c0166264_17475541.jpgスウェーデン南部の大都市マルメの市議会は、ユニークな決定をした。

市民の憩いの場であるリーべシュボウリRibersborg海水浴場の公衆浴場を、トランスジェンダーや第3の性の人たちも楽しめるように2018年から月1回裸で混浴を可能とするという。それにともなって更衣室もジェンダーにとらわれずに使えるようにする、と決めた。

12月15日の報道によると、マルメ市議会の左派党とフェミニスト党の議員が提案した議案が通った。

公衆浴場は現在も裸で楽しめる。しかし男性用と女性用でわけられているため(日本の温泉のようになっていると思われる)、どちらの性にも属さないと思っている人は楽しめないのだという。ちなみに、マルメ市観光HPによると、リーべシュボウリ海水浴場には、犬用のビーチやハンディを持った人のビーチやヌーデストビーチもある。

「この公衆浴場はすべての市民が楽しむ場です。男女の性に分けられない人にも、その扉が開かれている、ようにすることはきわめて重要なことなのです」と、提案した市議は語っている。

また、「建設会社にはアクセシビリティを高めるように要求し、また、スタッフはこの分野における知識が必要ですので、教育をするように要請します」と、市当局は語っている。

日本では、社会的少数派に対するいじめ・排除・差別が数多く報道されていて、それに接するたびに胸が痛む。スウェーデンにもいじめや差別はあるだろう。しかし、そうあってはならないとする政治的意思が議会にあるかないかは、スウェーデンと日本とで決定的に違う。


【写真:マルメ市のリーべシュボウリ海水浴場にある公衆浴場。市の観光局サイトより】

Malmö_swimming
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by bekokuma321 | 2016-12-17 18:00 | 北欧