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c0166264_19105278.jpg政治資金をあれだけ私的に乱費しても、違法にならないらしい。もちろん舛添都知事のアレのことだ。

「違法性はない」のなら、その法律そのものが悪いにきまっている。ザル法は、ザルの穴をふさぐしかない。

調査した弁護士は、「宿泊費、飲食費、美術品などの一部が家族や趣味のためとみられてもやむを得ない不適切な支出だった」という。

趣味の美術品、家族との豪華ホテル宿泊にグルメ外食……自分や家族のための浪費を、政治活動だと「収支報告書」に記載していた。これが犯罪にならないなら、法律が悪いのだ。

舛添都知事の政治資金は、ほとんどが政党交付金だった。政党交付金は、日本国民ひとり250円の税金が原資だ。どうにも許せないのは、年収100万円の障碍を持つ人たち、年収200万円のシングルマザー、選挙権を持たない在日外国人・・・・みな、舛添に拠出しているのである。

年総額320億円。世界一の高額、もう、クラクラする。

その政党交付金は、政党ごとに山分けされて、総務省から各政党に送金される(共産党を除く)。送金されたカネは、その政党から政党の地方支部に流れる。

舛添都知事は、自民党を離党して新党改革の代表になった。彼は、自民党時代の「自民党東京都参議院比例区第28支部」、新党改革時代の「新党改革比例区第4支部」という2つの政党支部の代表である。ここに、政党交付金が計1億4880万円も送金された。これは支部の全収入の9割以上を占める。つまり彼は、公金を私的に乱費したのである(2009年〜2014年)。

政党交付金の根拠は政党助成法。「政党の健全な活動を促すため」につくられ、「政治活動の自由を妨げてはいけないから、何に使ってもいい」とされている。さらに「残金は国庫に返納」と明記されているのに、残金を貯めこめるように逃げ道がつくられている。「基金」に移せばいい。今となっては失笑しかない。

選挙制度を小選挙区制(批判をかわすために比例枠もつけた)に移行させるとき、抱き合わせで成立させた。20年経て、目を覆いたくなるほど醜い政治家を次々に生み出した。しかも、世界一高額のカネをかけて、である。

舛添都知事だけではない。選挙や政党交付金に長けている人たちの手にかかると、公金であるカネが、政治家個人が勝手に使えるカネに化けたり、「基金」という名で蓄財したりできる(下図)。そんなこと、国民には想像できない。私もまったく知らなかったが、2012年衆院選の苦い経験から学んだ。

北欧では、完全比例代表選挙だから、政治家個人の活動に政党交付金が回ることはありえない。

またフランスは、政党候補者に女性が少ないと、政党交付金が減額されるしくみをつくった。

舛添都知事流の事件は、これからも、かならず起きる。
政党助成法を改正するか、廃棄するしかない、と思う。


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【写真上:2015年11月の集会「変ね!政党交付金」チラシより】
【写真下:松浦大悟代表の収支報告書より】

さみどりの会(*)
さみどりの会_連載「衆院秋田3区の政党交付金」
秋田政党交付金裁判、和解
許されない政党交付金の貯めこみ (佐藤美登里)
普通のおばちゃんが考える「政党交付金、基金、国庫返還」(佐々木厚子)
基金に移されていた政党交付金の国庫返還(大倉由紀子)
ためこんで翌年一気に使う「政党交付金」(大倉由紀子)
なぜ手のひらを返して追い出したのか(佐藤毅)
普通のおばちゃんが考える「なぜ秋田市に集中消費?」(佐々木厚子)
政党交付金のうまみを熟知していて追い出した(岡橋ときこ)


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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判情報が掲載されている。なお、同裁判は2015年11月和解で終わった
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by bekokuma321 | 2016-06-07 19:19 | その他

新聞報道によれば、男子学生5人が女子学生に性暴力をふるったかどで、警視庁に逮捕された。東京地検は、うち3人を起訴。他2人を不起訴処分にしたが、なぜか不起訴理由を明らかにしなかった。(以下、全員、敬称略)

起訴された男性は、東大生の松見謙佑容疑者(22)、河本泰知(22)、東大院生・松本昂樹(23)。性暴力による心の傷は生涯癒えることがない。被害女性の屈辱は察するに余りある。加害者への厳正な裁きと更生教育を徹底すべきだ。

さて、不起訴2人のうち1人は、国家公安委員長だった山谷えり子の親戚にあたることをフェイスブックで知った。地検が前国家公安委員長山谷えり子の意向を忖度した? もしそうなら、とんでもないスキャンダルだ。

私は、かねてから山谷えり子の言動は国民の代表にふさわしくないと思ってきた。理由は、以下の通り(旬報社『バックラッシュの生贄』三井マリ子・浅倉むつ子編参照)。

c0166264_1712729.jpg1)山谷は福井出身であり、同郷の増木重夫一家とは懇意。増木重夫は在特会関西支部長(注)、その他さまざまな右翼的組織を動かす。豊中市の男女共同参画推進センター・すてっぷ館長だった私は、増木一家やその周辺の「自称市民団体」や市議らによって悪質なデマを流布され、いやがらせをされた。山谷は、その増木関連団体が主催する集会に何度もやって来ては、男女平等推進行政をやっつけた。

2)山谷は国会で「過激な性教育」「夫婦別姓は家庭を崩壊する」などとレッテルはりをして、科学的性教育を教える教員や、同姓強制に困っている女性たちをズタズタにしてきた。同じころ増木らは、高く評価されていた吹田市(豊中市に隣接)の性教育を担当する教員を恫喝。あげくに教員を口汚くののしり憎悪に満ちた“ヘイト・ビラ”を配布した。

3)山谷は、自民党の東京都参議院比例区第84支部の支部長である。この支部には、国民からしぼりとった公金である「政党交付金」が入金される。政党交付金は、「政党の健全な活動のため」という美名のもと、毎年政党に320億円が送金されて政党支部に還流されるからだ。使い残したら国庫返還が原則だ。しかし、舛添都知事の公私混同ぶりで明らかなように、国会議員の多くは国庫返還せず、貯めこんでいる。

山谷の貯めこみは、尋常ではない。以下、総務省の「使途等報告書」より。

2014年 2705万1161円
2013年 2018万3827円
2012年 1333万5194円
2011年  820万8802円
2010年  443万3405円

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▲2013(平成25)年分の使途等報告書。小川恵理子という本名が書かれている(山谷は、夫婦別姓に猛反対しながら、自らは夫の姓である小川を名乗らない)

山谷えり子国家公安委員長と在特会幹部増木重夫の関係
「日本会議」に向かって闘いを挑んだ本:『バックラッシュの生贄』を読んで
祝! ヘイトスピーチは人種差別の判決

【注:在特会とは、在日特権を許さない市民の会】
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by bekokuma321 | 2016-06-04 17:20 | その他

c0166264_13594346.jpg先日、舛添都知事が、政党交付金を、美術品に474万円、事務所家賃と称して自宅に1174万円使っていたと報道された。

昨日は、甘利元大臣と彼の秘書たちが不起訴というニュースがあった。建設会社からの現金600万円を懐に入れたり度重なる接待を受けたが、違法な口利きはなかった、ということらしい。

舛添知事や甘利元大臣だけではない。昨年は、小渕優子議員の収支報告書に1億円の未記載があったことや、田代郁参院議員(民主党)の秘書が1100万円を横領していたことも報道された。あまりに庶民感覚とかけ離れすぎていて、もう聞きたくないと耳をふさぎたくなる。

こういう金銭感覚の人間に、税金の使い方や政策方針決定を任せているのだから、恐ろしい。

日本のひとり親家庭の平均年収は、200万円ちょっとだ。障碍者の大半は、年収100万円以下だという。ひとり親の貧困率は、OECD33カ国でもっとも高い。つまり、日本のひとり親家庭は、世界で類をみないほどカネに困っている。

OECD調査によると、日本全体の相対的貧困率を見ても、失業率が20%を越しているスペインよりも高い。

スペインといえば、昨年の今頃、バルセロナ(写真)に反貧困の市民運動家アーダ・コラウAda Colauが市長に当選した。42歳。バルセロナ初の女性市長。

アーダ・コラウ市長の1年を取材したガーディアン紙記事(2016.5.26)を読んだ。弱者に心を寄せた、斬新な政治実践が詳しく紹介されている。

彼女は、「市民からカネをぶんどる特権階級は、これで最後だ」と、まず市長就任式費用をバッサリ。

さらに市長歳費を値下げした。これまでの14万ユーロ(1700万円)から2万8千ユーロ(340万円)に、つまり5分の1に減らしたのである。

そして、市長公用車を高級車アウディからミニバンに変えた。なんてカッコいい!

まだ、まだある。バルセロナ・グランプリ・サーキット予算400万ユーロの削減を提案し、空き地を保有する銀行には罰金を科す(注:住宅ローンを払えずホームレス激増したが銀行はへの河童)。一方、貧しい子どもたちの給食への補助金を復活させるという。

少数与党なので、何かというと議会の反対にあって、実行までの苦労や並大抵ではないらしい。それでも、やりぬく女性市長。

これこそ本物の政治家。

日本の政治家は、とんでもない高額の収入を得る。それに加えて、国会議員の多くが、黙っていても政党交付金を年1000万単位で受け取れる。政党交付金は「政党の健全な発展をうながすため」につくられた。名前からして「政党の活動費」だと思ってしまう。が、舛添知事(元参議院議員)スキャンダルで明らかなように支部長個人が使えるようになっている。

このような大金を自分勝手に使える政治家の目が、かけ持ちして働いても月20万に満たないシングルマザーに向けられるはずなどない。

しかも、この政党交付金、世界一高額である。

世界一高額の公金をかけて、目をおおいたくなるほど醜い政治家を生み出しているのだ。許せない!

Is this the world’s most radical mayor?
Ada Colau_Barcelona
Why do we want to win back Barcelona?(アーダ・コラウの属する政党の基本政策)
三木草子のバルセロナ・リポート
怒れる人たち、スペイン政治の中枢に

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内閣府「相対的貧困率 2010年」

★追記:朝日新聞によれば、舛添知事に夏のボーナス380万円が今月末に支払われる。バルセロナ市長の年収より多い。ついでに舛添知事の年収は2900万円。4年で1億5000万円だとか。
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by bekokuma321 | 2016-06-01 16:18

c0166264_0231454.jpgさみどりの会ホームページ(*)担当のふじです。

70年前の今日、1946年4月10日は、日本の女たちが初めて投票用紙を手にした日です。

女性に投票を呼びかける当時のポスターには、「新しい日本は何で築く、国民の内から盛り上がる命で築く……下から湧き上がる力は何で現す 国民の正直に書く参政の一票で現す」と。戦争で生き延びた命を一票に託そうという気持が伝わります。

その衆院選に79人の女たちが立候補して、39人が当選。70年経た今、女性衆院議員は45人ですので、ものすごい数です。大選挙区連記制だったからだそうです。

2012年、三井マリ子さんは、衆院選に立候補しました。落選後、違法的事件に遭遇し、
松浦大悟前参議院議員や秘書を提訴しました。裁判は和解で終結。さみどりの会のホームページに、三井さんは、衆院選を振り返る連載を書いてきました。

今、連載は、世界で最も女性の政治参加が進んでいる国のひとつノルウェーの選挙に移りました。

“弱者”を見捨てない政治をつくってきた、女たちの闘いと選挙制度について、足で書いたルポルタージュです。読んでますます「政治は女に任せな、あかん!」と思ってます。

女性参政権70周年、日本でも女性の政治参加をグイッと進めるために、どうぞクリックを。

連載「衆院秋田3区政党交付金」のシリーズにはいっています。ノルウェー編のタイトルは:
■第23話 庶民の足元に根をはる政治
■第22話 むかし魔女、いま大臣
■第21話 酪農をとるか、市長をとるか
■第20話 高校生が市議になれる理由
■第19話 極北の町を見捨てない国
■ルポ:平等の国ノルウェーの選挙

ふじみつこ(アーティスト、さみどりの会

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▲ノルウェーでは選挙権を16歳に引き下げる運動が。話し合うハーマル高校の生徒たち(撮影三井マリ子)

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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。さみどりの会ホームページは選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイト。裁判は2015年11月和解で終わった
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by bekokuma321 | 2016-04-10 01:03 | 秋田

c0166264_0231454.jpg連載「衆院秋田3区の政党交付金」第18話まで、3月も末になってやっと全文に目を通しました。

三井さんは、選挙や裁判で体験したことを、絡まった糸を解くように平易にくだいて書いています。それでも、見たことも聞いたこともない、選挙の裏側の会計資料や法制度を初めて垣間見たためでしょうが、私は簡単には読めませんでした。これまでの自分の生活に馴染みのない政治や選挙というテーマについてのやり取りや書類の様々……。

三井さん自身、いくども「恥ずかしながら、知らなかった」「私には無知の罪がある」と書いていますが、当初はほとんど知らなかったようです。しかし三井さんは、疑問をそのままにせず、問題の糸口をつかみ、引きちぎられないようにたどってゆきながら、問題の大元にたどり着こうとします。そこで生まれた新たな疑問には、またひとつひとつたどってゆこうとします。

私に分かるのは、ほとんど何も知らなかった困難な問題に果敢に挑んだ三井さんの底力と明快な頭脳です。

完全に理解してはいない私にもこれだけは分かります。それは、今私たちは消費税が上がることを心配していますが、吸い上げられた皆の税金がこういう使われかたをしているが、それでいいのか、と、「政党交付金」を材料に問題提起していることです。

人によっては、問題の本質を矮小化したいために、いろいろと歪曲してとらえる人がいるかもしれません。しかし「公共の利害に深く関わる問題であり、日本国憲法に定められた表現の自由の下での公正な言論である」という三井さんの文章に賛成です。

湖面に投げた石の波紋が広がるように、多くの人々に、政党交付金への関心が広がってゆくことを期待しています。それが、秋田の政治、いや日本の政治をよくする第一歩だと思います。

最後に、三井さんの「連載」を読んで、普通の暮らしの中にとんでもない謀略が仕組まれてもおかしくないと気づかされされました。

加島 康博 (秋田市、さみどりの会*)

連載「衆院秋田3区の政党交付金」_さみどりの会
党として説明責任がある「秋田政党交付金裁判」
三井裁判和解に思うこと
和解調書と裁判長の真意
女であったゆえに踏みつけられた名誉と尊厳

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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判情報が掲載されている。裁判は2015年11月和解で終わった
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by bekokuma321 | 2016-04-03 17:12 | 秋田

c0166264_0231454.jpg連載「衆院選秋田3区政党交付金」(三井マリ子)の第15話~18話を読んだ。その迫りくる臨場感。ひとつひとつの証拠の重さ。ふぅっと深いため息が出た。

裁判を追ってきたものの、ストンと落ちなかったこともあったが、今回読んでわかったことが数々ある。そのひとつは「ポスター張り横領着服事件で、公職選挙法違反容疑で書類送検された3人のうちの1人が、民主党秋田県連幹部であった」ということだ。

その人は、長年、秋田県の民主党の重要な位置にいて、しかも三井マリ子さんの選対の中枢にいた人だ。

この刑事事件は、三井さんが松浦議員秘書を告発した後、警察の捜査のなかで発覚した。その人は、25枚の架空の領収書をワープロでつくって、そこに住所氏名までタイプをして、用意していた三文判を押して、多くの領収書を偽造したのだ。

三井さんのポスター張りをしていないのに、「1万円領収しました」と名前を勝手に使われた何人かが、新聞の取材に、こう答えている。

「勝手に名前を使われるのは心外で、気味が悪い」
「身に覚えがないし、そもそも住所が間違っている」

どれだけ迷惑したことだろう。三井さんの心痛はいかばかりだったか。病気になるはずだ。第16話「25枚の領収書」に、三井さんはこう書いている。

「最も私を悩ませたのは、架空の領収書に勝手に名前を使われ、お金を受け取ってもいないのに受け取ったと書かれた人たちにどうお詫びをするか、そして、私の『選挙運動費用収支報告書』の虚偽記載をどう訂正するか…」

しかも、この書類送検された3人のうち2人は、三井さんの衆院選の半年後にあった松浦さんの参院選でも同じ事件を起こしたと報道された。2回の国政選挙で、民主党幹部が、領収書を偽造したうえでポスター張り代を横領着服したのだ。

「党県連は独自に調査をすすめているが、その背景や原因を早急に調べ、有権者に明らかにすべきだ」(毎日新聞 2014.2.7 )と、記者は書いている。誰もがそう考えるはずだ。

しかし、この刑事事件は、最終的に起訴猶予で「不起訴」になった。私はそのことに驚かされたが、起訴猶予となったとはいえ、この3人の横領着服の事実は決して消えない。

実際、第16話にあるように、横領した側の弁護士は「3人が横領したことを認め、謝罪し、横領した金額を支払うことを約束する」と三井さんの弁護士に書いてきている。この横領した側の弁護士は、民事裁判の被告松浦大悟さんとその秘書らの弁護士を兼ねている。民主党の顧問弁護士である。

もっと重要なことは、党本部から送金された国民の税金「政党交付金」についてだ。

政党交付金の送金先口座を三井さんは、まったく説明されていなかった。党本部が指定した政党交付金専用の口座を、三井さん名義で、身分証明書とハンコを使って作っていたのに、それを三井さん本人に秘匿してきた。違法的行為だと私は思う。違法だと認識していたからこそ、松浦さんは「秘匿などしていない。三井さんは了承した」と裁判で言ってきた。

しかし、最終的に裁判長によって三井さんの主張の正しさが証明された。「受入口口座の開設に先立ち、口座の開設と用途を説明していたとはいえない」と、和解文に明記されている。

以上からだけでも、「民主党」は公党として、この事件に対して説明責任があるのではないか。

民事裁判は和解で終わって、松浦大悟被告側は、三井さんに対し、一連の“不適切行為”に「お詫びの意を表す」とあった(和解文)。それなのに、民主党は松浦大悟さんを参議院選挙の候補者として公認した。党としての浄化作用が私には感じられない。

「野党共闘」は大事なことだ。しかし、自民党に対峙する野党だからこそ、ぜひにも私たち普通の市民の希望を託せる政党であってほしい。

岡田ふさ子さみどりの会事務局)

連載「衆院秋田3区の政党交付金」_さみどりの会
和解調書と裁判長の真意
女であったゆえに踏みつけられた名誉と尊厳

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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判情報が掲載されている。なお、同裁判は2015年11月和解で終わった
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by bekokuma321 | 2016-03-25 12:50 | 秋田

c0166264_0231454.jpg連載「衆院秋田3区の政党交付金」が第18話までアップされました。

連載を読んでいると、あのときそうだったねという記憶が思い起こされます。また、あのときおかしいなと思った疑問はこういうことだったのかと、怒りがわいてきます。

第12話「友人の怒り」には、選挙の応援を一生懸命してくれていたマリ子さんの友人が、本人の承諾なしに、名前を選挙の書類に使われていたことが書かれています。選挙後、マリ子さんは、収支報告書をつくった秘書たちに、「私の友人は承諾した覚えがないと言っています」と言います。すると秘書たちは、2人そろって「ちゃんと承諾した。覚えてないだけです」と言い返します。でも、書類の受付日から、それは嘘だったことが、後にわかります。

つまりは、その本人の同意のないまま名前を勝手に使い、印鑑も勝手に作って押していたなんて、びっくりポンです。さらに、その収支報告書をマリ子さんが見せてといくら希望しても見せなかったなんて、びっくりポン・ポン・ポ~ンです。

連載では匿名ですが、名前を使われたマリ子さんの友人とは、あ、あの人ではないかと私は想像できます。おそらくあの人でしょう。とても気持ちの良い人です。お人よしと言ってもいいくらいの人です。

私は、裁判を通じて、マリ子さんが立ち向かったのは、政党交付金の悪質な使われ方であることがわかりました。第18話「どんぶり勘定の世界」で、マリ子さんの名前で交付された政党交付金や寄付金は、ひっくるめて2000万円。その半分、約1000万円を自分たちの懐にいれられると踏んでいたらしいことを、悟りました。

要するに、お金の事は私たちが好きにやるから、マリ子さんやマリ子さんの友人の「名前だけ使わせてよ」だったのでしょう。人の好さを利用して、選挙が終わったら、真相を悟られる前に秋田を出ていくように仕向ければ、どうにでもなると思った、そのやりかたに強い怒りがわいてきます。

大倉由紀子さみどりの会

連載「衆院秋田3区の政党交付金」_さみどりの会
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by bekokuma321 | 2016-03-17 20:26 | 秋田

c0166264_0231454.jpg連載「衆院秋田3区の政党交付金」を読んだ。

私の眼前に臨場感をもって、秋田での選挙の光景が浮かんでくる。これまで、訴状や準備書面を読み、秋田地裁に足を運んで、おおかた知っていたが、連載では、録音テープとそのテープ起こし原稿が駆使され、一層リアルに表現されている。

小説を読み進めるがごとき面白さがある。皆さまに、ぜひ、「読み物」としてお楽しみ下さいとお勧めしたい。

それにしても、まあ、よくも、よくも、こんなふうに次から次と……。しかも、受けて立つ相手は、男女平等をライフワークとして走り続けてきた三井マリ子。こんなやり方に三井マリ子が気づかぬと思っての言動だったのだろうか。気づいたときには「後の祭り」と高をくくったのだろうか。それとも?

松浦大悟VS三井マリ子の裁判は、昨年、和解で終わった。

斎藤顕裁判長は、「『政党交付金は選挙には使えない』との誤った説明を原告にしていたことなどを踏まえると、原告において、被告松浦が自らの選挙運動費用を確保するために立候補させたのではないか、との疑念を抱いたとしても、このこと自体は特に理解できないものではない」と言った(和解条項)。

裁判長は、「松浦さんは自らの選挙運動費用を確保するために、私を立候補させたのでは」と疑った三井マリ子さんに、理解を示したのである。

この連載を読んだ読者もまた、裁判長のように、疑念を抱いた三井マリ子さんを理解することになるだろう。

岡田ふさ子さみどりの会事務局)

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by bekokuma321 | 2016-03-05 09:56 | 秋田

c0166264_0231454.jpg秋田政党交付金裁判の顛末、まずは、ホームページで出発ですね。

「なんでやねん!!」の思いをいっぱい書いてください。

楽しみにしています。

小さな第一歩からのスタートですが、最後には本にしちゃいましょう!!

岡橋 時子さみどりの会

連載「衆院秋田3区の政党交付金」
連載「衆院秋田3区の政党交付金」_さみどりの会
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by bekokuma321 | 2016-02-07 01:03 | 秋田

c0166264_0231454.jpg「政治とカネ」で、甘利大臣が辞任しました。大臣室で50万円を忍ばせた菓子折りを受け取ったという記者会見を聞いて、「越後屋、そちも悪よの~」「いやいやお代官さまほどでは」という時代劇を思い出したのは私だけではなかったようです。

「政治とカネ」は後を絶ちませんね。その政治とカネにかかわって三井マリ子さんが起こした裁判は、昨年11月、 和解で終わりました。マリ子さんは、衆院選で政党交付金が奇妙に使われていることを知って、それを明らかにするために提訴していました。

ちょうど1年前ですが、マリ子さんが意見陳述をした裁判を傍聴しました。そのなかに、こんな言葉がありました。

「政党交付金の間違った使い方を明らかにすることは、いまわしくも稀有な体験を積んでしまった私の義務だと思っております。 厳正なる審判をお願いいたします。」

こう言っていたマリ子さんですから、政党交付金に関するうやむやな結果に、さぞ残念だったことでしょう。でも、新しい年を迎えて、マリ子さんは、経験にもとづいた事実をホームページで連載するに至ったと聞きました。

政党交付金は、私も含めた国民全員がひとり250円を出した税金です。政治腐敗の温床といわれる企業団体献金を廃止するかわりに、公金の導入が決まったそうです。でも、甘利大臣が「(50万円を)適正に処理しておくようにと秘書に渡した」と弁明していたように、企業団体献金は禁止されていません。政治家は企業団体献金と政党交付金を二重取りしているのです。まったく許せません。

政党交付金は国民の税金なのに、不透明に使われていても、ほとんど国民は知りません。知るすべがないのです。

連載を通して、知っているようで知らない部分にスポットがあてられ、わかりにくかったこともわかるのではないかと心から期待しています。

大倉 由紀子(さみどりの会)

さみどりの会
連載「衆院秋田3区の政党交付金」
秋田政党交付金裁判、和解
「どうする政党交付金」
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井戸塀政治家から政党交付金どっぷり政治家へ
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普通のおばちゃんが考える「政党交付金」
政党交付金440万余円、国庫返還へ
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by bekokuma321 | 2016-02-07 00:50 | 秋田