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9月30日、秋田市で、「知ってた? 政党交付金」という集会が行われます。

今、なにかと話題の政党交付金ですが、私たち一人一人の税金だということは案外知られていません。

「政党交付金訴訟」ともいえるのが「三井候補秋田追放事件を究明する裁判」です。秋田地裁に政党交付金をめぐって提訴した三井マリ子原告、近江直人弁護士、森田祐子弁護士が、政党交付金の謎をわかりやすくお話します。ぜひ、お出かけください。

時:9月30日 午後1時
所:ルポールみずほ

チラシを見たいかた、印刷したいかたは、こちらをご覧ください。
さみどりの会(支えてくださいのページをどうぞ)


ふじみつこ
(アーティスト、さみどりの会)
さみどりの会(*)

(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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by bekokuma321 | 2015-09-30 08:34 | 秋田

c0166264_1459215.jpg三井マリ子さんは、2012年の衆議院選で、秋田3区から民主党秋田県連の松浦大悟代表に懇願されて立候補しました。

その選挙における政党交付金について、選挙資金を実質的に管理していた民主党県連の松浦代表の当時の秘書らに不明朗な会計処理をされたと主張して、約2,700万円の損害賠償を要求する裁判を起こしました。

この度、三井マリ子さんのまとめた「陳述書2」を読む機会に恵まれました。  

実に緻密に記憶をたどり、証拠となる口座の流れ、通帳の記帳の確認、口座開設の筆跡、押印した印の字体の差異など、こまごまとした確認作業を地道に行っています。選挙違反になれば、選挙の出納責任者に名前を使われてしまった恩師に迷惑をかけることになると思いあたり、調査を続けます。

なんと忍耐強く、なんと粘り強く・・・。読んでいて胸が苦しくなりそうでした。三井マリ子さんにここまで闘わせたものは、なんなのか。

「男女平等」「女性の地位向上」のための社会づくりの一助となりたいと思って活動している1人である私にはわかります。裁判の道を選んだ原点には、男女平等の社会を作ろうとしてきた懸命さを利用されてしまった悔しさと怒りがあると思います。

落選して5日目の夕方、5人が突然やってきてつるしあげられた様子がこう書かれています。

「私が1人でいる時に5人が突然、何の約束もなく、闖入してきたこと自
体、 闖入された者にとって恐怖以外のなにものでもありません。支援者
からの電話に応えている私の言葉が冒頭に録音されていますが、その時点
ですでに部屋の中にまで闖入してきているのがわかります。こちらに心の
準備がないことを承知の上で、5対1という数で威圧し・・・」

その衝撃は、まるで後から殴打されたようだったろうと私は感じます。三井さんは、「なぜだ」と疑問を思い始めたことが調査に向かったきっかけのようです。

c0166264_1545769.jpgわたしは、個人の問題を社会化して政治課題として解決していくことが政治家の仕事と思っています。ですから、純粋な気持で市井の人々、市井の女性たちと問題を見つけてはその解決に向かって取り組んできました。しかし、その取り組みは困難に満ちています。厚い壁があるのを感じます。

その壁を知っている三井マリ子さんは、国政に立候補していずれ当選ということになれば、困難な課題を解決する糸口が見つかるに違いない、と思ったはずです。

だからこそ、当初は固辞していたのですが、家族と離れて秋田移住という困難を承知で、しかも2012年当時、民主党には大逆風が吹き荒れ全く当選の見込みがないことを承知のうえで、立候補を決意したのです。

それが、周到な計画があったようにも見える政党交付金の不明朗な使い方をされたのです。

(続きは左下Moreをクリック)

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by bekokuma321 | 2015-09-27 15:14 | 秋田

朝日の「検証 政党交付金20年」は、まだ続いています。私の感想も、続、続、続の続となりました。

今日(9月26日)の見出しは、「政党交付金支出9%減、選挙費は大幅増」「みんな解党8億円返還」。

9月25日、総務省が2014年分の政党交付金使途等報告書を公表。支出総額は325億円で、そのうち、選挙費用は87億円でした。

どうしても三井マリ子さんの衆院選と比べてしまいます。

マリ子さんが代表する政党支部に政党交付金がはいったのですが、通帳を管理していたのは、松浦大悟事務所のひとたち。その人たちは、マリ子さんに、なんと「政党交付金は選挙に使えない」と何回も言っていたのです(証拠あり)。国会議員の秘書の人たちです。政党交付金を知りつくしているはずの人たちが、「政党交付金は選挙に使えない」などと繰り返していたのです。本当に腹が立ちます。

朝日は、解党したみんなの党が、政党交付金を使い残したため、8億2600万円を国庫に返納することも書いています。なんて、いさぎよいこと、と思いましたが、何のことはない、4億7千万円を20人の議員で山分けしていました。1人あたり2千万円以上。山分けした残りが8億円以上あったので返還するというわけです。

政党交付金の根拠となっている政党助成法は、「政党本部や支部が解散した場合、余った政党交付金を国に返還するよう定めている」からです。

それにつけても思い出すのは、昨年11月、マリ子さんが、自分が代表の政党支部を解散して、政党交付金の残りを国に返還するよう民主党本部に預けたことです(↓ 領収書)。

みんなの党みたいに巨額ではないのですが、400万円ほど返還されるはずです。本当に民主党本部は返還したのでしょうか。知りたいです。
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これには裏話があります。

「政党交付金は選挙に使えない」とマリ子さんに言って選挙を仕切った人たちは、政党交付金を使い残しました。そして選挙後5日目、マリ子さんは「ここは12月まで」と、追い出されてしまいます。

こうして秋田を去ったマリ子さん。その後、何度か選挙を仕切った人たちに手紙を出しますが、まったく無視されます。

しかたなく、1人で秋田まで何回か来て、銀行で「会計担当と連絡がつかない」と言ったら紛失届を出すようにアドバイスをされ、紛失届を出しました。

その後、銀行はマリ子さんにこう言ったそうです。

「松浦事務所の人が、わたしどもの窓口においでになって、『口座からお金をおろそうとしたけどおろせない』と苦情がありました」

めでたし、めでたし・・・。

大倉 由紀子 (さみどりの会*)

▼朝日新聞2015.9.26「検証 政党交付金20年」(クリックすると大きくなります)
 

(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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by bekokuma321 | 2015-09-26 20:11 | 秋田

政党交付金裁判

今日も(9月24日)、朝日は「検証 政党交付金20年」という記事を掲載しています。

9月7日 9月13日に続いて3回目です。今日の見出しは「高まる収入依存、自民6割、民主8割」。

2013年、自民党は150億6千万円、民主党は77億7千万円の政党交付金が交付されました。それぞれ全収入の6割、8割だというのです。政党交付金がなければ政党が存続できなくなっている現状にびっくりしました。 
                                         
朝日は、政党交付金ほしさのために、政治信条をかなぐり捨てている議員がいることを指摘します。いい例が維新の会。安倍首相寄りの大阪系議員は内閣不信任案に賛成したくなかったが、賛成と決めた党本部に従って賛成したというのです。離党させられると政党交付金を受けられなくなるからだと言います。大阪系議員は「先立つものがないと活動を続けられない。仕方ない」。

共産党が「政策立案能力が育たなくなる」と言っていますが、あたっています。共産党は唯一、政党交付金の受取りを拒否している政党です。

三井マリ子さんは、この政党交付金が不明朗に使われたと、秋田地裁で裁判を起こしています。日本で初めての「政党交付金裁判」ではないでしょうか。

私は、政党交付金について全く知りませんでしたが、裁判を支援しながら政党交付金について少しずつわかるようになりました。だいぶ前の裁判に出された証拠ですが、松浦大悟代表の2つの政党支部が受け取っていた政党交付金の額を見て、マルがひとつ多いのではと驚きました。
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[▲政党交付金入金額の推移。単位は円。「参1総支部」は参議院議員の組織、「県連」は民主党秋田県連。近江直人弁護士作成]

これも、裁判で知って、あきれたのですが、被告側は「政党交付金は選挙には使えない」と何度も三井さんに伝えていました(録音の証拠あり)。これが全くのでたらめだということは、今ならマリ子さんはすぐわかるはずです。でも、選挙当時はわからなかった。第一、候補者は朝から晩まで外で遊説ですから、会計は他人任せ、蚊帳の外です。

それをいいことに、民主党本部から秋田3区に来た政党交付金をできるだけ使わず、マリ子さんの後援会などのお金を使っていたのです。そうやって残した政党交付金を、マリ子さんの名で「基金口座」をつくってそこに移し替えていました。マリ子さんがいなくなれば、残した政党交付金を勝手に使えるからです。

民主党は、マリ子さんを秋田3区の政党支部の代表にしました。政党交付金は、そのマリ子さんの選挙・政治活動のために秋田3区の政党支部に交付されたのです。それなのに・・・。

政党交付金は国民の税金です。政党の健全な発展、民主政治のために作られたのだそうですが、とてもそうは思えません。

大倉 由紀子 (さみどりの会*)

▼朝日新聞2015.9.24「検証 政党交付金20年」(クリックすると大きくなります)
 

(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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by bekokuma321 | 2015-09-26 11:56 | 秋田

c0166264_10381458.jpgたった今、三井マリ子さんが書いた「陳述書2」を読み終えました。

2012年の衆院選において、彼女がどんな嘘と罠に嵌っていたかを私は初めて知ることができました。 

彼女の提起した問題は、彼女個人の問題ではなく、女性への警鐘でもあり、教訓でもある、とりわけ政界に身を置く女性、これから政治を志す女性たちにとって、学ぶべきことが無数にある、と私は確信しました。

思えば、彼女が遭遇した数々の嘘と罠は、彼女が提訴しなければ公にならなかったことです。彼女は、この事件の衝撃とストレスから身体が全く動かなくなるという症状に苦しみながらも、敢然と闘う道を選んでくれました。本当に感謝します。

「陳述書2」を読みながら、怒りでいっぱいになりました。矢も楯もたまらずパソコンに向かっています。どうしても抑えられない怒りは、次のような事実から来ています。係争中ですから、「事実」と言わずに「疑念」と言うのでしょうが、証拠が出されていて100%「事実」だと確信を持ったところだけ、書いてみます。

1.三井マリ子を政党支部の代表にして、政党交付金を受け取ることにした。手始めに、政党交付金が振り込まれる口座は、代表の三井の委任状なしに開設した。

2. 三井マリ子の個人口座や後援会口座から、三井に黙ってカネを引き出して、選挙・政治資金に使い、それに対して、支部に振り込まれた政党交付金は、余り手をつけずに繰り越しをした。三井には「政党交付金は選挙に使えない」などと真っ赤な嘘をついた。

3.選対の不真面目な実態は書きつらねればきりがないが、公選ポスターでさえ公費の半額分しか作成しなかったことは象徴的である。ポスターは公費でもポスター貼りは自費だから、枚数が多ければそれだけ労務費がかさむからだろう。しかも数少ないポスターでさえ、実際は貼らなかったのに貼ったことにして領収書を偽造して、その労務費を横領着服した。

4. 三井マリ子(代表である)が選挙の収支報告書を見せてほしいと何度か要求しても、それに応じなかった。

5. 民主主義の根幹である党の会議を、代表である三井が要求しても開こうとしなかった。

三井マリ子は、女性が馬鹿にされた時に毅然とした態度で今まで戦ってきました。根っからのフェミニストです。そのフェミニストを手玉に取ってやろうとしたとすれば、余りにも不埒な考えです。怒り心頭です。

私は議員をして長いのですが、議会という世界でも、女性というだけで、どれだけ馬鹿にされ、苦しめられてきたことでしょう。いつも戦場にいるような私たち女性議員です。

この瞬間ですら、痛みに耐えかね悲鳴を上げ、同志に助けを求めている女性議員はたくさんいます。しかしフェミニストは不正に屈しません。そのフロントラインで戦ってきたのは三井マリ子です。三井マリ子が泣き寝入りすると思ったら、大間違いです。

高橋ブラクソン久美子(埼玉県狭山市議会議員、さみどりの会*)


(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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by bekokuma321 | 2015-09-16 02:08 | 秋田

9月13日の朝日新聞に「検証 政党交付金の20年」と題し、政党交付金に疑問を投げかける記事が出ていました。9月7日の続きです。

朝日は、共産党を除く政党は、政党交付金の多くを「選挙」のために使っていると書いています。つまり選挙のない年は、できるだけ使わずに貯め込んで翌年に繰り越して、貯め込んだ政党交付金は、選挙がある年に、政党のテレビコマーシャルや新聞広告に使うというのです。

本来、政党交付金は政治活動に使う1年単位の資金であり、年内に使わなかったら国に戻すと決まっているらしいのです。でも、それは建前で、「基金」という新しい口座をつくって、そこに移しておけば、国に戻さなくてもいいというのです。

朝日の見出しは「参院選実施の2013年」「前年までにため一気に支出」。これは、秋田3区の話だ、と思った私です。

三井 マリ子さんの衆院選は2012年で、その選挙の総責任者松浦大悟参議院議員は、翌2013年に参院選でした。

マリ子さんが立候補した頃を考えてみますと、民主党は、消費税だけでなく福島の原発処理の不手際など、国民から見放されて、大逆風が吹き荒れていました。国会議員の離党があいつぎ、その周りの党員や支援者が大量離党・離反していきました。秋田3区もそうでした。負けが目に見えていた民主党から立候補する人などいるわけがありません。

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そんな時ですから、民主党秋田は関係者を総動員してマリ子さんに説得を続けた。偶然ですが、民主党関係者の勧誘をマリ子さんが断ったその場面に、私は居合わせました。 その後も勧誘は続けられ、マリ子さんは、秋田に移住して政治活動をする決意をします。

そんなマリ子さんに対して、懇願した民主党は、あろうことか最低限のポスター代さえケチるなど経費を抑え込みました(写真)。

マリ子さんは予想通り落選でしたが、「秋田で政治活動を続けます」と発表をしました。全国の友人から寄せられたカンパで何とか政治活動を続けられると思ったそうです。 ところが、マリ子さん個人に寄せられたカンパはほぼ使い果たされていたことが後でわかります。

一方、マリ子さんを代表にした秋田3区の民主党支部に入った政党交付金のほうは残されて、 「基金」口座に移されていたのでした。

そして、マリ子さんは秋田を追い出されます。

政党交付金の必要性に関して、自民党関係者は、「交付金を配ることで落選者も新人も政治家を続けられる」と朝日で言っています。政党交付金は厳密には支部に出るのですが、支部代表は候補者ですから、落選した三井マリ子候補が秋田で活動を続けるための資金だったのです。

しかし、マリ子さん(支部代表)がいなくなれば、民主党秋田の関係者が使えます。では、誰が使おうとしたのでしょう。

「参院選実施の2013年」「前年までにため 一気に支出」という朝日の見出しを見て、まさにこれだと私は膝をたたいたのでした。

大倉 由紀子 (さみどりの会*)

▼朝日新聞2015.9.13「検証 政党交付金20年」 (クリックすると大きくなります)
 

(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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【写真:2012年の衆院選中、ポスターを貼り直す運動員。三井候補のポスターは公費の半額分の枚数しか作られなかった。さらに、民主党幹部らがポスター貼りをしていないのにしたことにして労務費を横領した事実が後の警察捜査で判明した。よって豪雪などではがれたポスターのほか、初めから貼られなかった掲示板が多くあったと三井代理人の近江直人弁護士は主張している】
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by bekokuma321 | 2015-09-15 16:31 | 秋田

いやな予感

三井マリ子さんから「民主党公認で秋田3区から衆院選に出ることになった」と聞かされたのは、2012年の10月ごろだったでしょうか。

あまりの突然の話に何を言ってよいかわからず呆然としましたが、同時にいやな予感がしたことを覚えています。

取りあえず、東京にいて悩んでいてもどうにもならないので、選挙区を訪ね、私に何か出来ることがあるのか考えることにしました。

公示の1週間前ごろ、秋田3区の中心地である横手に向かいました。新幹線からローカル線に乗りついで、横手駅に到着。降りたら、三井さんの友人が車で迎えてくれました。

車で10分ほどだったでしょうか、市街地から離れた田んぼの中に自宅兼事務所の建物はありました。周りには店どころか住宅もなく、こんなところで選挙するのか、と呆れました(写真下)。

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朝早く起きて、三井さんの街頭演説に付き合いました。選挙に出る人なら誰でもすることですが、名前と顔を覚えてもらうために、駅前とか繁華街に立って、マイクを握って簡単な演説することです。

広い幹線道路の車が通り過ぎて行く交差点に立って、三井さんは一生懸命しゃべっているのですが、少子化克服・女性の雇用拡大など、その中身は、車の中の人には聞こえるわけがありません。寒空に女性が1人立って手を振っているというだけだったと思います。

数日滞在して、秋田3区というところに全く土地勘はないし、私に出来ることはないと結論付けました。寒さに気をつけなければいけない体調でもあったため、帰京しました。

さて、いやな予感がしたというのは・・・・。

私は、三井さんを学生時代から知っていましたが、1989年、東京都議会議員選挙を手伝ったことをきっかけに、その後、三井さんの秘書として付き合いが濃くなりました。

その選挙は、私にはビックリするようなものでした。三井さんは社会党(現社民党)公認候補で、しかも現職の都議会議員だったので、私は、選挙区の社会党の区議さんが全力で選挙をやってくれるものだと思っていました。ところが、そうは見えませんでした。選挙というものが初めての経験だった上、社会党内の事情を知らなかった私は、不思議に思いましたが、しだいにわかってきました。社会党内に巣くっていた根深い左右の路線の対立が、三井さんの選挙にも色濃く影を落としていたのでした。

もちろん三井さんは左右の路線対立とは一切関係なかったので、いい迷惑だったのですが、左右双方から批判めいたことも言われ、つらい選挙だったと思います。幸い三井さんも私も、市民運動をしていましたので、そのネットワークをフル回転させて選挙運動をして、トップ当選を果たしました。

都議会議員としての三井さんは、男女平等・女性解放の立場から様々な業績をあげ、私も楽しくサポートさせていただきました。しかし、選挙の時に味わったつらい経験は、その後も表れては消え、消えてはまた表れ、後の社会党離党までつながっていきました。
 
2012年秋、三井さんから、民主党からの熱心な勧誘があって立候補を決断したと聞いて、また政党に都合よく利用されるのではと、とっさに昔が思い出されました。それが冒頭のいやな予感につながりました。

c0166264_23284126.jpg残念ながら、私の、そのときのいやな予感は当たってしまいました。

今回は、政党内のいざこざではなく、もっとたちが悪そうです。選挙が済んだら三井さんを追い出そうとしていたらしいのです。周りに店も住宅もない田んぼに囲まれた郊外の自宅兼事務所に到着した時、こんなところで選挙するのか、と呆れたのですが、追い出すつもりだったら、あそこは最高のところでした(写真上)。

それだけではなく、選挙の収支報告書を候補者本人に秘匿、隠し口座の作成(被告は「知らせた」などと主張)、銀行口座のなりすまし開設、ポスター貼り労務費横領というまったくお粗末なことまでやってくれました。

当たり前ですが、政党の支部代表がいなければ政党交付金は受け取れない。そこで三井さんを支部代表にまつりあげて政党交付金を受け取り、それを流用しようとしたらしいのです。

政党として許されないことです。民事裁判という手段は限界のあるものですが、真相が明らかにされることを祈っています。

木崎 志づ香(さみどりの会*、介護福祉士・介護支援専門員)

【写真上:三井マリ子自宅兼事務所の前に広がる風景。秋田3区の民主党総支部事務所も兼ねさせられた。その隣にあったプレハブが選挙事務所にされた。2012年11月末ごろ撮影。 写真下:「少子化克服には女性の雇用拡大」と街頭演説をする三井さん。2012年12月】

(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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by bekokuma321 | 2015-09-11 23:37 | 秋田

c0166264_12505718.jpg今朝の朝日新聞(2015/09/07)は、政党交付金のあきれた使いかたについて、1面と2面を使って報道しています。「検証 政党交付金20年」という特集です。

三井マリ子さんが今、秋田地裁で争っている裁判は、まさに、この政党交付金のあきれた使い方をめぐって、です。

私は昨年1 月、第1 回目の裁判を傍聴しました。マリ子さんは法廷で、なぜ提訴したかを陳述しました。

選挙後、マリ子さんは、代表である自分の名前で出された選挙収支報告書を、会計をした参議院議員秘書(当時)に見せてほしいと言っても見せてもらえず、年が明けてから催促しても取り合ってもらえませんでした。しかたなく一人コツコツと調査し証拠を集めたところ、政党交付金の使い方に疑惑を見つけたのです。

マリ子さんは、代表に見せられないような支出をしたのなら、「選挙資金の大部分は政党交付金であり、これは全国民が1人250円を出し合った血税なのだから、国民を裏切る行為だ」と法廷で言いました。

政党交付金は、朝日によると、2013年は357億円が各政党に交付されています(共産党を除く)。その3分の1の104億円は人件費だったというのです。その人件費の実際の中身は、秘書への給料、選挙対策費、息子の飲食費や生活費、情報提供者への謝礼金だったとか。人件費には領収書をつけなくてもいいので、「ばれるとまずい支出」は人件費という名目にすればいいからだそうです。

この欺瞞に満ちた使い方について、私はよく理解できました。マリ子さんが2015年6月24日の裁判に提出した「陳述書2」を読んでいたからです。「陳述書2」13ページ「人件費は領収書がいらない」から引用します。

【(前略) いったん基金口座に積んだ政党交付金の残金は、次の年におろして、収入に組み入れて堂々と使うことができるのです。 その支出の仕方も、最近知ったのですが、人件費や1件5万円以下の支出であれば領収書はいりません。 また人件費以外でも、5万円以下に分割することによって、いつ、何に、どのくらい使ったかを公開しなくてよいようになっているのです。 これが今日の政党交付金制度なのです。 しかし、私が紛失届を出したおかげで、私が代表である第3総支部に交付された政党交付金の残りは、参議院議員らによって勝手に使われることはなくなりました。】

人件費に入れてしまえば領収書がいらないとは驚きです。その理由は、朝日によると、「秘書らの年収が分かり、プライバシーに関わる」からだそうです。政党交付金は国民の税金です。1円に泣く庶民を愚弄しているとしか言いようがありません。

民主党秋田県の先輩議員や秘書たちは、選挙5日後、前触れなく集団でマリ子さんの自宅兼事務所にやってきてマリ子さんを追い出しにかかりました。打ちのめされたマリ子さんは、秋田を去ります。

ところで、マリ子さんの衆院選では政党交付金が440万円残りました。今秋、この政党交付金は国庫に返還される予定です。

政党交付金の残金は国庫返納と決められていても、実際は国庫返納する政党支部などほとんどありません。法律に例外を作っているからだそうです。「基金口座」をつくってそこに残金を移すと、翌年使えるというものです。

マリ子さんが秋田にいられたら、翌年、自分の政治活動に使えました。代表であるマリ子さんを追い出したら、そのカネは、追い出した側が「人件費」などに勝手に使える。そこでマリ子さんに、「基金口座を作らないと罰せられる」と脅してまで口座を作らせました。そして真相を悟られる前に、マリ子さんを秋田から追い出しにかかったのだと思います。

ところが、秋田を去ったマリ子さんは、調査の途中、秋田銀行に出向いて「会計担当者にいくら連絡しても返事がないので困っている」と訴えました。そして紛失届を出した。その結果、マリ子さんを追い出した側は、基金口座から政党交付金を引き出せなくなってしまったのです。

ということで、マリ子さんが代表だった民主党秋田第3総支部の政党交付金440万円は、マリ子さんから民主党本部に戻され、党から国庫に戻されることになりました。国庫に返納されるのは今秋だそうです。

「長い物には巻かれろ」ではダメだーーこの裁判で私は学びました。

大倉 由紀子 (さみどりの会*)

▼朝日新聞「検証 政党交付金20年」 (クリックすると大きくなります)
 [朝日2015.9.7_1面]

 [朝日2015.9.7_2面]

【写真:第1回裁判の報告会にて。左から森田祐子弁護士、三井マリ子原告、近江直人弁護士、澤入満里子弁護士。秋田市内】 


(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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by bekokuma321 | 2015-09-08 13:01 | 秋田

三井マリ子さんの「陳述書2」(三井マリ子VS松浦大悟裁判が開かれている秋田地裁に6月24日出された)を読み、彼女の話を聞いて、感想を述べます。

三井マリ子さんは、私が30数年前に出会った、「男女が平等に生きる社会を求める運動」の心から信頼できる仲間です。一緒にずいぶんたくさんの行動をしました。その後も、私は彼女の生き方を支持し、応援してきました。

彼女は本当に純な人です。いつも理想に向かって行動し続ける・・・そして何歳になっても世間ずれしない、バカ正直でお人好し、打算がまるでない人なんです。

その彼女に白羽の矢を立てた民主党秋田を代表する被告らは、再三にわたり三拝九拝して、ほとんど勝ち目のない衆院選への立候補を頼み続けました。

その熱心さに根負けした彼女が、2012年当時の政治状況からして当選が殆ど期待できないことを覚悟しながら、「秋田に女性を生き生きさせる運動の端緒を作ろう。民主党はソレができる政党と信じて」民主党秋田の第3総支部(衆院選の秋田3区)から立候補したわけです。

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彼女は「全力を挙げて支えます」という被告らの言葉を信じ、政党交付金に関する事務的な知識は殆どないまま、候補者として全力で闘いました。民主党に一番不利だった時期に、あえて民主党を背負う覚悟を決めて、しかも出身地といっても、離れて長いため、縁者はきわめて少なく、地元での彼女の知名度ゼロから始めて、供託金没収ライン以上の得票を獲得しました。

秋田に移住してまで闘った彼女に対して、選挙後にとった被告たちの一連の行動は、不可解としか言いようがありません。

選挙に関する資金の流れを彼女に十分に説明をせず、彼女の名を代表名として提出した「選挙運動収支報告書」を、再三要求したにも関わらず見せなかった。また彼女の個人通帳から無断で何度も金銭を引き出したり、彼女の知らない秘密の通帳を作ったり、常識では考えられない支援体制だと私には思えます。

選挙後、彼らに何度連絡しても返事がないので、三井さんは、健康も不調な中、秋田へ何度も調査に行き、独力で一つ一つを掘り起こした結果、上記の動かせない事実が判明したことがわかりました。

私から見て、彼女はあまりにも人を疑うことがない、童女のようなところがあり、歯がゆく思うこともあります。世の中には、責任者となった以上、徹底して目を光らせて、自分が承知していなければならないことがあります。今となって思えば、その点で、厳しさが欠けていたかもしれません。

そんな彼女を利用して、れっきとした政党の幹部や国会議員、国家公務員、地方の政治家と名乗っている人たちが、資金を残すために企んだ、とは考えたくないのですが、もしそうではないと言うのでしたら、納得のいく説明が必要です。

このままでは、民主党全体の名誉にも傷がつきます。政治家は、ご当地で権力を誇ってムリを通しても、この社会全体のどこからでも見られているのです。

少なくとも、銀行通帳を彼女になりすまして作ったり、彼女に隠して出し入れしたり、選挙運動収支報告書を見せないなどは、背任のそしりを免れません。それに、銀行が、事実の解明を有耶無耶にするような行動に出るなど、この日本で通用することではありません。

裁判所の正義に基づく判断を心から望んでいます。

秋田の有権者、とくに秋田の女性のみなさん、すべての人が人として尊重、協力していける社会をご一緒に作りましょう! 心から呼びかけたいと思います。

2015年7月30日 

仲野 暢子(「行動する女たちの会」元会員、元中学校教員) さみどりの会(注)

【写真:横手市の朝市「あばだらけ」。お母さんたちだらけという意味の秋田弁。この朝市「あばだらけ」では、近隣の農家の女性たちが毎朝、自分の家でつくった野菜、花、漬物などを持参して売る。朝市に出る「あば」たちは当番制。横手市は秋田3区の中心的な自治体。有名な「秋田おばこ」は若い娘のことを言い、中高年女性は「あば」】


(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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by bekokuma321 | 2015-08-12 10:03 | 秋田

20年前を思い出して

c0166264_22442297.jpg 三井マリ子VS松浦大悟裁判に関しては、FEM-NEWS等で大体知っていたつもりでしたが、「訴状」も前の「陳述書」も読んでいないので、「陳述書2」を読んで初めて全体像が分かった気がします。

私がとくに興味を持ったのは「8 後援会会計が出納責任者に」の章です。

これを読んで、選挙運動の出納責任者になっている人を、三井マリ子本人が(以後マリ子と呼ぶ)選管に行って「選挙運動収支報告書」を見るまで知らされていなかったことに、とても驚きました。

マリ子が初めて衆議院議員選挙に挑んだのは1993年、それまでの東京都議会議員の座を蹴って、しかも無所属での立候補でした。

当時は「政党交付金」なるものがありませんでした。しかも、無所属ですから全ての選挙資金は友人や知人をはじめ、支持者からの寄付に頼るしかありませんでした。

私はマリ子の同級生として、マリ子の選挙区である杉並に住んでいたこともあり、マリ子が都議に初めて立候補したときから事務所の会計をはじめ、あらゆる仕事を手伝っていました。

後援会の名は「三井マリ子と新しい政治を創る会」でした。衆院選に出ることになり、都議時代からあったこの後援会の口座を受け皿にして寄付を集めました。大学の同級生や同窓生を中心にさまざまな運動をしたように記憶しています。そして私は、寄付者への領収書発行などの事務にも当たりました。

結果的に私は、「後援会の会計」と「選挙運動の出納責任者」を一人で引き受けました。誰から頼まれたわけでもなく、自然にそうなったと思います。

落選という形で選挙は終わりましたが、三井マリ子を政界にと期待する支持者はたくさんいました。落選後の赤字解消のために催した上野学園 石橋メモリアルホールでのオペラ・コンサートは大盛況でした。事務所を閉じる時も沢山の仲間が集まり、ワイワイと大勢で片付け作業をしたことを思い出します。

選管への「選挙運動収支報告書」は、出納責任者である私が作成しました。後援会のほうは、いずれ又、彼女が選挙に出ることを考えて、そのまま維持し、毎年、入出金の少ない収支報告書を書いては選管に提出し続けました。その度にマリ子本人のチェックを受けたことは勿論です。当たり前すぎて、言うまでもないことです。

後援会を閉じたのは、数年後、「もう政界復帰はしない」というマリ子の意思を確認した上でのことでした。

その後、マリ子は、女性議員増の鍵となる「クオータ制」を広めるため奔走します。クオータ発祥の地ノルウェーから現職の男女平等オンブッド(オンブズマンのこと)を招聘して国際会議を開催しましたが、すべて自分たちの手で資金を集めて成功させました。私も含め大勢が企画運営にがんばったことを思い出します。

さらに、その後、大阪の男女平等推進施設の館長になったり、地方都市の男女平等オンブッドになったりもしたので、マリ子は、政界以外の場で、男女平等社会を実現する活動を続けていくものと思いこんでいました。

なので、2012年10月、マリ子から秋田で衆院選に立候補するという手紙を受け取ったとき、俄かには信じられなかったのは事実です。

秋田には知り合いが一人もいなかったため、マリ子に協力したくてもカンパぐらいしかできませんでした。それに突然の秋田移住、突然の解散総選挙でしたから、秋田の民主党の方々が責任を持ってやって下さると信じて、遠い東京から見守るしかありませんでした。

そして落選。さらに裁判!

「陳述書2」に記載されている、落選後にマリ子が受けた対応は、私には信じられないことが多く、ただ驚いています。

しかし、マリ子は、泣き寝入りせず、諦めず、しっかりと事実を調査し、提訴し、理路整然と文書で書き著わし、法廷で闘っています。それがマリ子の真骨頂だと、「陳述書2」を読んで改めて思います。

ところで、2013年11月に提訴した時の損害賠償請求額は2758万円1759円でしたが、2014年5月に、裁判官の勧告で供託金300万円が返還されたため、300万円が争点から省かれることになり、請求額は2428万1759円に変更されたということなのですね。

関連の報道によると、返還金300万円は、立候補した趣旨にしたがって、「秋田おばこのデモクラシーを考える会」を立ち上げて、秋田の女性議員増のための調査や広報に使うとされています。マリ子らしいと思います。

裁判の過程で、銀行口座開設に関わる不法行為だけでなく、政党助成制度の不備や、公職選挙法のザル法ぶりが、世に明らかにされることでしょう。

マリ子の闘いが、本人の受けた損害が賠償されるだけでなく、日本の法律や制度が改善されるなど、よりよい社会への道すじを開くことになると、期待しています。

勝訴を切に祈ります!!

高橋 三栄子(三井マリ子友人、さみどりの会*)

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 1995年から政党の公認候補には政党交付金が政党本部から候補者名義の銀行口座に振り込まれるようになった。政党交付金の原資は全国民1人250円の税金(▲秋田銀行前の三井マリ子、2015年6月24日)

【写真左上:「陳述書2」は甲151号証として、6月24日、原告代理人の近江弁護士から秋田地裁の齊藤顕裁判長に提出された】

(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
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by bekokuma321 | 2015-07-19 23:19 | 秋田