c0166264_0231454.jpg今年の雪は、少し楽でした。市内では屋根の雪もまずまずで、全く雪下ろししない家もあるようです。

連載「衆院秋田3区の政党交付金」を読んで、知らないところでいっぱい苦労してたんだなと、思っています。私はマリ子さんが立候補の誘いを断っていた時、そこに偶然居合わせました。その後、マリ子さんは秋田に移住し、衆院選を闘い、「ここにいられなくなった」と荷物整理をして横手を去って、裁判を起こし、和解で終わりました。私は、ずっと見ていました。

裁判の文書も読みましたので、いろいろ分かっているつもりでしたが、「エ~!こんなことがあったの」と、驚いています。また政党交付金という私たちの税金のいい加減な使われかたも勉強になりました。

とくに、第9話「松浦議員への2度目の手紙」。ひとり、口惜しさと悲しさを抱えて秋田を離れてから、松浦さんに手紙を出したんですね。催促の手紙を出しても、無視され続けたことは、裁判で知っていましたが、今回の連載で、その手紙の内容を初めて知ることができました。

三井さんの手紙に返事をしていたなら、こんなにこじれることは無かったのに、と思います。でも、松浦さんには無視する以外の方法はなかったでしょうね。そのわけは、ここまで読んだだけでもわかります。
c0166264_15562079.jpg
世の中は、憲法改正・戦争のできる国へと向かっています。マリ子さんは、2012年当時、自民党の改憲案を読んで、これを阻むには民主党に期待するしかないと思ったと聞きました。こちらでも、目立つ道路ぎわに2名連名のポスターをはって選挙に備える自民党候補者を見るようになりました。私は、改憲どころじゃない、秋田の高齢問題、格差問題をどうしてくれる、と思うばかりです。

大倉由紀子さみどりの会

連載「衆院秋田3区の政党交付金」_さみどりの会
和解調書と裁判長の真意
女であったゆえに踏みつけられた名誉と尊厳

【写真:今年は雪が少ないとはいえけっこう多い。とくに高齢女性にとって雪おろし、雪かきは難行苦行だ。2016.2.秋田県横手市郊外】
[PR]
by bekokuma321 | 2016-03-05 16:18 | 秋田

c0166264_1645022.jpg11月30日(月)、秋田県横手市で、三井マリ子さんの裁判報告会と懇親会がありました。

横手市は、三井マリ子さんが2012年、衆院選に出たとき選挙事務所があったところです。個人的には、マリ子さんと私が小学校時代をともにすごした場所です。

c0166264_1654167.jpg近江直人弁護士さんと、森田祐子弁護士さん、原告の三井さんから講演がありました。三井さんの力強い話しぶりに私は安心しました。お話しを聞きながら、三井さんは、これからも社会に貢献する方だと確信しました。

法律や裁判の話ですのでやや固い雰囲気がただよっていましたが、その場をパッと変えてくれたのは、三井さんのパートナーの大熊一夫さんでした。

c0166264_16114118.jpg「世界でただ一人の歌うジャーナリスト」と笑って自己紹介をしましたが、オペラアリアを2曲、とても張りのあるバリトンで歌って下さいました。モーツアルト『フィガロの結婚』より「もう飛ぶまいぞ この蝶々」のときは、観客を誘うように表現力豊かにイタリア語で歌いあげました。じっと見つめられた私は、びっくりしたり、うれしくなったり、とても楽しいひとときでした。

そのミニ・コンサートの締めは、秋田出身の成田為三が作曲した「浜辺の歌」でした。歌い終えて、懇親会に移りました。

c0166264_16131690.jpg懇親会では、皆さんがたの気持ちが、リラックス・タイムに変わったようでした。元鷹巣町長の岩川徹さんが、和解調書へのコメントの後、乾杯の音頭をとって下さり、テーブルを囲んで歓談が続きました。

和やかな雰囲気の中、サプライズが待っていたのです。それは、弁護士の近江さんのウクレレ演奏でした。心地よいウクレレの音色は、聴いているだけで、何かスーッと心が軽くなり、うっとりした気持ちになりました。
c0166264_1618431.jpg
次のサプライズは、秋田からやってきた工藤綾子さんの日本舞踊でした。秋田県民歌に合わせた踊りで、手さばき、足さばきが見事でした。「着物を持参すべきだったわね」と工藤さんは後でこぼしていました。

c0166264_16332489.jpgその後、きょうされんの澤田修明さんより、秋田の障がい者運動についてスピーチがありました。短かったのですが、初めて聞く貴重な内容でした。

最後に、思わず目を閉じて聴いてしまいたいほど、美しいピアノの音色に合わせて、全員で、再び、成田為三の「浜辺の歌」を合唱しました。歌には、思い出を呼び起こす力がある、と言われています。子どもの頃の日々が、一瞬にして甦ったようで、懐かしさもひとしおでした。

c0166264_16374395.jpg時間が経つのも忘れるほど盛会でしたので、ほんとに嬉しく、楽しかったです。弁護士の先生方、三井マリ子さんを最後までご支援して下さった皆様、そして、マリ子ちゃん(私にはやはりマリ子ちゃんです)、本当にお疲れ様でした。

苦しいこともありましたが、「終わりよければすべてよし」ですね。

亀田 純子さみどりの会*

c0166264_1642874.jpg
▲2015年11月30日プログラム。作成ふじみつこ
c0166264_15134969.jpg
(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判情報が掲載されている。

【写真:岡橋時子撮影】
[PR]
by bekokuma321 | 2015-12-06 16:51 | 秋田

「どうする政党交付金」

政党交付金って20年もたっていたのですね。朝日新聞の「どうする政党交付金」(2015.10.17)を読んで、月日の流れは速いものだと思っています。

政党交付金は、「リクルート事件など政治とカネの問題やバブル経済崩壊で金を集めにくくなり、税金で賄いたいというものでした」と成田憲彦さんが書いています。細川内閣時代、首相秘書官として制度設計を担当した人だそうです。

「政治改革」という大きな流れのなか、小選挙区制導入ばかり大きく取り上げられて、政党交付金については余り議論されず決定されてしまったと言います。「あ~、そうだったのか」と思い出しました。

その結果、「交付金の使途は自由であるべきだとして、制度設計では支出についてほとんど議論されませんでした」という成田さんのことばには本当に驚きました。

ろくに議論もされずに、私たちの税金から政党に対して助成金を出すことが国会で決まったんですね。しかも、年間320億円という額は世界最高額だそうです。

しばらくして国会議員の政治団体による不透明な支出が発覚して、政党交付金の使途はこれでいいのかとマスコミが目を向けるようになったそうです。しかし現在まで、政党交付金の制度は変わっていません。

政党交付金が、議員自身の人気取りのためのワインやカレンダーなど物品配布に使われたり、来るべき選挙への貯め込みに使われたことを、私は知りました。とんでもないことです。政党交付金は、国民の大切な税金からなっているのだということを忘れて、自由勝手に使える金だと勘違いをしている議員が多いのではないでしょうか。

黙っていてもウン千万円単位で政党本部から金が振り込まれるのですから、学習会や相談事業などをして民意をすいあげたり、寄付者を増やしていこうとする日ごろの政治活動などしなくなるのは当たり前です。成田さんは、「結果として、政党の『活力』が奪われました」と言ってますが、深刻な問題です。

私は三井マリ子さんの選挙そして秋田地裁での裁判を通して、今まで知らなかった政党交付金について学ぶことが出来ました。

税金を出す私たちは、手慣れた議員やスタッフたちが政党交付金を使途不明なことに使ってもその実態を知るすべはなかったのです。

それをいいことに、他人の政党交付金まで、その本来の活動には使わずに節約して、「基金口座」を作ってそこに移しておくなどということもできたのです。

制度20年のこの機会に政党交付金を見直すべきだと思います。とくに成田さんの言う「収支の公開が進んだとはいえ、事実上はノーチェック」であることを変えなければどうにもなりません。「収支報告を監督する仕組み」をつくらなければならないという成田さんの提案に私は賛成です。

11月4日、政党交付金裁判が秋田地裁で開かれます。三井マリ子原告が参議院議員だった松浦大悟民主党秋田県連代表を訴えて、13回目の法廷です。

法廷後13時から、秋田市内のルポールみずほで、近江直人弁護士、森田祐子弁護士、三井マリ子原告による報告会があります。政党交付金について学べる最適の勉強会です。

c0166264_1522982.jpg


大倉 由紀子 (さみどりの会*)

(*)2012年暮れ、2カ月にわたる立候補要請を受けて、三井マリ子さんは秋田移住して衆院選に出た。落選後、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。選挙・裁判をきっかけにできた、女性と選挙・政治を考えるサイトさみどりの会ホームページには裁判関係の情報が掲載されている。
c0166264_15134969.jpg
[PR]
by bekokuma321 | 2015-10-20 15:06 | 秋田