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もうじきノルウェーは、統一地方選だ。女性議員が平均約40%の国だから、女性議員のほうが男性議員より多い自治体が10自治体ほどある。

そんなノルウェーだが、女性たちはそれに満足していない。女性議員を40%から50%へと新しいキャンペーンをしている。

ノルウェーが女性ゼロ議会を一掃したのは1987年のことだった。歴史の歯車をグイッと回したのは、超党派の女性運動だけでなく、マスコミの力が大きかったと思う。

一方、日本はまだ10%程度だ。女性ゼロ議会も多い。保育、教育、介護問題、食の安全、ゴミの問題ーー女性のほうがずっとプロだ。プロの声が政策に反映しないのは、危険だ。

それに原発再稼働も安保法案も、女性のほうが反対が多いが、これでは、その声が議会に届かない。民意の反映しない政治は、民主主義の政治ではない。

ただ最近、うれしいことに、こうした日本の憂うべき現状を報道するメディアが増えてきた。「2割が女性ゼロ議会」と、トップ記事にした東京新聞を紹介する。まだ読んでないかたは、クリックしてどうぞ。


▲東京新聞 1面 2015.6.28


▲東京新聞 1面の続き 2015.6.28

統一地方選直前に特集を組んで「全国規模で女性の力を結集し、戦略的に行動することが求められる」と書いた毎日新聞も評価したい。下図は毎日新聞2015年3月記事よりコピペ。

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by bekokuma321 | 2015-08-23 18:28 | その他

朝日新聞によると、「女性ゼロ議会」157市町村のうち41市町村で女性が立候補した。計47人。うち39人が当選した(6人は無投票)。

千葉県勝浦市(定数16)は、市が生まれた後ずっと「女性ゼロ議会」だったという。ポール・マッカトニー49年ぶりの来日と大騒ぎしていたが、勝浦の女性議員誕生は57年ぶり。しかも同時に2人だ。

青森県の「女性ゼロ議会」は21町村もあった。今回、そのうち4町村で女性たちが女性ゼロ議会解消に挑んだ。その1人斉藤のぞみさん(42)は、深浦町を女性ゼロ議会から脱出させた。こちらは31年ぶり。

女性がたった1人しかいない「紅一点議会」も数多い。

そのひとつ北海道ニセコ町の斉藤うめ子さんは、4年前「女性ゼロ議会」ではいけないと、蛮勇をふるって立候補。唯一の女性議員となった。

今回、再選されて「女性ゼロ議会」の再来を阻むことができた。しかし、最下位当選だった。1期4年間の実績は集票にむすびつかなかった。

「地縁・血縁・職場総ぐるみの壁。ニセコ町に移住して8年、こうしたバックがなく、後援会もなく、ボランティア数名でやった選挙でした」と、述懐する。

また、長野県富士見町も「紅一点議会」だ。たった1人の女性小林市子さんは、3期を務めたベテラン。

「介護経験者として、女性の目で地元の政策を見る人がいなくなることへの心配と、議会には批判・監視する目が必要ですから」と、4期目に挑んだ。

当選はしたものの、やはり最下位だった。同じ地区から立候補した新人男性に票を奪われてしまったようだ。

女性の議員には、高齢者施策、子育て、DV防止などのテーマに熱心に取り組む人が多い。地方の暮らしにかけがえのない政策だ。しかし、その実績や実力を知って票を入れる有権者は限られている。今の選挙制度では、政策を広く知ってもらうのは、とっても難しい。

女性が参政権を獲得して70年。「女性ゼロ議会」を何としてもなくしたかったがダメだった・・・。次に希望をつなごう!

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      ▲ニセコ町議選。女性は斉藤うめ子1人(上段左から4人目)
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    ▲富士見町議選。女性は小林市子1人(下段最左)。後方は八ヶ岳連峰。

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女性ゼロ議会、5議会ににひとつ
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なくせ!女性議員ゼロ
ノルウェー政界の男女平等ーークオータ制が後押し
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by bekokuma321 | 2015-04-29 01:16 | その他

c0166264_15214453.jpg長野県諏訪郡富士見町議会のたった1人の女性、小林市子議員(写真)を訪ねた。

高齢者介護、環境、少子化、教育などの問題に熱心にとりくんでいる様子が彼女のブログからわかった。女性議員から見た富士見町を聞きたかった。

母屋の隣にある「御射人庵(みさとあん)」で迎えてくれた。支援者や町の人たちが気軽に立ち寄れる憩いの場として作ったという。

私は、東京と長野を半々の生活をして15年ばかりになるが、富士見町には女性議員が複数いると思っていた。「女性議員がなぜ1人になってしまったのか」と尋ねると、「前は女性議員が3人いたんです。でも議員の定数が削減されてしまって…。立候補する人がいなくなったんです」

小林議員はいま3期目。前回の2011年の選挙は無投票だったらしい。小林議員のブログには4年前の富士見町選挙について、こう書かれている。

「富士見町の議会議員選挙は、19日受け付けを済ませた最初の10人で始まって、締め切りの17:00までに最後の11人目の候補者で定数以上には届け出がなく、無投票当選が決まった」

「4期は長すぎる」という批判が多いはずだ、と3期で引退を決意した。後継者探しをして最適の女性候補者を見つけた。ところが、その彼女に一身上の都合で断られてしまった。小林議員は、自分が引退すると女性議員がゼロになることを案じ、再び立候補する決意を固めたという。

c0166264_15363769.jpg小林議員がもう1期がんばろうと翻意したのは、女性として介護経験者としての目で地元の政策を見る人がいなくなることへの心配と、議会には批判・監視する目が必要だから、だという。そして、とんでもない思い出を話してくれた。

2014年4月28日、富士見町議会は、織田昭雄議長に辞任勧告をして、議長の辞職願を受理した。全員協議会(議員の根回しの場。休憩時間などに開かれる)に移って、新議長に2人立候補した。そのうちの1人が小林市子議員だった。

ただちに本会議が再開された。そこで、ほんの少し前に辞職が決まったばかりの織田議員が、なんと5票を獲得した。現議長の辞職を受けて新しい議長に立候補した2人は、それぞれ4票、2票だった。

結果を受けて、織田議員(議長を辞職したばかり)は、辞退するどころか、ただちに、「議員の皆さんの票を得たので、期待にこたえたい」と言って、議長職にもどったのだという。

では、なぜ織田議長が議長辞職となったか? 前年の2013年夏、町長選挙で再選された小林一彦町長に陣中見舞いをして、選挙違反を疑われていたからだった。

富士見町議会で最高得票をとったので、”みそぎ”は済んだーーつまり疑いは晴れた――とでも言いたいのだろう。それにしても、当局は、公職選挙法で禁じられている、現職議員が寄付した行為を、いったいどう判断したのだろう。

小林議員を取材しなければ見えてこなかった富士見町の真実を知った。そして、「あ、またか」と思った。

小林市子のスローライフ
約9割 「女性議員いたほうがいい」
女性ゼロ議会、5議会ににひとつ
またひとつ女性ゼロ議会が増えた(怒)
政治は男のものではない

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by bekokuma321 | 2015-03-04 15:47 | その他

88.57%の人が「女性議員、いたほうがいい」と応えている。

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朝日が、ネットで「女性と政治」のアンケートをした、2月25日現在の結果である。

政党はこの結果をよく見てほしい。そして、統一地方選や国会議員選挙に女性をできるだけ多く立候補させるべきだ。それが民意の反映であり、政党を強くすることにもつながる。

現状はどうか。国会も地方も、女性議員はほぼ1割前後しかいない。女性議員が1人もいない「女性ゼロ議会」が2割以上もある。日本の政界は、「一強多弱」である以上に、「男強女弱」である。

その最大の理由は、民意の反映しない小選挙区制という選挙制度にある。最も多く票をとったたった1人しか当選せず、他の候補に入れた票がすべて死に票となる制度だからだ。

それに対して、国内外ほぼすべての調査は、比例制のほうが民意を反映しやすく、女性や社会的弱者の当選につながりやすいことを証明している。

しかるに、国会ですすめられている選挙制度改革は、比例制枠を少なくしそうらしい。

これでは、女性の当選はさらに遠のくのは火を見るより明らかだ。するとどうなるか。当然ながら政党は当選率の高い人を候補にしたい。つまり、政党は公認・推薦候補に女性を増やそうとしないか、もしくは、女性候補を当選しそうもない選挙区に”あて馬”としてすえるだけだろう。

選挙制度を改革するというなら、比例制をもっと増やすべきだ。

マスコミも政界の「一強多弱」だけでなく、「男強女弱」にもっとメスを入れてほしい。

朝日新聞 女が生きる・男が生きる「地方政治の壁」編:第7シリーズ
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by bekokuma321 | 2015-02-25 09:56 | その他

c0166264_2361089.jpg「女性ゼロ」議会2割超--2015年2月23日の朝日新聞の見出しだ。

日本全国の地方議会に女性がどれだけいるか。その女性議員の少なさから、このままでいいのかと警鐘を鳴らす。

朝日によると、全国の地方議会1788のうち、2割超にあたる379の市町村議会に女性が1人もいない。町村では35%を超える。地域的には、九州や東北で女性議員の少ない。女性ゼロ議会の市町村名もすべて明らかにされている。その自治体名は左下のMoreをクリックを。

さらにWeb版には「日本列島女性議員地図」。県をクリックすると、その県の県会と市町村議会に占める女性議員がどのくらいいるかがただちに表れる。すごくわかりやすい。

もっとも少ない青森県をクリックしてみる。青森県の41議会のうち、21議会が女性ゼロ。つまり、半数以上の議会に女性が1人もいない。

また、議員数が多いのに女性議員が1人も出てない議会も、一目瞭然だ。日本最大の女性ゼロ議会は愛媛県今治市議会。市議は34人もいる。しかし全員男性で、女性議員はゼロだ。

 (クリックすると読みやすくなります.朝日新聞2015/2/23)

地方議会は、暮らしに直結する議案が多い。少子化対策、学校給食、要介護者のケア、保育施設、緑の保全・・・。こうしたテーマを男性の視点だけで決めるなんて、こっけいすぎる。

民間女性団体「全国フェミニスト議員連盟」が声かけして、「女性ゼロ議会撲滅運動」を始めたのはもう15年以上も前だ。

しかし、なかなか成果があがらない。

理由のひとつは、女性が立候補しにくいからだった。朝日にも、直方市の竹松房子前議員の苦労が紹介されている。女性が立候補しようとしても、家族の反対、「町内会・寄り合い」から候補を選ぶならわしなど、厚い壁がたちはだかっていた。

c0166264_8514629.jpgその壁を壊すもっとも効果的なハンマー、それを握るのは政党だ。政党は議員をつくる最大の機関だ。20年前からは政党交付金なる税金も受け取っている(共産党を除く)。

もっと女性が立候補しやすくなるように、その政党交付金を使ったらどうか。

たとえばフランスは、候補者を男女同数にしなければ、政党は政党交付金を減額されるという法律がある。減額率は、一方の性の候補者と他方の性の候補者との差の半分。たとえば、A党の候補者が男性だけだったとすると、A党への政党交付金は50%減額となる。効果はすぐに地方選で現れた。法の対象となった人口3500人以上の市で、女性議員が22%から47・5%に躍進した。ほぼ男女半々だ。

しかしフランスも、国政選挙では、そうはいかなかった。女性擁立より政党交付金減額を選ぶ政党が多かったのだ。そこでまたあらたな対策をとった。2007年、政党交付金の最高減額率を50%から75%に引き上げたのだ。そしたら、2012年、下院の女性は、19%から26.2%に増えた。

地獄の沙汰も金しだい。日本だって、フランスのようにしたら女性議員は増えるのだ。

【写真上:愛媛県今治市に「女性ゼロ議会」解消を訴える武井たか子松山市議ら。下:秋田県羽後町に「女性ゼロ議会」解消を訴える加藤麻里秋田県議

■「女性ゼロ議会」に関するFEM-NEWS情報:本サイトの左側にある「タグ」に並ぶ「女性ゼロ議会」をクリックすると見られる
政治は男のものではない

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by bekokuma321 | 2015-02-23 21:56 | その他

9月議会が始まろうとしている矢先、日本に、女性ゼロ議会がまたひとつ増えた。

2014年8月、徳島県藍住町議会の一角を占めていた唯一の女性議員がいなくなったのである。その結果、議場は背広にネクタイ姿ばかりとなってしまった。

[クリックすると拡大される]

藍住町は、吉野川の下流北岸に位置する。人口は3万4千人余り。町の議員定数は16。先月まで16人いたが、現在議員は15人。欠員1。その欠員欄に先月まで記載されていた議員――その名は西岡恵子。4期連続当選を果たしたベテラン議員だ。

その西岡を、町議会議員が議員資格を問う議会内の委員会にかけて、「光熱水費が少なすぎる、そこに住んでいないに違いない、だから被選挙権がない」と決めつけた。7月のことだった。

c0166264_2019845.jpg8月11日、藍住町で臨時議会が開かれた。徳島市の諏訪公子から、メールが届いた。諏訪は、徳島女性協議会会長として、長年、男女平等社会めざして汗を流してきた女性運動家だ(写真:左から4人目)。

 「今日、藍住町議会を傍聴してきました。西岡恵子議員は失職です。傍聴席は満席と職員から言われ、別室のモニター室で画面を見ての傍聴でした。西岡議員は立派に答弁し、三井マリ子さんのメッセージも読み上げました。それに反して、失職賛成派議員が、人権を口にした時はモニター室に失笑が漏れました。西岡議員を失職させる、が前提にあって、光熱費云々をこじつけているとしか思えませんでした。西岡議員は、徳島県へ不服の審査申し立てをするとのことです。今月末と思います。」

日本の地方議会には、この徳島県藍住町のように女性議員がただの1人もいないところが、数多くある。諏訪公子は、まずは徳島県内の女性議員を増やそうとがんばってきた。8月11日、矢も盾もたまらず藍住町に足を運んだという。

全国フェミニスト議員連盟「ゼロ撲」(増やせ女性議員!なくせ女性ゼロ議会キャンペーン)が定期的に調査している。それによると現在、日本列島の4,5つに1つが女性ゼロ議会だ。この恥ずべき日本の現状が、さらに悪いほうに更新されてしまった。

世界の男女平等をリードする北欧ノルウェーでは、女性地方議員率は全議員の約40%だ。それでも「人口に比べ少なすぎる」と、女性たちは50%をめざす。そのノルウェーは、今から27年前、1987年の統一地方選で、女性ゼロ議会を一掃した。それを成し遂げたのは女性たちの運動だった。
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            (女性候補への投票をよびかける80年代ノルウェーのチラシ)

まるで魔女狩り――徳島県藍住町の紅一点議員追放事件
唯一の女性議員を追放した藍住町議会
アテネ宣言
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by bekokuma321 | 2014-08-31 13:11 | その他

c0166264_1117745.jpgうだるような暑さの8月23日(木)、埼玉県で唯一の女性ゼロ市議会羽生市に着いた。人口56500人。

まず羽生市役所を見学した。鉄筋4~5階建ての大きな建物で、「広報はにゅう」も特大判であった。

その後、女性センター・パープル羽生に向かった。2階にて、田沼利之総務部長、今西和雄人権推進課長、田中幸子男女共同参画係長が迎えてくれた。こちらは全国フェミニスト議員連盟ゼロ撲メンバー3人、さらに、同行取材の毎日新聞記者が同席した。

「活力に満ちた人輝く 文化都市羽生」を目指して、羽生市では、各種祭り、各施設、憩いの場などの多彩な取り組みがなされ、ガイドマップだけ見る限り申し分なさそうだ。「はにゅう男女共同参画プラン」では、政策、方針決定過程への男女共同参画の促進が、もちろん明記されてはいる(どこの自治体も作文は立派だった)。

c0166264_11173824.jpgしかし、女性センターに、年間予算14,461,000円、スタップ2人いるにも関わらず、女性議員が、ここ10年近くも不在だという。議員だけではない、PTA会長、自治会長も女性はゼロである。

国立女性教育会館ヌエックが近いというのに、担当女性職員は、ヌエックに研修に行ったことが無いと白状した。女性議員がいないことは問題だという危機感を、所長は持ち合わせていないように私には思えた。憲法14条、男女共同参画社会基本法2条、3条、5条などなど、この地まで届いていないのではないか、と感じる。

人口の半分以上を占める女性の参画なしには、「活力に満ちた人輝く文化都市」は築けないことを自覚されんことを願いつつ、炎天下の丁寧な見送りの中、羽生市を後にした。

勝又みずえ(全国フェミニスト議員連盟、写真も)


◆埼玉県女性ゼロ議会「羽生市」を訪問
http://frihet.exblog.jp/18378718/
(オール男性の議員写真、毎日新聞記事あり)
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by bekokuma321 | 2012-09-29 09:32 | その他

c0166264_1121034.jpg酷暑の8月20日(月)、愛知県の「女性ゼロ議会」のひとつ豊根村に向かった。ここは、名古屋の大曽根駅から車で、愛知県、長野県、静岡県の境界の地だった。

豊根村の女性議員は昭和50年から54年に1人いただけで、ここ33余年もの長きにわたって、女性議員はゼロである。

村の議会は、見るからに立派な議場だった(写真上)が、ここが男性だけに占領されているのかと思うと、その不条理に怒りを覚えた。

村役場は、人口1317人の村とはいえ、広い敷地に、洋風赤レンガ作りの大きな美しい建物だった。役場すぐ近くにはごく普通の農家が点在し、和洋異質な風景のように感じた。

豊根村は、富山村と平成17年吸収合併したばかりの、新しい村である。愛知県最高峰の標高1415mの茶臼山、1級河川の天竜川、そして佐久間ダム、新豊根ダムをかかえる。

c0166264_115043.jpg伊藤実・村長と、伊藤浩亘・総務課長が対応してくれた。事前にアンケート依頼していたので、村の資料一式揃えての歓迎だった。伊藤村長は、村おこし、地域おこしに、やる気満々に見えた。観光、交流人口の増大による経済発展を、村一番の方策とし、茶臼山を拠点として、ブルーベリーの栽培、加工販売、芝桜の丘などにとりくんでおられる。

こうした観光業には女性の視点が欠かせない。伊藤村長も女性の参画を願ってはいた。高齢化率は44,3%。村の女性職員は10人で、保健所の所長と、係長1名が女性管理職であった。

村長によると、世代交代が進んできているので、3年後の次回選挙くらいには、女性候補が出てきてくれるのではと希望を語った。

愛知県の女性ゼロ議会は、阿久比町、飛島村、豊根村の3箇所。阿久比町、飛島村は調査訪問済みだ。今回、「女性ゼロ議会」をなくす運動体の新メンバー岡田夫佐子さんと私2人が豊根村を訪問したことによって、愛知県内ゼロ議会訪問調査は完了した。

これまで、女性ゼロ議会を探し、面会要請をし、実際に出向いて対話をしてきた。今回の豊根村は、名古屋の大曽根駅から車で3時間のドライブだった。これでわかるように、訪問は、簡単ではない。

こうした活動が女性議員の誰もいない自治体の変化につながってほしい、と願いつつ、また明日もがんばろう!

勝又 みずえ (全国フェミニスト議員連盟 ゼロ撲キャンペーン担当)


◆女性ゼロ議会の愛知県阿久比町、飛島村を訪ねて
http://frihet.exblog.jp/13039730/
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by bekokuma321 | 2012-08-30 11:12 | その他

c0166264_14305457.jpg2012年8月25日(土)15:30、ヌエックにて、「男性偏重政治が原発政策にもたらす弊害」があった。場所は、埼玉県嵐山町菅谷728 国立女性教育会館。

報告者は、山口県の勝又みずえさん、宮城県の伊藤由子さん、福島県の蛇石郁子さん、福井県の能登恵子さんの4人。現場の実態、住民の日々の苦悩を直接知る女性議員・運動家でなければ話せない珠玉の内容だった。

c0166264_14312275.jpg最後に野田総理大臣への要望書(下記)を採択して終わった。

■■■ 要 望 書 ■■■

内閣総理大臣 野田 佳彦 さま                 

私たちは、2012年8月25日、緑豊かな埼玉県嵐山の国立女性教育会館(ヌエック)で開かれたワークショップ「男性偏重政治が原発政策にもたらす弊害」に参加しました。

昨年3月11日の東北大震災、その後の原発メルトダウンをきっかけに、日本の存亡さえ脅かすに至った原発行政に強い疑問を抱きました。そして、持続可能なエネルギー政策、ならびにいかなる地方に住む人(男女)でも自立して暮らせる雇用労働政策に向けて、生命と暮らしに直結した声を政策に反映させなくては未来はない――こう確信しました。

国会の女性議員は約1割(衆議院)。これは「世界191カ国のうち134位」でわかるように異常な少なさです。暮しに身近な市町村議会にも女性議員は1割程度しかいません。女性議員が誰もいない「女性ゼロ議会」は、全市町村の約4分の1にのぼります。とりわけ原発立地自治体の女性議員の少なさは特筆すべきです。たとえば福島県の大熊町・富岡町はゼロ、双葉町・楢葉町・浪江町は1人です(3.11後)。これでは、一方の性が関心を持つ政策に著しく傾くのは当然です。

4人の報告者は全て、原発の近隣または原発予定地近くに住む議員ならびに市民運動家です。原発メルトダウン後、獅子奮迅の働きを続ける福島県郡山市の蛇石郁子さん、原発14基が立地する若狭湾の中心地・福井県小浜市の能登恵子さん、甚大な津波被害とともに女川原発をかかえる宮城県加美町の伊藤由子さん、30年間原発反対を貫く祝島に近い山口県岩国市の勝又みずえさん。

放射能汚染による家族離散、家族や家・仕事場を奪われた人々の避難生活、子ども・妊婦・高齢者・原発労働者たちをはじめ市民の健康と安全の崩壊、美しい自然の破壊。莫大な交付金による依存生活、「トイレなきマンション」と比喩される放射性廃棄物問題、賛否によって余儀なくされた友人どうし家族どうしの分断、裏金が流れ妨害が多発する選挙・・・原発推進策がもたらした負の遺産をいったいどう解決すべきか。祈りにも似た叫びが会場に響きました。心身がずたずたにされて、いったい何の発展がありましょう。

野田総理、私たちは、女性差別撤廃条約はもとより、男女共同参画社会基本法にそって、国会、地方議会のあらゆる政策決定の場に男女がともに参画してこそ、生命や暮らしの香りのする調和のとれた政策が産み出されると考えます。野田総理、クオータ制など政策決定の場への女性参画のための具体策を実行して下さい。ここに要望致します。

2012年8月25日

女性ゼロ議会をなくそう! 女性議員を増やそう!「男性偏重政治が原発政策にもたらす弊害」参加者一同 

(連絡先:全国フェミニスト議員連盟女性ゼロ議会撲滅キャンペーン担当 東京都八王子市議会議員陣内やす子  電話090-4125-9259  Email jinnaiya@mbk.nifty.com )

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■仙台市議会議員ひぐちのりこブログ「機械は使えば使うほど、調子が良くなるのです」
http://nohiguchi.jugem.jp/?eid=2022
■郡山市議会議員へび石郁子のチャレンジ「ヌエックフォーラム2012に参加」
http://h-cosmos.blog.ocn.ne.jp/ikuko/2012/08/post_60e0.html
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by bekokuma321 | 2012-08-26 14:40 | 紛争・大災害

c0166264_1311251.jpg8月23日、埼玉県の女性ゼロ議会、羽生市に出かけた。市レベルでは、埼玉県で唯一つ残ったオール男性議会だ。

頭もからだも溶けてしまいそうな熱射の昼下がり。ちょっと車を出てから戻った車内は38度に届く勢いだった。

羽生市の人口56000人。女性は28000人。その代表が誰も議会にいないという。市庁舎を視察後、面会場に指定された「羽生市女性センター:パープル羽生」に向かった。

応対したのは、市役所から車でやってきた羽生市の田沼利之総務部長、今西和雄人権推進課長、田中幸子男女共同参画係長の3名。こちらは、全国フェミニスト議員連盟女性ゼロ議会撲滅チーム。

c0166264_1313076.jpg「土地柄」「農業の多い地域性」が、女性議員誕生を阻んでいるということだった。女性の候補者も少なく、前回1名立候補したが、当選にいたらなかったという。

羽生市は女性ゼロ議会が10年も続いている。その事実が、市として問題になったことは一度もなかったようだ。市の女性センターもあり、男女共同参画の行動計画もあり、国立女性教育会館(ヌエック)もそう遠くないところにあることが、皮肉にさえ感じられる。

そして、田中幸子男女共同参画係長は、「ヌエックには行ったことがありません」と言った。埼玉県に残る2つの「女性ゼロ議会」 のひとつ、東秩父村の女性職員もそうだった。

c0166264_13143270.jpg部長は、男女平等推進に強い認識を持っており、今後、羽生市にある政党支部の人たちと対話をしながら、女性候補者擁立を話題にしていくことを約束してくれた。

また、同行した矢澤江美子さん、勝又みずえさんの要望をさかんにメモをとっていた。以下はその一例。

「市役所玄関の目立つ所に、女性の裸体像が置かれていた。芸術・表現の自由にとやかくいうものではないものの、女性はこういうものという観念をうえつけかねない。そうした観点から、アート作品の公的施設への設置について、見直したほうがいいのではないだろうか。実は、市役所前には男性議員の立派な髭の銅像が置かれていた。男性は著名な議員、女性は名もなき裸体像・・・これでは」

c0166264_13185798.jpgさらに、今、羽生市あげてキャラクターをつくって観光資源に工夫しているが、そのキャラクターは、これまでの男女の固定的役割そのままのものが見られた。

たとえば、しらさぎは、上品で清楚な女性のイメージをだぶらせて「しらさぎ婦人」と名付けられている。しらさぎのメスにそのような特徴があるとも思えないので、思わず笑ってしまった。


c0166264_1332244.jpg(1) ムジナもん
(2) いがまんちゃん
(3) ザリガニ博士
(4) イナゴージャス
(5) いたっち
(6) しらさぎ婦人
(7) フナどん
(8) ムジナ三五八
(9) ムジナいが
(10) ムジナあんびん


■埼玉県八潮市議矢澤江美子通信
http://diary.e-yazawa.her.jp/?eid=875426

追記
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毎日新聞埼玉版2012・8・28
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by bekokuma321 | 2012-08-24 23:00 | その他