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「元閣僚が、モロッコで幼児と性交した」。こんな爆弾発言をテレビでしたのは、リュク・フェリー。フランスの著名な哲学者で元教育相だ。サルコジ大統領支援者でもある。

リュク・フェリーは5月30日夜、テレビで、「モロッコのマラケーシュで少年たちを捕らえて乱交パーティを行い、ペドフィリア(小児性愛)があった」と話した。子どもとの性行為は、フランス国外であっても違法である。しかし、リュク・フェリーはその政治家の名前を明かすことはなかった。

モロッコのNGO組織、「私の子供にさわるな」と「私たちの子供にさわるな」は、告訴をする模様。

次期大統領と目されていたIMF専務理事(当時)のホテル従業員強姦容疑ニュースに続き、フランスの大物政治家の違法な性行為が次々に明るみになっている。


■Gossip v privacy for the powerful in France
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-13641624
■France's women put sexism on trial in wake of Dominique Strauss-Kahn case
http://www.guardian.co.uk/world/2011/jun/03/france-women-sexism-strauss-kahn
■Why Anne Sinclair is standing by Dominique Strauss-Kahn
http://www.guardian.co.uk/world/2011/jun/03/anne-sinclair-dominique-strauss-kahn
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by bekokuma321 | 2011-06-05 10:06 | ヨーロッパ

5月22日午後5時、パリで、女たち3000人がデモをした。

ストロスカーン逮捕に関する女性差別的対応に怒る女性たちだ。提唱したのは、「あえてフェミニズム!」と称する女性団体。

「性差別よ出て行け、女性よ祝おう!」というスローガンのもと、現在15000人以上の署名も集まった。

署名の趣旨はこうだ。「あえてフェミニズム!」のホームページから和訳する(Fem-News訳)。

【フランスにストロスカーン逮捕のニュースが届いたやいなや、彼に対する法的リンチ事件だとか、政治的謀略だという声が「洪水」のように流された。その一方で、マンハッタンのホテルのスイートルームで、彼が強姦をしたとされる32歳の女性従業員は無視されたままだ。

こうしたフランス国内のコメントは、強姦の深刻さを矮小化し、合意だったかも、ちょっとすべっただけかも、というように事実をぼやけさせてしまう。そして、現在・未来の被害者に、「不平を言うな」というメッセージを送ることになる。忘れてはならない、強姦と強姦未遂は犯罪である。

これらのコメントは、女性に対する暴力への無知をさらけ出しているにすぎない。この社会を指導しているとするエリート集団は、とくに注意が必要だ。フランスでは階級や年齢を問わず、毎年75000人が強姦されているのだ。共通項は女性であるということだけだ。そして加害者はみな男性であるいうことだ。

これらのコメントは、性的自由というものと、女性への耐えがたい暴力とを混同している。暴力的行為、強姦、強姦未遂、性的嫌がらせは、女性の体を支配しようとする男性の欲望の表れである。それを混同することは、危険であり不謹慎である。すなわち、男女平等を妨害するため道徳的秩序に揺り戻そうとする勢力に、道を譲るだけだ。

ステレオタイプ(女または男はこういうものだという決めつけ)を主張する公人は、全女性に対する侮辱であるばかりか、人間の尊厳を大切に考え女性が男性と平等であるように日々闘っているすべての人間に対する侮辱である。】

ストロスカーンは、IMFホームページで、これまで公職で得た財産を、合意の性交だったことを証明するために使うと言っている。彼の財産? それはフランス人の税金であり、われわれ日本人の税金からの拠出金もあるIMFからの報酬である。

女性や社会的弱者を侮辱しても公職に居座ってきた男性政治家は、ストロスカーン前IMF専務理事に限らない。たとえば石原都知事、中山義活議員、小泉元首相…などが浮かぶ。こうした人間は公人である政治家にふさわしくない。これを機に、政治家の資質を考え直すべきだ。

■Osez le féminisme !
http://www.osezlefeminisme.fr/article/sexisme-ils-se-lachent-les-femmes-trinquent
http://www.politis.fr/Affaire-DSK-Osez-le-feminisme,14176.html
■Independent紙
http://www.independent.co.uk/news/world/europe/feminists-anger-at-chauvinism-of-strausskahn-affair-2287820.html


【参考記事:IMFストロスカーン強姦事件】

仏デモ、「性差別よ出て行け、女性よ祝おう」
IMF元トップ、無実を主張
IMF専務理事とプライバシー保護法
IMFトップのセクシャル・ハラスメント
「彼は盛りのついたチンパンジー」
IMFのストロスカーンがした愚劣な行い
IMFトップ、性暴力容疑で逮捕
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by bekokuma321 | 2011-05-23 15:27 | ヨーロッパ

IMF元トップ、無実を主張

国際通貨機関IMFトップのドミニク・ストロスカーンは、ホテル従業員を強姦した容疑で逮捕され、IMFを辞職した。

彼は、フランス大統領サルコジに対抗する社会党大統領候補としても超有名な政治家であり、報道は過熱する。

逮捕後、ニューヨーク地裁に出廷する様子が報道されるや、フランスでは「まだ容疑者なのに、侮辱だ」「彼はメディアに殺された」に始まって、「これは政治的謀略だ」という説まで、彼を擁護するような記事もあいついで出ている。彼の失脚によって、最も得をするのはサルコジ大統領といえるからだ。

世界最強の男性政治家が、ギニアから移民してホテルで働くシングルマザーを襲ったという事件は、マスコミだけでなく、私も強い関心がある。性暴力は男女の支配関係に起こるとされているが、この事件ほど男女の力の差が巨大なケースはかつてないと思われるからだ。

そんな中、ストロスカーンは、「私は、すべての力と時間とエネルギーを集中して、無実を証明する」とする記者向け文書をIMFホームページを通じて公にした。

彼は、清掃に入室した女性従業員を全裸で追いかけ、襲いかかり、ベッドに突き倒して強姦したなど、7つの犯罪容疑に問われている。彼が無罪を主張するには、彼女と合意の上で行った行為だと証明していくことになる。被害女性に対する、さらなる暴力が、今度は法廷を舞台に行われるともいえる。

■IMF Managing Director Dominique Strauss-Kahn
http://www.imf.org/external/np/sec/pr/2011/pr11187.htm
■Venter på et glimt av Strauss-Kahn
http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7642779
■Fallet fra makten til «Le Perv»
http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7641535
■Strauss-Kahn kunne spise og drikke for 5 millioner,
uten at noen sjekket
http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7639776
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by bekokuma321 | 2011-05-23 04:28 | ヨーロッパ

c0166264_21101572.jpgIMFトップのストラウスカ―ンに性暴力を受けたというフランス女性が、さらに、もうひとり現れた。

英ガ―ディアンとノルウェーNRKは、「まるで彼は、盛りのついたチンパンジーです」という女性ジャーナリストを写真付きで報道。

その女性は、トリスタン・バノンTristane Banon。作家でTVリポーター。彼女はストラウスカ―ンの2番目の妻の連れ子に当たる。トリスタンの母アン・マンソウAnne Mansouretによると、2002年、ストラウスカーンは、娘トリスタンが彼に取材中襲われた、という。

当時のことをトリスタン・バノンは、2007年にテレビインタビューで話している。彼女は「彼は非常に暴力的だった。彼から逃れようと蹴った・・・彼に対して『強姦だ』と言ったが、彼には効き目がなかった。私はかろうじて逃げることができた」と、2002年の事件を語る。

トリスタン・バロンは、訴えなかった理由に、「政治家と関係を持った少女という烙印を押されて、自分の少女時代ノ終わりたくなかった」と答えている。

母親アン・マンソウは、社会党の政治家。彼女は家族関係に影響を及ぼすと考えて、娘がストラウスカ―ンを訴えることに積極的になれなかったいう。しかし、娘は長年トラウマに襲われた。

15日、日曜日、「娘は、いまだにショックをひきづっている。娘の人生は、あの事件でまったく変ってしまった。長い間うつ病で苦しんだ。告訴を引きとめてしまった自分が悪かった」と、政治家である彼女の母親はいう。

トリスタン・バノンは、彼がニューヨークのホテル従業員を襲った事件を知り、自分も告訴を考えていると語った。フランス刑法でも強姦罪の告訴の時効は、日本同様10年だから告訴は可能だ。

一方、フランス大統領候補の最有力者とされる彼を陥れるキャンペーンだという謀略説もある。彼自身、「僕は女好きだ。それがどうした」と開き直っているという。

ホテルで襲われた女性従業員は、さぞかし怖かっただろう、動揺しただろう、屈辱的だったろう、悔しかっただろう。彼女は、そうしたさまざまな感情を振り切って、ただちに自分の性被害を通報した。彼女の決断力、行動力に感銘を受ける。

もし従業員の通報が遅れていたら、彼はアメリカを脱出でき、証拠につながるさまざまなことがつかみにくくなったことは間違いない。

http://www.guardian.co.uk/world/2011/may/16/dominique-strauss-kahn-tristane-banon
http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7634755

写真は、IMFトップの性暴力を報道する世界中の日曜日の新聞紙面。ノルウェーのアフテンポステン紙が掲載。
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by bekokuma321 | 2011-05-16 20:56 | ヨーロッパ

フランス政府は、日本国内にいるフランス人の出国のため、すでにエア・フランス2機を飛ばしたと、BBCが報道した。フランス時間で16日午前4時(日本時間で13時)。

■駐日フランス大使館の発表(フランス語)。「エア・フランスは17日、日本を出発する」とある。「東京でも放射線が検出され、まだ低いものの、気象しだいでは上がる可能性がある」とも。http://www.ambafrance-jp.org/
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by bekokuma321 | 2011-03-16 14:08 | 紛争・大災害

フランス極右政党党首に就任したマリーヌ・ル・ペンとはどういう人物か。。フランスの大統領になる可能性を持つ政治家だ。ソフトなイメージの裏に隠された真の姿をメディアはもっと伝えるべきだ。

2人の専門家の意見を、報道記事から要訳して紹介する

■政治学者ノナ・メイヤー(2011年1月3日BBC)
「彼女は移民政策について父親と同じ考えの持ち主です。フランスには2種類のフランス人がいると考えています。真のフランス人と、その他のフランス人です。しかし、彼女は、そのメッセージを、父親とは異なり、ソフトなパッケージで伝えます。メディアの使いかたがうまく、人気があります」
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-12070257

■社会党スポークスパーソンのベノイト・ハモン(2010年12月12日 テレグラフ紙)
フランスのリヨンの集まりで、マリーヌ・ル・ペンは、こう語った。
「第2次世界大戦のこと、ナチによる占領について、話したがる人たちがいる、ならば、われわれも(イスラム教徒が路上を占拠して祈っていること)話そうではないか。なぜなら、あれは占領そのものだ。もちろんタンカーも兵士もいない。しかし、地元の住民たちに多大な迷惑をかけている点では、占領である。」
彼女の発言は、多くの政党を含めフランス中から批判を浴びた。この発言について、社会党のベノイト・ハモンは次のように語る。
「これが、極右の本当の顔である。マリーネは、ジャン=マリ・ル・ペン同様、危険な人物である」
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/europe/france/8197895/Marine-Le-Pen-Muslims-in-France-like-Nazi-occupation.html
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by bekokuma321 | 2011-01-17 12:29 | ヨーロッパ

マリーヌ・ル・ペンMarine Le Penは、フランスの極右国民戦線FNの党首に就任した。党を創設し、これまで党首だったジャン=マリー・ル・ペンの末娘で42歳。弁護士、欧州議会議員。

ル・ペン前党首は、フランス大統領に5回立候補し、いずれも落選した。しかしその支持率を徐々に上げてきた。2002年、大統領選の第1次選で2位となり、世界を震撼させた。

BBCのクリスチャン・フレイザーは、次のようにコメントする。

「マリーヌ・ル・ペンは、ヨーロッパの極右の若手指導者の最若手の一人だ。彼女は、そのソフトなメッセージで、ファシスト党の持つ古いイメージを塗り変えようとしている。

彼女は、妊娠中絶賛成派で、女性解放に賛成し、2度離婚した、3人の子の母親であり、父親よりもサルコジ大統領にとって危険な人物である、などと考える人もいる。フランス社会を覆っている沈滞した経済の下、政治基盤を奪還するには、うってつけだ。今週の世論調査によると、サルコジ大統領支持者の32%が、すでにFNの考えに共感している。

フランス人の多くは、マリーヌ・ル・ペンの政治的思想に強い反発を抱いているものの、FNへの支持は着実に上がっている」

マリーヌ・ル・ペンは、確実にフランス次期大統領候補になるだろう。とはいえ、フランス世論の59%は、彼女を「人種差別主義者racist」と考えているという。こういう市民の良識に期待したい。

日本の女性政治家にも、ワーキングマザーを前面に出したソフトイメージで、極右思想をオブラートに包んでいる人がいる。日本の報道機関、とくにテレビは、彼女たちの政治思想を正確に有権者に伝えているとは思えない。

http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-12201475
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by bekokuma321 | 2011-01-17 01:10 | ヨーロッパ

「メイドから大統領に」c0166264_11473910.jpg

こんな刺激的な見出しで迎えられている女性は、フランス大統領候補のエヴァ・ジョリーだ。

ノルウェーに生まれ育ったエヴァは、20歳でフランスに渡り、オペア(住込みメイドとして働きながらフランス語を身につける)となった。その後、法律家となり、数々の汚職を追及し、「世界の汚職ハンター」の異名を持つまでに登りつめた。現在EU議会議員。

「メイドから大統領候補に・・・この意味するところは、『彼女はやってのけた。なら私にもできる』と、希望を与えることですね」と、エヴァは語る。ノルウェーのメディアは、前大統領選で、初の女性候補となったロワイヤルよりも、現時点でのエヴァの人気がはるかに高いと報道に拍車がかかる。

今後、長期間にわたる熾烈な選挙戦中、何が飛び出すかわからない。最新のNRKによると、彼女の半生を描いたドキュメンタリー映画が公開され、その中で、前夫との離婚3年後に、彼が自殺をした事実が明らかにされた。

「彼が、この世にいないことは悲しいことです。彼と私の間に断ち切れない関係、子どもをめぐってでした。(映画取材で)十分に私自身を守りきれてないようですが、取材に誠実に答えようとしました。映画を見て、今、驚いています。映画全体を見ていただければ、親しみをもてると思います」(FEM-NEWS仮訳)。

フランス語発音が完璧ではない、外国人だ、内政に通じてない、66歳は大統領には年配すぎる、などなど批判も多い。

しかし、中央も地方も汚職の噂の絶えないフランスで、大物汚職つぶしのプロであるエヴァを望む声は高い。また、サルコジ大統領のロマ人の国外追放政策をただちに舌鋒鋭く非難したエヴァに、移民の多いフランス社会は好意的だ。

2年間にわたる選挙戦は、精神的にも肉体的にも並々ならぬタフさを要求する。ノルウェー人エヴァ・ジョリーのバイキング魂を見守りたい。

◆NRKhttp://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7309421(ノルウェー語)

◆エヴァ・ジョリーの日本語記事
http://frihet.exblog.jp/14991356
http://frihet.exblog.jp/11112560
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by bekokuma321 | 2010-09-27 11:31 | ノルウェー

2010年1月21日Asiaoneニュースによると、20日(水)、フランス下院は、会社取締役会のクオータ制案を可決した。上院で可決されると、フランスではノルウェーに次いで、私企業の決定機関の男女平等が加速される。

フランスでは、女性は、ブルーチップCAC-40 Index(パリ証券取引所の時価総額ランキング40位までの銘柄)では10%、トップ500社では8%しかはいっていないという。

フランスは、「ノルウェー方式Norway Way」を踏襲したいようだ。しかし、選挙法を改正してパリテ(50%にする制度)を入れ込んだにも関わらず、政党の多くは、守らないで罰金を支払う方を選んだ苦い経験がある。その結果、下院の女性国会議員はわずか18%しかいない。

女性がわずか18%しかいない国会で、取締役クオータ制が通過したことを喜ぶべきかもしれないが。

http://business.asiaone.com/Business/News/Office/Story/A1Story20100121-193346.html

http://www2.kwdi.re.kr/kw_board/skin/news/view.jsp?bp_board=news&bp_bbsNo=287

Fem-News「フランス、取締役クオータに着手」
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by bekokuma321 | 2010-01-28 09:12 | ヨーロッパ

ノルウェーで「取締役クオータ制」が実行されて以来、世界中で、経済界の中枢に女性を入れる方策が議論になってきた。フィンランドは、会社取締役会の新規約が施行され、2010年から、「取締役会に女性を含むこと」とされた。女性がいない場合には、その理由書を提出しなければいけない。

「女性は1人いればいいというトークニズムのように見えるが、両性がバランスよく参画することを奨励につながると思う」と、新規約作成にかかわったLeena Linnainmaa(ヨーロッパ女性弁護士協会代表)は言う。

http://www.cgfinland.fi/images/stories/pdf/corporate%20governance%20review%20october%202009.pdf
http://www.europeanpwn.net/index.php?article_id=713

昨年、Fem-Newsで報道したフランスは、取締役会の50%を女性にするための法案が下院で可決され、現在、上院で審議中である。

「フランス、取締役クオータに着手」
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by bekokuma321 | 2010-01-27 17:15 | 北欧