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大学のクオータ制

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▲女性が多いオスロ大学。大学前で電車を待つオスロ大学の学生たち

ノルウェーからの報道によると、大学のクオータ制導入が再びニュースになっているようだ。

ベルゲン大学は、心理学部の男子入学にクオータ制をとりいれると決めた。2016年、同大学心理学部を専攻した学生の84%もが女性であるからだ。

ベルゲン大学の教育学部副学部長で、健康心理学専門のオッドルン・サンダール教授は、「働く場では、男性心理学者や博士も、女性の心理学者や博士も、どちらもいることが大切なのです」と、メディアに語っている。

同様にオスロ大学も男性のクオータ制導入を決めた。教育省(日本の文科省)は、大学からの、この提案を回覧してコメントを求めている最中だ。

当局は、心理学部を希望する男性が加点をもらえる方式にするか、同じ成績の女子学生よりも、男子学生を優先的に入学させる方式にするか、どちらかを選択することになる。その締め切りは9月2日。クリスマスまでに決定される、という。

4年前にも同じテーマのニュースがあった。当時、ノルウェーのオスロ大学副学長インガ・ボスタInga Bostadは、男子学生への加算―--ジェンダーポイントKjønnspoeng―-を認めないと決定した。オスロ大学では女子学生が男子より多い学部ーー心理、医学、歯学ーーなどで議論されていて、男子が20%しかいなかった心理学部は、加算点採用を決定し、それをオスロ大学本部に提案していた。その心理学部の決定を、大学としては反対したのだった。

今回は、4年前とは異なって、心理学部のクオータ制を認めた大学本部側が、教育省に申請した。

いかなる分野であっても、できるだけ一方の性に偏らないようにすべきだ、というノルウェーの強い意志が見える。

Bergen vil kvotere inn menn til psykologistudiet
オスロ大学、男子への加算点認めず
●連載● クオータ制は平等社会への一里塚 第5回「クオータ制が生んだ名物教授」 
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by bekokuma321 | 2016-08-08 10:36 | ノルウェー