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宮城県加美町は、福島原発から出た放射性廃棄物の最終処分場の候補に指定された。住民は、今から2年半前の2014年1月、新聞を開いて初めて知った。根耳に水だった。

住民の声を聞いて進めるという民主主義の基本のキが、踏みにじられた。加美町の住民は、このやりかたに黙っていなかった。

指定された場所は、加美町箕ノ輪山の田代岳国有地。地形が少しずつ変わるため、地元のひとたちは「山の動くところ」と呼んでいるとか。

かつて近くの二ツ石ダム建設時に、採石場とされたものの、その岩質は透水性があり、もろく、一部しか使えなかったとの報告も残されている。放射性廃棄物の最終処分場には、向かない地質のところなのである。

その上、この場所を、宮城県は、2010年に「水道水源特定保全地域」の第1号に指定している。その保全地域を、今度は、核のゴミ捨て場にしようというのだ。

近くに2つダムがあり、この場所に最終処分場が建設されれば、下流域のいくつかの市町まで甚大な影響が及びかねない。

7月31日、全国フェミニスト議員連盟は、この地に足を運んだ。参加した岡田ふさ子同連盟会員は、「大勢の町民が現地に集まり、調査そのものをさせない抵抗運動を続けてきたと聞いた。加美町の力強い市民運動は、沖縄をほうふつさせる」と感想を述べている。

伊藤由子議員は、加美町の紅一点議員だ。反対する町民たち、とりわけ女たちの声を聞きながら、体をはって反対運動をする。

「対等でない大きな相手に向かうのはたいへんなこと。県や国を相手に、この小さな片田舎の人間が、やったこともないことをしているんです。でもね、将来、あのとき反対してよかったね、断ってくれてよかったと言えるようにしようね、今があるのは、あのとき、私たちが声をあげたから、町長が矢面にたってくれたからなのよね、と言えるようにしよう、と闘っています」

【写真:加美町の反対派住民たちがよく集まる商店「手づくり十字路」。店と住民をつなぐ伊藤幹子さん(左)と伊藤由子議員】

女性の約7割、原発NO!
指定廃棄物最終処分場候補地選定について(加美町箕ノ輪山の田代岳国有地)
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by bekokuma321 | 2016-08-04 17:00 | 紛争・大災害

c0166264_1323321.jpg4月29日、宮城県加美町中新田地区の伝統行事「初午(はつうま)まつり」があった。

そのお祭りに、原発最終処分場建設反対の衣装を身に付けた人たちが表れた。署名活動をするためだった。

衣装のフロントは、「場建設反対」、バックは「最終処分」と、大きな漢字が踊る。人前をこれで歩くのはどうも、と思えるほどのド派手さ、野暮さだ。でも、「最終処分場反対」を主張するのだから、このド派手さと野暮さこそ大事なのだ。

昔からの伝統行事と市民運動はマッチングしないことが多い。うまくいったのだろうか。

結果は、たくさんの人に署名をしてもらえたそうだ。

このド派手衣装のデザイナーは、加美町議会の伊藤由子議員だ。町の議会に女性は彼女1人しかいない。

伊藤由子は、加美町民の意志に反して、加美町を「核のゴミ」の最終処分場にしようとする国の方針に我慢ならない。住民たちと「最終処分場建設断固反対する会」の会員として反対運動をしてきた。

議会活動だけでも多忙なのに、最終処分場建設反対集会に出たり、署名を集めたり、仲間を激励したり・・・毎日大忙しのようだ。超多忙な中、秋田市で開かれた三井候補秋田追放事件を究明する裁判の傍聴にも来た。

c0166264_11394473.jpgそんな伊藤由子の仕事ぶりについて、今朝の朝日新聞が大きく報道していた(2015.5.1)。

題して「養護教諭から議員:女性の視点生かして変える」。小・中学校の養護教員時代に保健室で撮影した写真つき。

記事によると男の牙城である議会で、ごく当たり前だった因習を、伊藤は少しずづ変えている。

やる気のある女性議員たった一人誕生しただけで、これだけ変わるのだ。北欧諸国のように女性議員が40%近くいたら、日本だって変わると思う。

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by bekokuma321 | 2015-05-01 12:06 | 紛争・大災害