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朝日新聞の2017年10月21日「党派別の候補者数」をもとに政党別・性別に棒グラフにした。

赤が女性候補、灰色が男性候補。

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2020年まであらゆる指導的立場の女性を少なくとも30%に。これが政府の目標だった。しかし、女性の候補者が全体の17.7%では話にならない。

とはいうものの、衆院における女性議員はわずか9.3%にすぎないことを考えると、正当な理由なき突然の解散にしては、健闘したといえそうな政党もある。

現在、日本の女性議員率(第1院)は、世界193カ国中165番目という最下位チームに属している。この女性候補209人が全員当選したとして、全議員の17.7%だから、世界193カ国中112番目か113番目で、トーゴかジャマイカと同じランキングとなる。もちろん先進国では最下位だ(2017年9月1日付IPU調査Women in national parliaments)。


案内「選挙が変われば政治が変わる」
絶望の小選挙区制選挙(2017衆院選)
日本の「自書式」ハンディキャッパーに不利
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by bekokuma321 | 2017-10-22 19:13 | その他

ガーディアン紙によると、サウジアラビアで、女性が初めて車を運転することを認められた。国王指令によるもので、立法ではないという。

「女性は運転をしてはならない、なぜなら、女性の脳は男性の4分の1しかないからだ」と宗教指導者が言ったとのニュースが入ってきて、ギョッとさせられたばかりだ。

その一方で、女性運動家たちは厳罰をものともせず車を運転しようというキャンペーンを続けていた。21世紀の今、ここまで女性をあからさまに差別している国に対して、国連や国際組織は何も制裁または勧告をしないのだろうかと、思った。

Youtubeで、以前、車の運転を求めるサウジアラビアの女たちの作成した動画を見たことがある。「最初は無視されます。次に笑われます。そして攻撃されます。そして勝利するのです」というガンジーの珠玉の言葉が引用されていた。

今回の国王指令の背景には、無視されても、嘲笑されても、攻撃されても頑張ってきた女性運動の力があるに違いない。ひとまず、お・め・で・と・う!

最後に忘れてならないことがある。

サウジアラビアの国会議員における女性割合は、日本よりはるかに高いことだ。世界193カ国中、サウジアラビア19.9%で96番目、日本9.3%で163番目(第1院。IPU、2017年8月1日)。

日本のこの驚くべき女性排除を知ったら「日本の女性も車の運転を禁止されているのかしら」と思うサウジアラビア人がいるかもしれない。

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Saudi cleric banned for saying women's brains 'a quarter the size' of men's
サウジ女性参政権から考える日本の選挙
サウジアラビア、イケア写真から女性を排除
運転する女たちWomen2Drive
サウジアラビア女性、男性付き添いなしに出廷し厳罰に
日本の女性国会議員率、世界164番目
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by bekokuma321 | 2017-09-27 13:46 | 中東

ノルウェーの選挙の結果、当選した女性は41.4%となった。これは過去最高だという。

写真は、クラウディア・オルセンClaudia Ambrosia Olsen(1896 ~ 1980)。女性で初めてノルウェー国会の委員会委員長となった女性。国会議事堂の廊下に掲げられていた。

9月11日、国会議事堂での党首記者会見を取材に来た記者たちは、夜中の12時まで待機。私はつい睡魔に襲われた。そんな私をじっと睨んでいた。

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真夜中の国会記者会見(ノルウェー)
選挙の夜は寝ずの番(ノルウェー)
ミニ政党がカギを握る政権交代(ノルウェー)
高校生が全て担うスクール・エレクション(ノルウェー)
オスロの街並みに溶け込む選挙(ノルウェー)
1本のメールから国会議員に(ノルウェー)
石油の新採掘か漁業・環境保護か(ノルウェー)
決闘の場はトロムソ図書館(ノルウェー)
育休候補、大学生候補が国会議員になれる国(ノルウェー)
ペン、リップクリームにコンドーム、etc(ノルウェー)
スクール・エレクションは民主主義の学校(ノルウェー)
投票者にも候補者にも優しい選挙(ノルウェー)
高校生も立候補するカネのかからない選挙 (近江真理)
選挙制度しだいでは高校生が議員になれる(田口房雄)
民主主義度1位ノルウェー、23位日本
世界一民主的な国
世界一民主主義の国はノルウェー、日本は22位
女性議員を増やすために ~ノルウェー選挙に学ぶ~

【2017年9月11日投票日の党首会見録画はYoutubeで見られる。こちら
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by bekokuma321 | 2017-09-12 18:00 | ノルウェー

予約は不要です。どなたでもお気軽においでください。
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by bekokuma321 | 2017-08-05 12:17 | その他

2017年7月26日、夕方6時半から、北九州市男女共同参画センター・ムーブにおいて、「女子力は政治力!女子力が社会を変える」と題したセミナーが行われた。

講師には女性政策研究家の三井マリ子さんをお招きして女性の政治参画について、北欧ノルウェーと日本を比較しながら話をして頂いた。三井さんが20年以上にわたって撮影してきた多くの写真が示され、教員だった私は小中高生が選挙に積極的に関わる姿に目を奪われた。

ノルウェーもかつては男性中心の社会だったが、女性たちの粘り強い要望・運動で政治を変え社会を変え、今や世界一幸せな国になったそうだ。

1980年代から国会も地方議会平均も3割以上が女性で、女性議員がゼロのところは一つもないそうだ。その点日本は?

国会に女性の占める割合は9%に過ぎない(衆院)。しかも全国の市町村には「女性ゼロ議会」が多数あり、町村では3分の1が「女性ゼロ議会」という衝撃的な話を聞いた。わが福岡県でも「女性ゼロ議会」が12市町村もあるという発表に愕然としてしまった(注)。

子育てや介護は、多くを女性が担っている。保育所不足に始まり、それらを担う人の低賃金問題、人手不足等々今や社会問題になっている。こうした日々の課題に中々手が付けられないのも、女性議員が少ないことに一因があると納得した。

講演後の意見交流の席では、選挙制度についての質問や、日本のこの現状をどこから変えたらよいのかといった質問が多く出された。三井さんは「まず貴方が行動を起こしましょう」と答えた。力強い言葉に会場からは、溜息混じりの賛同の声が上がると、次に「私、立候補します」との発声に感嘆とも応援ともとれる声があちこちから湧いた。

もっともっと時間が欲しい程盛り上がった素晴らしいセミナーが、大盛況のうちに終えた。三井さんありがとうございました。

廣瀬 愛子(元小学校教員)


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       ▲パワーポイントで説明する北欧ノルウェーの暮らし・政治・女子力

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       ▲意見や質問が次々にとびかった意見交流会

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 ▲後片付けを終えた世話人と福岡市から来た女子会のみなさん。主催したI 女性会議小倉支部の森本由美市議(右から4人目)、三井マリ子講師(右から2人目)

【写真:上2枚は森本由美市議提供。3枚目は三井マリ子提供】

【注】福岡県「女性ゼロ議会」12市町村:豊前市、東峰村、大任町、赤村、上毛町、篠栗町、広川町、宮若市、久山町、嘉麻市、鞍手町、芦屋町(2017年7月付)

あざやかな歴史
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by bekokuma321 | 2017-08-01 11:07 | ノルウェー

東京都議選と女性

東京都議会議員選挙で、小池都知事率いる「都民ファースト」が大躍進し、自民党は大敗した。女性は、127議席中36人、割合にして28.3%と過去最高となった。

政党別の女性議員数と割合は、自民党23人中1人4.3%、公明党23人中3人13%、共産党19人中13人68.4%、民進党5人中ゼロ、都民ファースト55人中18人32.7%、生活者ネット1人中1人100%、維新の党1人中ゼロ。共産党の女性議員の多さが目立つ。

東京都の女性には、致命的政治課題が山積している。最も深刻なのは、女性の多くが非正規労働者であることだと思う。身分が不安定なうえ、賃金や休日など労働条件が極めて厳しい。この、職場における女性の地位の低さは、セクハラ・パワハラを生む温床であるうえ、さらに家事・育児と仕事の両立という、ごく当たり前の暮らしを続けることを著しく困難にする。

しかし人口の半分以上を占める女性が生きて行く上での、この基本のキは、都議選のテーマにはならなかった。「女性の正規雇用の拡大を」(ネット)、「同一価値労働・同一賃金原則の均等待遇の実現」(社民)を公約に掲げた政党・政治団体はあったが、票にはむすびつかなかった。

今回、当選した女性には子育て中の働く女性も多い。女性議員は都民の代表だが、都民女性の代表でもある。東京都の職場を女性に優しい職場に変えるため、「東京都雇用平等条例」を成立させる先頭に立ってほしい。東京の企業が変われば日本の企業は変わる。


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小池ゆり子候補と日本会議
女性議員増法案、成立ならず
6月15日「女性議員増やそう法案を成立させよう集会」へ
政界への女性進出を促す法案、国会へ
地方議会に女性議員を (NHKニュース2017.4.15)
意見書あいつぐ「増やせ女性議員、なくせ女性ゼロ議会」
フランス県議会、男女半々に
フランスの政党交付金は男女平等化資金に
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by bekokuma321 | 2017-07-03 11:28 | その他

2017年6月1日、列国議会同盟IPUは、「国会における女性議員の割合」を発表した。下院の比較によると、トップはクオータ制をとるルワンダで61.3%。世界平均は23.4%。世界193カ国を調査した。

日本は9.3%、世界164位。164番目にまで下がったのは、初めてのことである。この目をおおいたくなるような恥ずべき記録達成を知ってか知らずか、日本の国会は理念法にすぎない「女性議員増法案」すら成立させず閉会した。

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▲Women in national parliaments_Situation as of 1st June 2017_by the Inter-Parliamentary Union

女性議員増法案、成立ならず
6月15日「女性議員増やそう法案を成立させよう集会」へ
「身を切る改革」どころか「民意を切る改革」
日本の女性議員率、世界189カ国中161位
日本の女性議員率、世界163位
世界で最も女性議員が多い国ルワンダ
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by bekokuma321 | 2017-06-19 09:22 | その他


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日本が、細川内閣時代“政治改革”の熱狂のもと、小選挙区制選挙に変えたころ、「小選挙区制は公平でない」と捨てた国がある。ニュージーランドだ。


1996年、ニュージーランドは、小選挙区制を廃棄処分して小選挙区比例代表併用制に変えた。併用制は基本的に比例代表制である。日本の小選挙区比例代表並立制は小選挙区制が基本であり、言葉は似ているが中身はまったく異なる。


今秋、ニュージーランドは国政選挙を迎える。選挙制度は小選挙区比例代表併用制だ。小選挙区制時代は、イギリスのように2大政党以外は絶望的だったが、制度改正によって、小政党から当選できるようになった。活躍めざましいのは緑の党。いま14議席だが、さらに伸びそうだという。


緑の党共同代表の国会議員メティリア・テュレイMetiria Tureiが、いかに選挙制度が政治を変えたか、を語る。イギリスの運動体「選挙変革ソサイアティ」サイトに載った英文記事をかいつまんで和訳する。

「小選挙区制のころは、国民党と労働党しか政権をになう可能性はゼロ。しかも40%以下の票しか獲得してなかったのに、です。一方、他の小政党は15%から25%の支持を得ても議席にはつながりませんでした」


「そこで80年代から国民の意思が票に反映せず死に票になってしまう、と猛烈な不満が国中にわきおこりました。労働党が選挙改革に乗り出し、その後の国民投票につながりました。1992年の国民投票は、選挙制度を変えるか否か。次に1993年は、変えるとしたらどんな選挙制度か、というものでした。緑の党は、選挙制度変革イエスに向かって、その議論に勝とう、という姿勢で臨みました。その議論に勝ったら、かならず比例代表制が選ばれる、と考えたのです」


「こうして比例制中心の併用制に変えることができました。1996年の初の選挙。緑の党は他と政党連合Allianceを組んで立候補し、議席を得ました。2大政党以外の小政党から当選は初めての事件で、大喜び。その後、緑の党は、連合から独立して、1999年の選挙で5%以上を獲得。7人の議員を誕生させました」


「併用制選挙での大きな変化は女性です。初の併用制選挙で、20%だった女性が、一夜で、30%になったのです。さらに、マオリ党の議員は倍増。マオリ党議員はわずか3人でした。それが併用制になったとたん7人です。併用制選挙が続いた結果、常に7人から11人のマオリ女性が国会に選ばれるようになったのです」


「まだ問題はあります。比例候補者以外では女性は40%に過ぎません。政党は小選挙区に男性を候補としがちなのです。社会の性差別が残っており、男性のほうが当選しやすいためです。多様性を期待するなら、小選挙区制ではなく比例代表制です。要するに、比例代表制のほうが、より公平な選挙制度だといえます」


「緑の党から聾者の議員が出ています。わが国ではじめてのことです。でも、まだ車椅子の議員は出ていません。まだまだ壁が厚いということです。でも、聾の国会議員Mojo Matherは、過去2年間で、ハンディを持つ人たちのためにものすごい業績を上げています」


「比例代表制は万能薬ではありません。でも、人々にチャンスを与えます。閉じられていたドアを開けます」


小選挙区制の国で、比例代表制を求めている運動を続ける人に対して、彼女は次のようにアドバイスする。


「公平性が大事だと考える人々を止むことなく励まし続けることです。『あなたの1票は、無視されてはいけない票なのです』とね」


How PR ‘completely transformed’ New Zealand politics: Metiria Turei, Green Party co-leader
小選挙区制の日本、比例代表制のノルウェー
比例代表制は女性や弱者が当選しやすい
北極に最も近いバルドー市も女性議員は約4割

【写真はメティリア・テュレイ国会議員。Facebookより】












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by bekokuma321 | 2017-04-13 16:33 | アジア・アフリカ

秋田魁新報が、127日、秋田県内の女性議員について特集していた(下)。


秋田県の和崎ハルがトップ当選した衆院選(1946年)は、初めて女性が参政権を行使した選挙だった。当選した女性は39人だった。70年以上経て、現在44人だから、5人しか増えていない。


1947年、衆院選と同じく女性が初の参政権を行使して、統一地方選が行われた。秋田魁新報によると、女性は、この県会議員選で4人、市町村議会選で15人当選した。当選者に占める女性の比率は県議会が8.3%、市町村議会は0.4%、だったという。


この初の統一地方選からちょうど今年は70年。2017126日現在で「(秋田県内の)議員総数に占める女性比率は、県議会14.3%、市議会8.0%、町村議会7.2%」と報道している。70年もの時が経っても、女性議員の割合は遅々として進まない。


女性には、男性とは異なる性ゆえの優しさがあるように僕には思う。その優しさを発揮するには、いろいろな方法があるだろうが、女性の議員を増やして、社会政策に生かすことも大事な方法であろう。そもそも人口の半分が女性なのだから、議会も半分は女性で自然だと思う。


さて、女性の地位が高い北欧の国はどうだろうか。


三井マリ子著『ノルウェーを変えた髭のノラーー男女平等社会はこうしてできた』(明石書店)、『男を消せ!ノルウェーを変えた女のクーデター』(毎日新聞社)、『ママは大臣 パパ育児』(明石書店、オンデマンド版)3冊を読んだ。本の中から、重要だと思ったことを述べたい。


2006年の内閣は全18人中、女性8人(40%以上)。主要政党7党中、4党が女性党首。国会議員も4割が女性。2007年の、ノルウェー地方議会選挙では、全市議会議員中37.5%が女性だった。女性が50%以上の市議会26市にのぼる。議会ばかりではない。女性労働力率は、23.8%1960年)から、61.5%2014年)に増えた(女性労働の数字は1月5日付け西日本新聞「ノルウェーリポート」より)。


しかし、今でこそ女性の地位がほぼ男性と同じノルウェーでも、かつて日本同様、女性の地位はとても低かった、と三井さんは書いている。いったい何が変えたのだろうか。もっとも大きな力は、「男女平等法」だとわかった。


1979
年、「男女平等法」(世界初の男女平等オンブット誕生)が施行。1981年「男女平等法」改正。公的委員会・審議会は、両性の代表が入ることに。1988年、再び改正された。21条「クォータ制」条項の登場。全ての公的審議会などに「40%クオータ制」が明記された。


男女平等法のなかでも、1988年に21条のクオータ制がはいったことが最大のかぎのようだ。全ての公的公的審議会など男女どちらも40%を下回ってはならないと定めている。この制度をクオータ制(quota)といい、「4分の1」を意味するクオーター(quarter)とは異なる、と知った。


ノルウェーで女性議員を格段と増やせたのは、このクオータ制を各政党も次々に取り入れたからだ。1973年 民主社会党、1974年 自由党、1975年 左派社会党、1983年 労働党。


クオータ制を取り入れるとなると、男性議員を減らして女性議員の数を増やさなければならない。ノルウェーでも道のりは困難だったらしいが、日本では、さらに困難だろうと思う。


とくに秋田県はまだまだ封建的で、「女は男に従っていればよい」という風潮が強く、女性議員への道は険しい。だから、そもそも候補者になる女性すらきわめて少ない。


秋田県には、これからどんな道があるのだろうか。今の若い人たちは、男女平等を教科として教えられてきているようだ。社会に出ても結婚しても、その感覚をつぶさぬように、上司や年配者たちは、「女だから」「男だろ」というような考えを若者に押し付けぬことだ。話はそこから始まる。


加島 康博(さみどりの会、秋田市)



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女性解放運動の先駆者早川カイ
底なしの政治腐敗と女性議員
女性参政権運動と秋田
ドイツ誌「シュピーゲル」、ノルウェーのクオータ制を特集
●連載● クオータ制は平等社会への一里塚 第2回
ノルウェー地方議会改革論争ヒートアップ
新潟日報「ノルウェー政界の男女平等:クオータ制が後押し」





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by bekokuma321 | 2017-02-13 22:59 | 秋田

あざやかな歴史

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2016年のオーモット市議会

先日、市議会議員19人のうち女13人、男6人、女性が68%も当選したオーモット市議会に行った。上が、その議会の写真である。

オーモット市は、ノルウェー内陸部にある森林業が主産業の、人口約4500人の町だ。

選挙が行われたのは1年前だった。当時、新聞は、「女たち、議会を支配」という見出しで大々的に報道した。「全国的にどうかはいちがいに言えないが、きわめて珍しい」とリリハンメル大学の選挙専門教授がコメントしている。

ちなみに政党は、中央党が第1党で、労働党、左派社会党、保守党、進歩党とつづく。人口5000人に満たない小さな市にもかかわらず、4党から議員を出していて、多彩に見えるが、ノルウェーでは一般的だ。

選挙から1年たって、写っているのは、よく見ると女性議員11人、男性議員8人だ。「あれっ、女性議員が2人足りないのでは?」。オーレ・グスタフ・ナルード市長は私にこう説明した。

「選挙後、ある女性議員の職場がオスロに変わって、彼女がオスロに引っ越したため、そのポストに代理議員(男性)がつきました。さらに、この日だけのことですが、海外出張だった女性議員がいて、彼女の代わりに代理議員(注1)が出席しました。その代理議員は、たまたま男性だったのです」

オーモット市は、市長は男性だが、行政のトップである事務総長は女性だ。ノルウェーは選挙で選ばれる市長とは別に市の幹部のナンバーワン・事務総長がいて、市政は市長と二人三脚で運営される。

市長は、大勢の女性に囲まれて「いよいよ男性のクオータ制(注2)を本気で考えなくてはいけないときがきました」と、私を見て笑った。

しかし、このオーモット市議会も、男性だらけの時があった。

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1926年のオーモット市議会

上の白黒写真は、90年前の同じオーモット市議会の集合写真である。みな同じような黒い背広を着てネクタイをしめている。ネクタイなしは、女性議員1人だけだ。

2016年と1926年の2枚を比べて、多様な社会にふさわしいのはどちらだろう? 市民の代表者で構成される場にふさわしいのはどちらだろう? 保育園、小学校、ナーシングホーム、公園、身近な生活道路などの課題を議論する場にふさわしいのはどちらだろう? それはあまりにも明らかだ。

このあざやかな歴史をつくった主役は、比例代表制選挙によるクオータ制だと確信している。

さて、わが日本。女性たちが選挙権を獲得して70年たった。しかし時計の針がとまったかのように、この国には、女性議員の誰ひとりいない「女性ゼロ議会」が約370もある。


【注1】ノルウェーの地方議員は、仕事や学業を持ちながら職務をこなす、いわばボランティアだ。議員報酬はない。議会は夜行われることが多く、仕事を終えた後、議会に出る。そんな議員が、仕事から離れられなかったり、子どもが病気になったり、育休や教育休暇などで、議会に出られない場合、その議員職を代行する人を代理議員という。選挙は比例代表制だから、政党の獲得票率に比例して当選者数が決まる。その議員数(当選者数)と同数の代理議員が選ばれる。常に、ピンチヒッターがスタンバイしているといえる。また、国会議員の場合、ノルウェーでは閣僚と議員の兼務はできないので、閣僚となった議員のポストは代理議員によって埋められることから、代理議員が国会議員となるチャンスは小さくない。
【注2】物事を決める公的な場は、一方の性が40%を下回ってはならないとする制度。男女平等法で定められている。政党に直接同法は及ばないものの、ノルウェーの場合、政党の多くは選挙候補者を決める際、クオータ制を率先して実行してきた。そのため、候補者の4割から6割は女性である。比例代表制なので、当選者もほぼ4割が女性となる。オーモット市議会19議席の男女数は労働党(3、2)、進歩党(0、1)、保守党(0、2)、中央党(3、6)、左派社会党(0、2)だった。

参考リンク
■ノルウェー王国大使館「ノルウェーの地方選挙レポート 2011」
第1回 「女のクーデター」再び -平等・反差別オンブッドは語る
第2回 選挙運動を担うソーシャル・パートナー
第3回 女性参政権100周年から子ども参政権へ
第4回 北部ノルウェーを支えるサーメの女性たち
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by bekokuma321 | 2016-10-21 22:16 | ノルウェー