつけられました。

世界の国会における女性議員比率のランキングで、日本は世界193カ国中164位です。男女平等の議会運営は民主主義のバロメーターです。議会構成が男性に偏っていることが、ある意味、議会制民主主義を吹き飛ばす国会運営にしています。先の国会の異常ぶりは、日本の男女不平等の象徴だと見ることができます。

「2020年まで30%に」女性議員を増やすことは政府の目標です。しかし、「女性ゼロ議会」はここ岐阜県ばかりではなく、全国に多数あります。町村では3分の1が女性ゼロ議会です。

政治分野に女性議員が増えることは、政策課題を確実に変化させ、その結果、社会全体に質的な変化をもたらします。女性議員を増やす一助となる「政治分野における男女共同参画の推進に関する法案」の1日も早い実現を強く望みます。

私たちは「女性が政治を変える!知恵と勇気と友情で!」を合い言葉に、女性の政治参画を拡大すること、ともに歩みを進めていくことを、ここに宣言します。

2017年7月9日
2017全国フェミニスト議員連盟サマーセミナー in ぎふ
参加者一同


【写真】参加者のほぼ全員による集合写真。中央花束左が森川幸江(元岐阜市助役)、その左が村山鏡子(下呂市副市長)、その左が井上いほり(岐阜市本荘自治会連合会長)、花束右が高橋かず江(岐阜市議)、その右が福島みずほ(参議院議員)、その右が白井えり子(日進市議)ーー中心となった人やパネリストのみなさん。敬称略[伊藤まさ子提供]

【注】アピール文中のリンクはFEM-NEWS編集部。
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by bekokuma321 | 2017-07-10 16:08 | その他