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c0166264_0231454.jpgさみどりの会ホームページ(*)担当のふじです。

70年前の今日、1946年4月10日は、日本の女たちが初めて投票用紙を手にした日です。

女性に投票を呼びかける当時のポスターには、「新しい日本は何で築く、国民の内から盛り上がる命で築く……下から湧き上がる力は何で現す 国民の正直に書く参政の一票で現す」と。戦争で生き延びた命を一票に託そうという気持が伝わります。

その衆院選に79人の女たちが立候補して、39人が当選。70年経た今、女性衆院議員は45人ですので、ものすごい数です。大選挙区連記制だったからだそうです。

2012年、三井マリ子さんは、衆院選に立候補しました。落選後、違法的事件に遭遇し、
松浦大悟前参議院議員や秘書を提訴しました。裁判は和解で終結。さみどりの会のホームページに、三井さんは、衆院選を振り返る連載を書いてきました。

今、連載は、世界で最も女性の政治参加が進んでいる国のひとつノルウェーの選挙に移りました。

“弱者”を見捨てない政治をつくってきた、女たちの闘いと選挙制度について、足で書いたルポルタージュです。読んでますます「政治は女に任せな、あかん!」と思ってます。

女性参政権70周年、日本でも女性の政治参加をグイッと進めるために、どうぞクリックを。

連載「衆院秋田3区政党交付金」のシリーズにはいっています。ノルウェー編のタイトルは:
■第23話 庶民の足元に根をはる政治
■第22話 むかし魔女、いま大臣
■第21話 酪農をとるか、市長をとるか
■第20話 高校生が市議になれる理由
■第19話 極北の町を見捨てない国
■ルポ:平等の国ノルウェーの選挙

ふじみつこ(アーティスト、さみどりの会

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▲ノルウェーでは選挙権を16歳に引き下げる運動が。話し合うハーマル高校の生徒たち(撮影三井マリ子)

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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。さみどりの会ホームページは選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイト。裁判は2015年11月和解で終わった
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by bekokuma321 | 2016-04-10 01:03 | 秋田

c0166264_0231454.jpg連載「衆院秋田3区の政党交付金」第18話まで、3月も末になってやっと全文に目を通しました。

三井さんは、選挙や裁判で体験したことを、絡まった糸を解くように平易にくだいて書いています。それでも、見たことも聞いたこともない、選挙の裏側の会計資料や法制度を初めて垣間見たためでしょうが、私は簡単には読めませんでした。これまでの自分の生活に馴染みのない政治や選挙というテーマについてのやり取りや書類の様々……。

三井さん自身、いくども「恥ずかしながら、知らなかった」「私には無知の罪がある」と書いていますが、当初はほとんど知らなかったようです。しかし三井さんは、疑問をそのままにせず、問題の糸口をつかみ、引きちぎられないようにたどってゆきながら、問題の大元にたどり着こうとします。そこで生まれた新たな疑問には、またひとつひとつたどってゆこうとします。

私に分かるのは、ほとんど何も知らなかった困難な問題に果敢に挑んだ三井さんの底力と明快な頭脳です。

完全に理解してはいない私にもこれだけは分かります。それは、今私たちは消費税が上がることを心配していますが、吸い上げられた皆の税金がこういう使われかたをしているが、それでいいのか、と、「政党交付金」を材料に問題提起していることです。

人によっては、問題の本質を矮小化したいために、いろいろと歪曲してとらえる人がいるかもしれません。しかし「公共の利害に深く関わる問題であり、日本国憲法に定められた表現の自由の下での公正な言論である」という三井さんの文章に賛成です。

湖面に投げた石の波紋が広がるように、多くの人々に、政党交付金への関心が広がってゆくことを期待しています。それが、秋田の政治、いや日本の政治をよくする第一歩だと思います。

最後に、三井さんの「連載」を読んで、普通の暮らしの中にとんでもない謀略が仕組まれてもおかしくないと気づかされされました。

加島 康博 (秋田市、さみどりの会*)

連載「衆院秋田3区の政党交付金」_さみどりの会
党として説明責任がある「秋田政党交付金裁判」
三井裁判和解に思うこと
和解調書と裁判長の真意
女であったゆえに踏みつけられた名誉と尊厳

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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判情報が掲載されている。裁判は2015年11月和解で終わった
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by bekokuma321 | 2016-04-03 17:12 | 秋田

c0166264_0231454.jpg連載「衆院選秋田3区政党交付金」(三井マリ子)の第15話~18話を読んだ。その迫りくる臨場感。ひとつひとつの証拠の重さ。ふぅっと深いため息が出た。

裁判を追ってきたものの、ストンと落ちなかったこともあったが、今回読んでわかったことが数々ある。そのひとつは「ポスター張り横領着服事件で、公職選挙法違反容疑で書類送検された3人のうちの1人が、民主党秋田県連幹部であった」ということだ。

その人は、長年、秋田県の民主党の重要な位置にいて、しかも三井マリ子さんの選対の中枢にいた人だ。

この刑事事件は、三井さんが松浦議員秘書を告発した後、警察の捜査のなかで発覚した。その人は、25枚の架空の領収書をワープロでつくって、そこに住所氏名までタイプをして、用意していた三文判を押して、多くの領収書を偽造したのだ。

三井さんのポスター張りをしていないのに、「1万円領収しました」と名前を勝手に使われた何人かが、新聞の取材に、こう答えている。

「勝手に名前を使われるのは心外で、気味が悪い」
「身に覚えがないし、そもそも住所が間違っている」

どれだけ迷惑したことだろう。三井さんの心痛はいかばかりだったか。病気になるはずだ。第16話「25枚の領収書」に、三井さんはこう書いている。

「最も私を悩ませたのは、架空の領収書に勝手に名前を使われ、お金を受け取ってもいないのに受け取ったと書かれた人たちにどうお詫びをするか、そして、私の『選挙運動費用収支報告書』の虚偽記載をどう訂正するか…」

しかも、この書類送検された3人のうち2人は、三井さんの衆院選の半年後にあった松浦さんの参院選でも同じ事件を起こしたと報道された。2回の国政選挙で、民主党幹部が、領収書を偽造したうえでポスター張り代を横領着服したのだ。

「党県連は独自に調査をすすめているが、その背景や原因を早急に調べ、有権者に明らかにすべきだ」(毎日新聞 2014.2.7 )と、記者は書いている。誰もがそう考えるはずだ。

しかし、この刑事事件は、最終的に起訴猶予で「不起訴」になった。私はそのことに驚かされたが、起訴猶予となったとはいえ、この3人の横領着服の事実は決して消えない。

実際、第16話にあるように、横領した側の弁護士は「3人が横領したことを認め、謝罪し、横領した金額を支払うことを約束する」と三井さんの弁護士に書いてきている。この横領した側の弁護士は、民事裁判の被告松浦大悟さんとその秘書らの弁護士を兼ねている。民主党の顧問弁護士である。

もっと重要なことは、党本部から送金された国民の税金「政党交付金」についてだ。

政党交付金の送金先口座を三井さんは、まったく説明されていなかった。党本部が指定した政党交付金専用の口座を、三井さん名義で、身分証明書とハンコを使って作っていたのに、それを三井さん本人に秘匿してきた。違法的行為だと私は思う。違法だと認識していたからこそ、松浦さんは「秘匿などしていない。三井さんは了承した」と裁判で言ってきた。

しかし、最終的に裁判長によって三井さんの主張の正しさが証明された。「受入口口座の開設に先立ち、口座の開設と用途を説明していたとはいえない」と、和解文に明記されている。

以上からだけでも、「民主党」は公党として、この事件に対して説明責任があるのではないか。

民事裁判は和解で終わって、松浦大悟被告側は、三井さんに対し、一連の“不適切行為”に「お詫びの意を表す」とあった(和解文)。それなのに、民主党は松浦大悟さんを参議院選挙の候補者として公認した。党としての浄化作用が私には感じられない。

「野党共闘」は大事なことだ。しかし、自民党に対峙する野党だからこそ、ぜひにも私たち普通の市民の希望を託せる政党であってほしい。

岡田ふさ子さみどりの会事務局)

連載「衆院秋田3区の政党交付金」_さみどりの会
和解調書と裁判長の真意
女であったゆえに踏みつけられた名誉と尊厳

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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判情報が掲載されている。なお、同裁判は2015年11月和解で終わった
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by bekokuma321 | 2016-03-25 12:50 | 秋田

c0166264_0231454.jpg連載「衆院秋田3区の政党交付金」が第18話までアップされました。

連載を読んでいると、あのときそうだったねという記憶が思い起こされます。また、あのときおかしいなと思った疑問はこういうことだったのかと、怒りがわいてきます。

第12話「友人の怒り」には、選挙の応援を一生懸命してくれていたマリ子さんの友人が、本人の承諾なしに、名前を選挙の書類に使われていたことが書かれています。選挙後、マリ子さんは、収支報告書をつくった秘書たちに、「私の友人は承諾した覚えがないと言っています」と言います。すると秘書たちは、2人そろって「ちゃんと承諾した。覚えてないだけです」と言い返します。でも、書類の受付日から、それは嘘だったことが、後にわかります。

つまりは、その本人の同意のないまま名前を勝手に使い、印鑑も勝手に作って押していたなんて、びっくりポンです。さらに、その収支報告書をマリ子さんが見せてといくら希望しても見せなかったなんて、びっくりポン・ポン・ポ~ンです。

連載では匿名ですが、名前を使われたマリ子さんの友人とは、あ、あの人ではないかと私は想像できます。おそらくあの人でしょう。とても気持ちの良い人です。お人よしと言ってもいいくらいの人です。

私は、裁判を通じて、マリ子さんが立ち向かったのは、政党交付金の悪質な使われ方であることがわかりました。第18話「どんぶり勘定の世界」で、マリ子さんの名前で交付された政党交付金や寄付金は、ひっくるめて2000万円。その半分、約1000万円を自分たちの懐にいれられると踏んでいたらしいことを、悟りました。

要するに、お金の事は私たちが好きにやるから、マリ子さんやマリ子さんの友人の「名前だけ使わせてよ」だったのでしょう。人の好さを利用して、選挙が終わったら、真相を悟られる前に秋田を出ていくように仕向ければ、どうにでもなると思った、そのやりかたに強い怒りがわいてきます。

大倉由紀子さみどりの会

連載「衆院秋田3区の政党交付金」_さみどりの会
和解調書と裁判長の真意
女であったゆえに踏みつけられた名誉と尊厳
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by bekokuma321 | 2016-03-17 20:26 | 秋田

c0166264_0231454.jpg連載「衆院秋田3区の政党交付金」を読んだ。

私の眼前に臨場感をもって、秋田での選挙の光景が浮かんでくる。これまで、訴状や準備書面を読み、秋田地裁に足を運んで、おおかた知っていたが、連載では、録音テープとそのテープ起こし原稿が駆使され、一層リアルに表現されている。

小説を読み進めるがごとき面白さがある。皆さまに、ぜひ、「読み物」としてお楽しみ下さいとお勧めしたい。

それにしても、まあ、よくも、よくも、こんなふうに次から次と……。しかも、受けて立つ相手は、男女平等をライフワークとして走り続けてきた三井マリ子。こんなやり方に三井マリ子が気づかぬと思っての言動だったのだろうか。気づいたときには「後の祭り」と高をくくったのだろうか。それとも?

松浦大悟VS三井マリ子の裁判は、昨年、和解で終わった。

斎藤顕裁判長は、「『政党交付金は選挙には使えない』との誤った説明を原告にしていたことなどを踏まえると、原告において、被告松浦が自らの選挙運動費用を確保するために立候補させたのではないか、との疑念を抱いたとしても、このこと自体は特に理解できないものではない」と言った(和解条項)。

裁判長は、「松浦さんは自らの選挙運動費用を確保するために、私を立候補させたのでは」と疑った三井マリ子さんに、理解を示したのである。

この連載を読んだ読者もまた、裁判長のように、疑念を抱いた三井マリ子さんを理解することになるだろう。

岡田ふさ子さみどりの会事務局)

連載「衆院秋田3区の政党交付金」_さみどりの会
和解調書と裁判長の真意
女であったゆえに踏みつけられた名誉と尊厳
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by bekokuma321 | 2016-03-05 09:56 | 秋田

c0166264_0231454.jpg秋田政党交付金裁判の顛末、まずは、ホームページで出発ですね。

「なんでやねん!!」の思いをいっぱい書いてください。

楽しみにしています。

小さな第一歩からのスタートですが、最後には本にしちゃいましょう!!

岡橋 時子さみどりの会

連載「衆院秋田3区の政党交付金」
連載「衆院秋田3区の政党交付金」_さみどりの会
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by bekokuma321 | 2016-02-07 01:03 | 秋田

c0166264_0231454.jpg「政治とカネ」で、甘利大臣が辞任しました。大臣室で50万円を忍ばせた菓子折りを受け取ったという記者会見を聞いて、「越後屋、そちも悪よの~」「いやいやお代官さまほどでは」という時代劇を思い出したのは私だけではなかったようです。

「政治とカネ」は後を絶ちませんね。その政治とカネにかかわって三井マリ子さんが起こした裁判は、昨年11月、 和解で終わりました。マリ子さんは、衆院選で政党交付金が奇妙に使われていることを知って、それを明らかにするために提訴していました。

ちょうど1年前ですが、マリ子さんが意見陳述をした裁判を傍聴しました。そのなかに、こんな言葉がありました。

「政党交付金の間違った使い方を明らかにすることは、いまわしくも稀有な体験を積んでしまった私の義務だと思っております。 厳正なる審判をお願いいたします。」

こう言っていたマリ子さんですから、政党交付金に関するうやむやな結果に、さぞ残念だったことでしょう。でも、新しい年を迎えて、マリ子さんは、経験にもとづいた事実をホームページで連載するに至ったと聞きました。

政党交付金は、私も含めた国民全員がひとり250円を出した税金です。政治腐敗の温床といわれる企業団体献金を廃止するかわりに、公金の導入が決まったそうです。でも、甘利大臣が「(50万円を)適正に処理しておくようにと秘書に渡した」と弁明していたように、企業団体献金は禁止されていません。政治家は企業団体献金と政党交付金を二重取りしているのです。まったく許せません。

政党交付金は国民の税金なのに、不透明に使われていても、ほとんど国民は知りません。知るすべがないのです。

連載を通して、知っているようで知らない部分にスポットがあてられ、わかりにくかったこともわかるのではないかと心から期待しています。

大倉 由紀子(さみどりの会)

さみどりの会
連載「衆院秋田3区の政党交付金」
秋田政党交付金裁判、和解
「どうする政党交付金」
許されない政党交付金の貯めこみ
普通のおばちゃんが考える「政党交付金、基金、国庫返還」
秋田政党交付金裁判――背景には女性蔑視がある
政党交付金国庫返還と三井裁判
政党交付金裁判
ためこんで翌年一気に使う「政党交付金」
政党交付金のあきれた使い方と裁判
「政党交付金は選挙に使えない」!?
井戸塀政治家から政党交付金どっぷり政治家へ
政党交付金のうまみを熟知していて追い出した
普通のおばちゃんが考える「政党交付金」
政党交付金440万余円、国庫返還へ
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by bekokuma321 | 2016-02-07 00:50 | 秋田

大臣室で、虎屋の羊羹といっしょに50万円を受け取った甘利明前大臣は、政党交付金をいくらもらっているのだろう。

2012年1千7百75万円、2013年1千2百万円、2014年は1千9百51万円。3年間で約5000万円だ。

政党交付金は、大和市にある自由民主党神奈川県第13選挙区支部に、自民党本部から送金されている。代表は甘利明、会計担当・事務担当は清島健一と記載されている。

清島健一秘書は、『週刊文春』でお金を受け取るニンマリ顔を報道された、あの大和事務所所長の公設秘書だ。300万円は私的に流用したそうだ。政党交付金の会計も、この彼の管理下にあるのだ。

政党交付金は、私たちの税金。全国民がひとり250円を拠出した血税だ。20年ほど前に「政党助成法」ができてから、毎年、政党に直接振り込まれている。

この政党交付金ができた理由が傑作だ。政治家の贈収賄事件の多発によって、腐敗政治が極限に達したため、企業団体献金を廃止することの代償として生まれた。

当時の細川護煕首相は、こう演説した。

「選挙制度については、衆議院において、制度疲労に伴うさまざまな弊害が指摘されている現行中選挙区制にかえて小選挙区比例愛票制を導入いたします。また、連座制の拡大や罰則の強化などにより政治腐敗の再発を防止するとともに、政治腐敗事件が起きるたびに問題となる企業団体献金については、腐敗のおそれのない中立的な公費による助成を導入することなどにより、廃止の方向に踏み切ることといたします。」(1993年8月23日、127回特別国会、細川護煕首相)

ところが、ところが、企業団体献金はなくなっていない。

なくならないどころか、日本歯科医師連盟は、石井みどり・西村まさみ両国会議員をそれぞれ迂回させて、寄付の上限である5000万円を超す献金を、2人にしていた。国の補助金を受けている企業は、交付決定通知から1年間、政治献金が禁じられている。その補助金企業から、安倍首相、麻生財務相、菅官房長官、宮沢経産相、甘利経済再生相、林農林水産相らが企業献金をもらっていた。

そして、今度は、甘利明前大臣の「あっせん利得罪疑惑」である。

企業団体献金を廃止するからと政党交付金をつくっておいて、企業団体献金を廃止しない政治家のペテンぶり。あきれるしかない。

もっと憤りを感じるのは、甘利前大臣など企業団体献金を受けて恥じない政治家たちに、年収100万、200万のシングルマザーや非正規労働者を含めて、国民ぜ~んぶから吸い上げた税金が、政党交付金として流れていることだ。毎年、毎年・・・。

政党交付金が流れつく先は、政党支部長。そのほとんどが国会議員や国会議員候補だ。では衆院に女性は何人いるか。10%もいない。つまり、大勢の男性国会議員の懐に、貧しい女性たちの税金が毎年はいっていく。

これを怒らずにおられようか。


政治資金収支報告書及び政党交付金使途等報告書
Japanprofile
フランスの政党交付金は男女平等化資金に
「どうする政党交付金」
秋田政党交付金裁判――背景には女性蔑視がある
政党交付金国庫返還と三井裁判
政党交付金のあきれた使い方と裁判

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▲総務省の政党交付金ページ。イラストは、女性に政党交付金など関係ないとばかり全て男性。
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by bekokuma321 | 2016-01-30 23:22 | その他

三井裁判にかかわって

c0166264_10132834.jpg11月30日、三井マリ子さんの裁判の報告会と懇親会に参加しました。

三井さんの裁判にかかわった私が、最も心に残ったことは、還暦を過ぎているのに、私は何と無知だったかということでした。政党交付金? 供託金? 選挙収支報告書? 政党本部? 政党支部? ―――三井さんの裁判にかかわらなければ、ほとんどわかりませんでした。

三井さんは、2012年、秋田県でも保守が強いと言われる秋田3区から衆院選に立候補しました。だから、当選は無理だとみな思っていたはずです。ましてや民主党は大逆風のときでした。

でも、がんばって供託金を没収されない票をとりました。供託金は立候補するとき政党が出すはずなのに、三井さんの選挙をやった人たちは、三井さん個人のおカネから出しました。その上、選挙後に供託金が戻ってきても、三井さんには返しませんでした。裁判をやって初めて三井さんに戻ったのです。

c0166264_1018899.jpg報告会では、担当した弁護士さんから、和解の文章にはこうあると説明がありました。

 「松浦被告から要請されたとはいえ、三井さんは、女性議員の増加という使命感のもと『当選の見通しがない』なかで立候補を決意したものであり、女性議員の増加は一朝一夕に実現するものでないにしても、三井さんの立候補はその一里塚となった、と書かれています。そして、男女平等社会の実現をライフワークとして活動することを三井さんに勧めています。 」

c0166264_10202618.jpg「女性が声を上げることができる社会を」という三井さんの気持は、裁判長に伝わったのだと思います。そして、三井さんは、裁判長の言うように、またそういう社会に向けて、がんばると思います。私も、そういう社会に少しずつでも近づけますようにと願っています。

秋田市で裁判のチラシまきを1度やりました。受け取ろうとしない人がほとんどでした。「私は関係ありません」と言う女性たちもいました。

今、そう言った女性たちに「政党交付金は私たちの税金だよ。三井さんは、私たちの税金が変に使われてはいけないと闘っているんだよ」と言ってやりたい衝動にかられています。

三井さん、またお会いできますように。

認知症の母親を心配する日々のなかで  佐藤 夕子(元看護師、さみどりの会*


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▲2015年11月30日プログラム。作成ふじみつこ
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(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判情報が掲載されている。

【写真:岡橋時子撮影】
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by bekokuma321 | 2015-12-05 10:31 | 秋田

11月30日、秋田県横手市にて、三井候補秋田追放を究明する裁判の報告会があります。

2年前に提訴した裁判は、11月4日、和解で終わりました。自宅のある長野から秋田まで通い続けて4万余キロ。地球一周にあたります。裁判の意義、中身を、近江直人弁護士、森田祐子弁護士と原告三井マリ子がお話します。

民主党本部から政党支部への不可解な送金の仕組み、
秋田銀行と国会議員事務所との慣れ合い、
ポスター貼り労務費を横領着服した政党幹部らの選挙運動、
「政党交付金は選挙に使えない」(国会議員公設秘書)と偽っては使い残した政党交付金、
使い残しを「基金」として預金すれば翌年勝手に使える政党交付金の悪しき融通性 
などなど・・・。

政党交付金は、全国民が1人250円を出し合った血税です。「政党の健全な活動」のためと称して、創設されました。「民意をひどく歪めた政党の勢力分布をつくってしまう、非常に悪い制度」(石川真澄)である小選挙区制と抱き合わせで導入されました。

20年経って、「結果として、政党の活力が奪われました」と言った人がいます。細川内閣で、その制度設計に関わった成田憲彦さんです(朝日 2015.10.17)。

政党交付金は小選挙区制とは相いれません。選挙にたけた人たちの手で、候補者の選挙マシーンに流されるだけです。女性や少数派の民意が反映されない非民主的な小選挙区制、「私腹肥やし」が野放しにされる政党交付金制。絶対に間違っています。このままでは、国会に女性を増やすことなど不可能だと思います。

「肉を切らせて骨を断つ」思いでとりくんだ訴訟から、とっておきのお話しをいたします。

報告会のあとは、大熊一夫がモーツアルト「フィガロの結婚」より「もう飛ぶまいぞこの喋々」などオペラアリアを、横手市のピアニスト廣田ちひろさんの伴奏で・・・。


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さみどりの会
もう飛ぶまいぞ、この蝶々 / オー・ソレ・ミオ Kazuo Okuma
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by bekokuma321 | 2015-11-26 12:03 | 秋田