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比例を切るな!

c0166264_222117.jpg大変! もっと民意を反映しない選挙制度に変えられようとしている。

毎日新聞は、衆院選挙制度・定数削減について、11月24日、次のように報道する。

大島理森衆院議長は24日、安倍晋三首相(総裁)を含む自民党幹部を議長公邸に招き、「1票の格差」や定数削減を議論している議長の諮問機関「衆院選挙制度に関する調査会」の検討状況を説明した。
 会談では、定数削減議論の出発点となった2012年11月の野田佳彦首相(当時)と安倍総裁による党首討論が話題となった。これに関連し、首相は「約束があるのだから身を切る改革をしなければならない」と述べ、定数削減に前向きな考えを示した。調査会は定数を削減する方向で一致しており、大島氏は「調査会の答申が出れば、腹をくくる必要がある」と述べた。
 会合には自民党の谷垣禎一幹事長や川端達夫副議長らも同席。大島氏は今後、自民党以外の各党とも会談を行う。調査会は来月7日に各党から意見聴取し、同16日には削減幅など残された論点について詰めの作業を行い、年明けに大島氏に答申を提出する予定だ


毎日ではわからないが、日経は「比例代表の定数(現行180)を30削減する案をまとめている」と、比例区を30議席減、という具体的数字まで出している。腹をくくるだの、身を切るだの、と物騒な表現が並ぶが、何のことはない、比例区を減らしたいらしい。

小選挙区制は、最も票をとった人のみが当選する。その結果、他の候補に入れた人の票はすべて死票となってしまう。最強の1人しか当選しないのだから、政党の候補者選びも熾烈となる。働く女性の代表の立候補は遠のく。

さきごろ、男女平等度の調査で、「日本は世界101位」という発表があった。穴があったら入りたい。でも、このくらいで恥ずかしがっては穴がいくつあっても足りない。衆議院議員の女性はわずか9.5%で、これは「世界190カ国のなかで154位」だ(IPU 2015年8月)。繰り返すが、世界で154番目! あ~、めまいがする。

c0166264_11522533.jpg女性や社会的弱者が当選しやすいのは、小選挙区制よりも比例制だ。国内外の調査で明らかだ。つまり、衆院に女性を少しでも増やすには、比例枠を増やすことだ。

多くのヨーロッパ諸国が採用している比例制選挙が、民主的でいいと思う。でも少なくとも、小選挙区比例代表並立制導入時の細川首相案である小選挙区・比例区半々、すなわち比例237議席にすべきだろう。

安倍首相は「身を切る覚悟で」と言うが、切ろうとしているのは女性の民意だ、と気づいてほしい。

【下の円グラフ:2014年衆院選において小選挙区で当選した女性は全体の6%であることを示す】

小選挙区制は女性の声を捨て去る
比例代表制は女性や弱者が当選しやすい
女性の衆議院議員は1割に満たず
政治は男のものではない
日本の女性国会議員、189カ国中163位
比例区削減案に反対します!
日本の男女平等度、世界101位
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by bekokuma321 | 2015-11-26 23:12

c0166264_1785324.jpg陣内やすこさんの「議会におけるセクハラの実態と今後の課題~性差別体験アンケート調査結果を受けて~」が、ネットにアップされた。

陣内さんは、八王子市議会議員で、全国フェミニスト議員連盟の元代表。

地方議会にまんえんするセクハラ(セクシャルハラスメント)の実態をアンケート調査をして、冊子(写真)にまとめた1人。調査のきっかけは、東京都議会で起きた、仰天セクハラ野次だった。セクハラの実態の要約をかいつまんで紹介して、創設以来とりくんできた女性議員増を達成しない限り、セクハラをはじめとする性差別はなくならない、と力説している。

下記で陣内さんの記事全文が読める。クリックしてどうぞ。
シリーズ女性と議会「議会におけるセクハラの実態と今後の課題~性差別体験アンケート調査結果を受けて~」(議員のためのウエブマガジン「議員NAVI」)
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by bekokuma321 | 2015-11-11 13:32 | その他

もうじきノルウェーは、統一地方選だ。女性議員が平均約40%の国だから、女性議員のほうが男性議員より多い自治体が10自治体ほどある。

そんなノルウェーだが、女性たちはそれに満足していない。女性議員を40%から50%へと新しいキャンペーンをしている。

ノルウェーが女性ゼロ議会を一掃したのは1987年のことだった。歴史の歯車をグイッと回したのは、超党派の女性運動だけでなく、マスコミの力が大きかったと思う。

一方、日本はまだ10%程度だ。女性ゼロ議会も多い。保育、教育、介護問題、食の安全、ゴミの問題ーー女性のほうがずっとプロだ。プロの声が政策に反映しないのは、危険だ。

それに原発再稼働も安保法案も、女性のほうが反対が多いが、これでは、その声が議会に届かない。民意の反映しない政治は、民主主義の政治ではない。

ただ最近、うれしいことに、こうした日本の憂うべき現状を報道するメディアが増えてきた。「2割が女性ゼロ議会」と、トップ記事にした東京新聞を紹介する。まだ読んでないかたは、クリックしてどうぞ。


▲東京新聞 1面 2015.6.28


▲東京新聞 1面の続き 2015.6.28

統一地方選直前に特集を組んで「全国規模で女性の力を結集し、戦略的に行動することが求められる」と書いた毎日新聞も評価したい。下図は毎日新聞2015年3月記事よりコピペ。

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全国813市区「女性議員比率」ランキング 1位45%から0人の自治体まで独自調査 by東洋経済『都市データパック』編集部
地方議会選挙を終えて思う「日本の選挙って変だ」
郡山市議選
仙台市議会、4人に1人が女性に
女性ゼロ議会、5議会ににひとつ
道府県議 政党別男女比
女性の約7割、原発NO!
ノルウェー地方選:名簿変更権を使おう
ノルウェー地方選レポート1:「女のクーデター」 再び
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by bekokuma321 | 2015-08-23 18:28 | その他

なくせセクハラ、性差別

c0166264_1785324.jpg女性議員に対する嫌がらせ野次、からだへの接触、性的言い寄りなどが後を絶たない。

全国フェミニスト議員連盟が、現議員や元議員など600人に調査した。それによると女性議員の52%が同僚議員などから「セクハラを受けたことがある」。

セクハラの加害者側には同僚議員だけではなく、自治体職員もいる。複数回答可で、議員67人、職員17人。

セクハラ被害の回数は、50人が「1~5回」、8人が「6~10回」、13人が「数え切れない」となっている。被害の場所は視察先20人、委員会や会議中19人、本会議場12人(複数回答可)。

詳しくは、同連盟発行の『性差別体験アンケート報告集』を。500円(送料別途負担) 。申込は全国フェミニスト議員連盟 info@afer.jp まで。


(クリックすると大きくなります)
▲読売新聞2015.6.25

全国フェニスト議員連盟
戒能民江「セクシュアル・ハラスメントの司法的救済とその限界」
営業ウーマンの逆襲
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by bekokuma321 | 2015-08-23 17:20 | その他

c0166264_23164564.jpgいかに女性議員が日本に少ないか。このテーマを日本のメディアが報道するようになって、うれしい。

今朝の朝日は、家庭との両立が壁、と多くの女性衆議院議員が応えている、と報道していた。

女性議員の少なさには、そうした意識の問題や慣習のしばりもあるだろう。しかし、日本の政界における女性の少なさの最大要因は選挙制度にある、と思う。

女性議員を増やすには、小選挙区制から比例制に変えることだ。少なくとも、現行の小選挙区比例並立制の比例部分の数を増やすことだ、と思う。

もうじきイギリスの総選挙がある。

有力政党のなかに3人女性党首がいて、討論会では女性の存在も目立つ。労働党は、ピンク色のバスを特注して女性有権者に投票を呼び掛けた。しかし、選挙の争点に女性問題はよく見えない。賃金差別撤廃、DV・セクハラなど女性への暴力根絶、高齢女性の年金の低さ解消など・・・は優先課題に登っていない。

こんな実態に業を煮やしたのか、先日、BBCの人気女性コメディアンSandi Toksvigが「女性平等党 The Womens Equality Party」を創設すると発表した。2020年をめどに、国会に打って出るという。女性は多数派であり、女性の課題を解決することは、女性だけのためでなく、男性のためでもある、と主張する。

北欧では、いち早く「フェミニスト党」ができて、同様の主張で、支持を伸ばしている。

その北欧諸国の政界の女性進出の高さは、他に追随を許さない。スウェーデン、ノルウェー、フィンランドは、内閣の半数が女性であり、国会議員の50%から40%は女性だ。

北欧諸国は、どこも比例代表制選挙だ。国会も地方議会も比例代表制で選挙がなされる。2000人の小さな自治体でも、大きな政党はそれなりに、小さな政党はそれなりに議員を出し、女性議員は4割程度を占める。

今朝、イギリスの市民団体「選挙改革協会」からメールが届いた。

「あと2日で、小選挙区制が、完全に時代遅れであることがはっきりする」と冒頭で述べる。

日本は、1990年代半ば、中選挙制から小選挙区比例代表並立制に選挙制度を変えた。基本は小選挙区制だ。小選挙区制の母国はイギリス。そのイギリスで、「小選挙区制は時代遅れ」の声がどんどん大きくなっているのだ。

選挙改革協会によると、比例代表制という公平な選挙制度の支持者は、今回、全体の4分の3に上ったという。

「今日、インデペンダント紙は、第1面トップで、私たちの代表を選ぶもっといい制度を支持する人が圧倒的に多いと報道」と紹介している。

なぜイギリス国民は小選挙区制に不満なのか。

「票と議席がマッチしない選挙制度に不満をもつ人が増えている」からだという。選挙改革協会は、「今こそ変革の時だ」と唱える。

イギリスでは、「10人に1人が、木曜日、戦術的投票をする」。すなわち、最も支持する候補者ではなくその次の候補者、または3番目の候補者に投票する。気に入らない候補者を落とすためにそうせざるをえないのだという。

ここには、「幻滅への処方箋」しかないという。

すなわち、イギリスでは、木曜日の総選挙を待つまでもなく、「368議席もの多数の議席はすでに決まっている」。その選挙区で当選者を出せないことが確実な政党は、「その選挙区を捨て去って、接戦区に集中する」。だから、選挙に関心など持てるはずがない。そうした有権者は2700万人にのぼるらしい。

最も票をとったひと1人だけが当選する小選挙区制は、多様な意見を持つ人々の代表を選ぶ方法ではない。とりうる制度は、政党の得票に応じて議席が配分される比例代表制だ。

c0166264_21214277.jpgイギリスでは日本のようにしょっちゅう解散・総選挙とはならないらしい。供託金も日本の300万円に対し、7万円程度だ。キャンペーンも戸別訪問が主で、朝から晩までの名前の連呼はない。投票も、候補者名を書くのではなく、政党のシンボルマークにチェックを入れるだけ。なるほど、日本の選挙よりは楽そうだ。それでも、最強の勝者ひとりを選ぶ選挙キャンペーンは、女性には過酷に違いない。

北欧のように、「出産直後に選挙だったが、政党の候補者リストの上位に登載されていたので当選でした」というような女性などありえない。

20年以上前から「女性議員を増やそう」「クオータ制導入を」と運動している全国フェミニスト議員連盟という団体がある。私も、長年、仲間たちと頑張ってきた。国会議員に意見書を出したり、集会を開催したり・・・。女性が5割、4割を占める北欧の政治や選挙システムを調査して紹介もしてきた。

日本の女性の能力、判断力、指導力は男性に比較して決して劣ってはいないし、日本の女性たちが北欧諸国の女性に比べ、劣ってもいない。

問題は、やはり選挙制度だ。

We're on a roll
General Election 2015: Sixty per cent of people want voting reform, says survey
Our electoral system is absurd. Time to change it
Election 2015: Sandi Toksvig launches Women's Equality Party
General election 2015: a campaign full of women but not about them
a fair deal for women
Election 2015: General election FAQs
フランスの政党交付金は男女平等化資金に
小選挙区制は女性の声を捨て去る
比例代表制は女性や弱者が当選しやすい
女性の衆議院議員は1割に満たず
政治は男のものではない
日本の女性国会議員、189カ国中163位
男女平等なくして民主主義なし
女性議員を増やすために ~ノルウェー選挙に学ぶ~
原発事故から考える民主主義
男性偏重政治が原発政策にもたらす弊害
女性の約7割、原発NO!
比例区削減案に反対します!

【写真上:選挙改革協会のメールより転載、写真下:英国の投票用紙。候補者名の横に所属政党のシンボル・マークがあり、その右の空欄に×をつける。日本のように有権者が候補者名を書くことはない。Politics in the UKより】
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by bekokuma321 | 2015-05-06 23:10 | ヨーロッパ

c0166264_403797.jpg地方選が終わった。

日本の投票は、有権者は投票所に行って、支持する候補者氏名を書いて、その紙を投票箱に入れるという方法をとる。

この、手書きで候補者の名前を書くという当たり前の方法を、他の国の人々に言うと、みな仰天する。「だから日本の候補者は、自分の名前の書いたたすきをつけているのです」、と納得してもらえるまでなんと手間暇かかることよ。

c0166264_1352015.jpgどうも手書きで候補者の氏名を書く方式をとるのは、日本独特のようだ。

しかし、ここは日本。

勝つためには、立候補者は自分の氏名をできるだけ多くの人に書いてもらわなければならない。だから候補者にとって何よりも大事な選挙運動は、自分の名前を覚えてもらうことだ。

c0166264_443116.jpgまともな人間ならこんなバカバカしいことを朝から晩までやって議会の議席を得るなんて、恥ずかしくて穴があったらはいりたくなるだろう。でも、それが日本の選挙だ。だから、工夫しながら、名前と顔を覚えてもらうためにひたすら1週間がんばるしかない(町村は5日)。

全国フェミニスト議員連盟で男女平等社会をつくろうとしてきた仲間たちの多くは、駅頭で、公園で、団地の前で、政策を訴える工夫をしていた。

c0166264_1364130.jpgでも、このように政策をスピーチする候補は数えるほど。だいたいは、選挙カーのスピーカーで名前を流したり、人前で名前を書いた旗を何本も立てたり(選挙違反だろう)、大勢がズラリと並んで大声で候補者名を連呼したりするだけだ。

c0166264_5205415.jpgこれまたおかしなことだが、選挙中、日本では、政策ビラは配れない、戸別訪問で支援をお願いすることもできない、政策討論会もできない。しかも選挙期間は1週間しかない。

名前を書くのが選挙だから、政策なんていらないといわんばかりだ。

政策で支持者をつかんでいる現職以外は、日本の場合、政策で当選なんてありえない話なのだ。

マイクを握って訴える女性候補者を見ながら、「身近な問題を政治課題にのせてきた実績のある人たちが、そのチラシをまけないのは、どんなにか悔しいだろう」と思った。

c0166264_4163614.jpgさて、さて、日本の地方自治体には女性議員は数えるほどしかいない。つまり、私が応援した前議員たちは、議会のマイノリティだ。

全国フェミニスト議員連盟を創設して20年以上、女性議員増の運動をしてきた。だが、一向に増えない。

c0166264_12561373.jpgやっとマスコミが女性議員の少ないことの弊害や、女性議員の存在によってよくなったことを取り上げるようになった。

しかし、政党助成金という巨額の公費を受け取っていながら、政党には女性候補を増やすための実効ある具体策に欠けていた。女性が輝くなどとふれこむ政府、選挙管理委員会、総務省など関係機関は、指をくわえてみているだけだった。

c0166264_133367.jpg女性議員は女性候補が増えないと増えるはずもない。候補者さがしの段階で女性を増やす何か具体的な方法があったはずだ。啓発活動でもいい。「もっと女性候補を」とキャンペーンぐらいはるべきだった。

私が取材を続けているノルウェーでの地方選は2011年秋にあったが、女性議員は38%だった。

政党別では、左派社会党は51%、労働党は44%が女性だった。ノルウェーでは、ほとんどの政党は候補者を決めるときに一方の性を4割から6割になるように決めていて、それをクオータ制という。クオータ制に反対する政党もあるため、結果は、40%を割ってしまった。

市長は20%が女性、つまり5人に1人が女性首長だった。

こうした差異をつくる根本は、選挙制度にあると思う。ノルウェーをはじめヨーロッパの多くの国々は、国も地方も比例代表制選挙なのだ。

日本は、国会が小選挙区制で、地方議会は複数当選者を出すいわゆる中選挙区制だ。中選挙区制は小選挙区制よりは小政党や無所属に有利だと言われるが、基本的には最も得票の多い人から順番に当選する小選挙区制の変形に近い。

c0166264_448032.jpg比例制の選挙は、支持する政党の候補者リストを選び、それを投票箱に入れる。その獲得票に応じて政党の当選者数が決まっていく。

だから、票を最も多く獲得した政党はそれなりに、票の獲得率が少ない政党はそれなりに、当選者が出る。よって、どんなに小さな町にも、さまざまな政党から議員が出ている。それに政党は候補者を決める段階で、クオータ制にもとづいて少なくとも4割は女性にしているので、4割ほど女性議員が誕生する。

c0166264_4485830.jpg政党に入れるだけだと、政党任せになり候補者の顔が見えないのでどうも・・・という人のためにつけ加えると、ノルウェーでは、有権者は政党の決めた候補者の順番を変えたりできる。

候補者名が書かれたリスト(投票用紙)の左側に設けられた空欄にバツ印をつけてその候補者に1票を加算する方法と、用紙の空欄に他党の候補者名を書き足す方法の2種類が設けられている。

これによって、女性や障がい者など、まだ議会に少ないグループの候補者にバツ印をつけると、その候補を上位に押し上げて当選させる可能性が高まるのだ。

多様な声をすいあげて議会に届ける代弁者を選ぶ、それが選挙だ。

なのに、日本では、誰がどんな政策を持っているかを知らせることを禁じている。

日本の地方選挙に多い無所属候補のほとんどは、隠れ自民だそうだ。その結果、「オール与党議会」も多いと聞く。もちろん「オール男性議会」は数知れずある。

選挙のたびに、「日本の選挙制度は変だ」と怒りを覚える。

世界一民主的な国
サル・バランゲル市の女性市長
ノルウェー地方議会改革論争ヒートアップ
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小選挙区制は女性の声を捨て去る
比例代表制は女性や弱者が当選しやすい
女性の衆議院議員は1割に満たず
政治は男のものではない


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by bekokuma321 | 2015-04-26 05:06 | ノルウェー

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AFER Vol.84(2015・2・15 全国フェミニスト議員連盟発行)
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by bekokuma321 | 2015-02-28 23:33 | その他

2月最終日の今日、サロン下諏訪に樽川通子さん(元下諏訪町議)を訪ねた。

中央線下諏訪駅から徒歩5分。サロン下諏訪は、ランチやお茶をいただきながら、政治談議をする下諏訪のオアシスだ。

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樽川さんは、長野県下諏訪町議を長いこと務めた。議員になって、町のくらしに直結することが、ことごとく男性たちによって決められていく現実をつきつけられた。こんなバカなことがあるか、変えなくては。たった1人、孤独に耐えつつ議会で奮闘してきた。

議員を退いた後は、その豊かな経験と知識を女性議員を増やすために捧げてきた。そのおかげもあって、小さな下諏訪町の議員13人のうち女は4人。30%を超える。

長野は全県でも女性議員20%。日本の47都道府県の女性議員割合(「日本列島女性議員地図」)でも、ベストテンに入る。牽引役となってきたのは、樽川さんだ。女性たちを集めて、政治のイロハのイを伝授しながら、「女性よ議会をめざせ」と訴えてきた。

そんな樽川さん、ちかごろの女性議員に少々不満だ。樽川さんは、全国の女性議員に対してこんな檄をとばした。

「女性議員はもっと存在感を示せ」
「男性議員にこびるな」
「姫とか呼ばれて舞い上がっている女性議員もいるらしいが、腹が立つ」
「何かを変えるには、まず自分から主体的に運動せよ」
「議員をやめて孫の世話をするいいお婆ちゃんではダメ、もっと地域に貢献せよ」
「戦争への足音が聞こえる。女性なら戦争反対の声をあげよ」

久しぶりの取材をかねて女性と政治談議を楽しんだ後、身が引き締まった。

【写真:サロン下諏訪にて。左から岡田ふさ子(さみどりの会)、樽川通子、「なくせ女性ゼロ議会、さよならセクハラ議会」のパンフを説明する三井マリ子。撮影大熊】

3月8日「2015 女性と政治キャンペーン」東京行動のお知らせ
女性ゼロ議会、5議会にひとつ
女性議員率日本一、長野の秘密

追記:サロン下諏訪は、正式にはサロン「しもすわ」でした。訂正・お詫びいたします。
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by bekokuma321 | 2015-02-28 21:11 | その他

88.57%の人が「女性議員、いたほうがいい」と応えている。

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朝日が、ネットで「女性と政治」のアンケートをした、2月25日現在の結果である。

政党はこの結果をよく見てほしい。そして、統一地方選や国会議員選挙に女性をできるだけ多く立候補させるべきだ。それが民意の反映であり、政党を強くすることにもつながる。

現状はどうか。国会も地方も、女性議員はほぼ1割前後しかいない。女性議員が1人もいない「女性ゼロ議会」が2割以上もある。日本の政界は、「一強多弱」である以上に、「男強女弱」である。

その最大の理由は、民意の反映しない小選挙区制という選挙制度にある。最も多く票をとったたった1人しか当選せず、他の候補に入れた票がすべて死に票となる制度だからだ。

それに対して、国内外ほぼすべての調査は、比例制のほうが民意を反映しやすく、女性や社会的弱者の当選につながりやすいことを証明している。

しかるに、国会ですすめられている選挙制度改革は、比例制枠を少なくしそうらしい。

これでは、女性の当選はさらに遠のくのは火を見るより明らかだ。するとどうなるか。当然ながら政党は当選率の高い人を候補にしたい。つまり、政党は公認・推薦候補に女性を増やそうとしないか、もしくは、女性候補を当選しそうもない選挙区に”あて馬”としてすえるだけだろう。

選挙制度を改革するというなら、比例制をもっと増やすべきだ。

マスコミも政界の「一強多弱」だけでなく、「男強女弱」にもっとメスを入れてほしい。

朝日新聞 女が生きる・男が生きる「地方政治の壁」編:第7シリーズ
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by bekokuma321 | 2015-02-25 09:56 | その他

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このまま春が来るかな、と思えた1月16日でしたが、甘かったです。冬将軍がやって来ました。今、外は雪景色、真っ白な秋田です。

春のようだった16日、秋田地裁の法廷の傍聴席に私は座っていました。

コツ、コツ、コツ。足音が廊下に響き、法廷の中央の扉が開いて裁判官が入廷しました。10ヶ月近く待ち望んだ公開裁判の始まりです。

三井マリ子さんによる「意見陳述」が行われました。この生の姿と声を松浦大悟さんに見て・聞いてもらいたかったです。

松浦大悟さんのプログをみると「支援者のお宅におじゃました」とか「支援団体で挨拶した」とか書いています。それも必要かもしれません。でも、ぼくちゃん、ぼくちゃんと甘やかしてくれる所よりも問題提起されている場に立ち、それを解決しようとする姿勢を見せてこそ、有権者の代表ではないでしょうか。

今回の裁判に出された書類でわかったのですが、松浦さんは、参議院秋田第1総支部と民主党秋田県連の2つの組織の代表をしています。

その代表としての懐に、平成25(2013)年1年間だけで、7千150万円余りの政党交付金がはいっていました。

政党交付金は、私たちの血税です。あまりの巨額さに、普通のおばちゃんはビックリ仰天。いったい何の目的で何に使っているのでしょうか。松浦さんは、2013年の参院選で落選しました。選挙に落ちて 普通の人になったのだと、おばちゃんは、大変な勘違いをしておりました。

松浦大悟さんは、彼が代表する秋田県連と参議院第1総支部に、こうした巨額の国民の血税を毎年毎年受けているのです。秋田県民にわかりやすく、どういうふうに使ったかをプログ等で発信していただきたいものです。

法廷での三井さんの意見陳述に戻ります。短い陳述でしたが、胸をうたれました。

長年、女性議員を増やす活動を全国規模で展開してきた三井さんは、松浦さんの度重なる懇願で、固辞していた気持を翻して、秋田に引っ越しを決意しました。女性議員の極端に少ない郷土秋田に骨を埋める覚悟で、女性候補者を増やす活動をしようとしたのです。人生の集大成だと考えていたと言います。

その思いは、無残にも、松浦さん達の言動によって、粉々に打ち砕かれてしまいます。

もし、あの選挙の後も、三井さんが秋田におられたら、今頃は、4月の県・市町村議員の選挙のために秋田県内を走り回っていたことでしょう。立候補した女性も増えていたに違いありません。私たち秋田の女性は、大切な宝を失ってしまったのだ、と私は思いました。

裁判の後の記者会見では、三井さんの弁護団の一人森田裕子弁護士は、女性の立場からも全力で三井さんの支援をしていくとの言葉があり、その力強いメッセージに感激しました。まだまだ続く裁判ですが、私も、微力ながら全力で応援していきたいと思います。

c0166264_11315726.jpg来年は、秋田が誇る「和崎ハル」衆議院議員当選70周年です。この節目の年に、女性の政治参加を長年頑張ってきた三井さんに、吉報が訪れることを願っています。

我が家の小さな鉢に朝顔の種が落ちていたらしく、今朝、花を咲かせていました。裁判の勝利を予感しているような気がしました。

佐々木厚子 さみどりの会(*)秋田市


(*)2012年の衆院選で落選した三井候補は、松浦大悟議員らに不明朗な会計処理をされ心身ともに損害を受けたと提訴した。さみどりの会は三井裁判を支援する会の愛称。「産むならば 世界を産めよ ものの芽の 燃え立つ森の さみどりのなか」という阿木津英の歌がある。女性は子どもだけでなく、世界を産み出すのだという意味だ。三井さんは、選挙演説に引用しては「私は新しい秋田を産み出したいのです」と結んでいた。「さみどりの会」の由来だ。これまでの経緯は左下Moreをクリックしてどうぞ。
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by bekokuma321 | 2015-01-19 11:53 | 秋田