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ひげをつけた女たち

c0166264_11372018.jpg「ひげ」をつけて女性の声をあげる運動は、ノルウェーだけではなさそうだ。今朝、フランスからフェミニストたちのつけひげ運動のニュースが届いた。

あらゆる分野を男性が支配していることへの怒りを示すため、フランスのフェミニストたちは、バッグの中からつけひげ(あごひげ)を取り出して、つける。運動体の名前は、そのものずばり「ひげ」。

かつて、フランスの男性たちはあごひげを生やすのが一般的だった。しかし19世紀で、ひげの時代は終わった。しかしながら21世紀の今も、男性支配は終わってないではないか。こんな皮肉だという。

ノルウェーは、こうだった。2009年の統一地方選挙前、くちひげをつけた女性のアップ写真のポスターが出回った。そこには、「ひと筆で男女格差をなくせます」と書かれていた。さらに女性たちは、鼻の下に黒いインクでひげを書いて、町をデモした。ひげは男性の象徴。男性になったら、賃金があがるのか、という皮肉をこめたメッセージだった。この大胆かつ愉快な直接行動は、『ノルウェーを変えた髭のノラ』(明石書店)に詳しい。

■La Barbe: France's bearded feminists
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-18497881
http://www.facebook.com/pages/La-Barbe-groupe-daction-f%C3%A9ministe/149218445123550
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by bekokuma321 | 2012-07-02 11:32 | ヨーロッパ

フランス大統領フランソワ・オランドのパートナーであるバレリー・トリルベレール――世に言う大統領夫人――は、大統領の元妻セゴレーヌ・ロワイヤルの政敵である「Olivier Falorni」を支持する」とツィッターで書いた。

それが世界中をかけめぐっている。フランスのラロッシェル選挙区の選挙で、投票は6月12日。

大統領の元妻ロワイヤルは、前回のフランス大統領選で、サルコジと戦った社会党公認大統領候補だった。その選挙中、夫(現大統領)とバレリー・トリルベレールの関係がバレ、ロワイヤルは「出ていけ」と彼を追い出し、20年間の事実婚関係を解消した。それまではキスしたりだきあったりと、その仲睦ましさを見せてアピールしていたが、実は、少なくとも2年前から、ランソワ・オランドとバレリー・トリルベレールの関係は始まっていたことが後わかった。

今回の選挙では、ロワイヤルが社会党公認で、相手は公認を取り逃がした社会党員。社会党のトップとして大統領は、元妻ロワイヤルを正式に支持すると発表している。

大統領のパートナーであるバレリー・トリルベレールは、写真週刊誌「パリマッチ」のジャーナリスト。

公的世界と私的世界は別と、男女の恋愛をスキャンダルにしないのがフランスだといわれてきた。しかし、このケースはちょっと違うようだ。

なおフランスは、北欧と同様、事実婚や同性婚の二人に対して、結婚と同様に法的権利をほぼすべて認めている。PAC法とよばれる。

◆Hollande's partner Trierweiler in Royal Twitter row
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-18406390
◆President Hollandes samboer støtter Ségolène Royals utfordrer
http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.8195607

■フランス「パリテ内閣」、「女性の権利省」誕生
http://frihet.exblog.jp/17975910/
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by bekokuma321 | 2012-06-13 11:56 | ヨーロッパ

21世紀のフランス革命

オランド大統領は、男女半々内閣を組閣し、女性の権利省を新設し、大統領と閣僚の歳費を30%の大幅カット・・・・・。21世紀のフランス革命は続く。

7,8 年前から男女半々内閣にしたノルウェーのNRKによると、フランスの閣僚34人のうち経験者はわずか5人だけだという。男女半々内閣にしたのだから、そうなるだろう。ノルウェーもそうだった。

オランド大統領は、経験よりも女性団体との約束---パリテ(男女半々)---を選んだ。

■Lønnsnedgang for fransk president
http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.8142848

◆フランス「パリテ内閣」、「女性の権利省」誕生
http://frihet.exblog.jp/17975910/
◆ノルウェー内閣またしても男女半々
http://frihet.exblog.jp/12715338/
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by bekokuma321 | 2012-05-19 01:39 | ヨーロッパ

c0166264_10145199.jpgフランスに、久しぶりの社会党大統領が誕生した。そのオランド大統領を支える新内閣閣僚が発表された。

5月16日、フランスの女性団体は、フランスの歴史初の「パリテ内閣誕生」と、「女性の権利省の新設」を歓迎した。

この2大テーマは、「フェミニズム運動」という名で、女性団体が連帯して強く要請してきたもの。「パリテ」は男女半々という意味。憲法改正によって、その確保がうたわれている。

しかし、「あえてフェミニズム」という女性団体などは、34人中女性17人の「パリテ内閣」を祝ったものの、法相クリスティーヌ・タウビラを除き、女性閣僚は、いわゆる女性的分野とされてきた省にかたまっていることを、批判している。

さらに、同女性団体は、ただちに、こう女性たちに呼びかけた。

「オランドは、男女平等推進に40項目を約束した。今後、男女平等が、遅滞なく、確実に推進されるよう、何週間も何カ月も、目をこらして監視していこう!」

首相はジャンマルク・エロー。外務相はローラン・ファビウス。財務相は、ピエール・モスコヴィッシ。しかし、社会党党首であり、党内でオランドと大統領候補を競ったマルティーヌ・オブリ(女性)は大臣就任を拒否した。彼女は社会党の党首は続行するという。

女性の権利省は、フランス語でMinistre des droits des femmes 。「女性の権利」という端的でわかりやすい言葉だ。

c0166264_054049.jpgそして、その輝く言葉を冠した「省」を獲得するまでがんばってきたフランス女性団体の運動に、心から敬意を表する。

それにオランド大統領の私生活にも注目したい。彼のもっとも近いところにいる女性はフェミニストだ。現パートナーは事実婚のジャーナリストで政治分野に精通している。彼の元パートナーは、前回大統領選でサルコジに負けた社会党初の女性大統領候補マリー・セゴレーヌ・ロワイヤル。そのときも、2人は事実婚だった。ロワイヤルの大統領選最中に、オランドと現パートナーとの仲がバレ、ロワイヤルは「出ていけ」と彼を追い出した、と報道されている。彼は、“強い女”たちと親密な関係を築いてきた男性なのだ。

■French PM Jean-Marc Ayrault names new government
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-18084978
■Osez le féminisme ! salue la nomination d’un gouvernement paritaire et d’une Ministre des droits des femmes : nous attendons désormais des actes.http://www.osezlefeminisme.fr/article/osez-le-feminisme-salue-la-nomination-d-un-gouvernement-paritaire-et-d-une-ministre-des-droi
■Féministes en Mouvements
http://ellesprennentlaparole.blogspot.jp/
■Un gouvernement paritaire et élargiUn gouvernement paritaire et élargihttp://www.slate.fr/france/56269/gouvernement-ayrault-paritaire-elargi

◆ノルウェー内閣またしても男女半々
http://frihet.exblog.jp/12715338/
◆フランス社会党党首選、2女性で決選投票
http://frihet.exblog.jp/10182669/
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by bekokuma321 | 2012-05-17 09:58 | ヨーロッパ

c0166264_23513899.jpgフランスとベルギーからクオータ制のニュース2本。出典はフランスの「ル・フィガロ」。

フランス政府は、5月2日の官報で、3月12日に決定した、高級官僚登用に、クォータ制を採用する決定を公表した。それによると、2018年までに、毎年任用・登用される高級官僚の40%を女性にする法案を下院(国民議会)で可決した。クオータ制を実行してない場合、9万ユーロの罰則付き。このクオータ制によって約5000人に影響が及ぶという。

ちなみに、サルコジ大統領は、2011年1月、ノルウェーの「取締役クオータ」にならって、企業に対して、3年以内に取締役の20%、6年以内に40%を女性にするクオータ制を課すことを決定している。

■Quotas de femmes hauts fonctionnaires
http://www.lefigaro.fr/flash-eco/2012/05/02/97002-20120502FILWWW00439-quotas-de-femmes-hauts-fonctionnaires.php

ベルギー政府は、3月29日、2013年まで政府の高級官僚登用にクオータ制を採用し、33%を女性に引き上げることを決定した。現在、ベルギー政府のトップ官僚のうち女性はわずか13%しかいないからだという。

■Haute administration/parité: quota belge
http://www.lefigaro.fr/flash-actu/2012/03/29/97001-20120329FILWWW00682-haute-administrationparite-quota-belge.php


■フランス取締役クオータ制、可決(下院)
http://frihet.exblog.jp/13593648/
■フランス、取締役クオータに着手
http://frihet.exblog.jp/13181636/
■現地ルポ 「ノルウェー民間企業の取締役は4割が女性!!」の背景を見る
http://janjan.voicejapan.org.jp/world/0812/0812173697/1.php
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by bekokuma321 | 2012-05-04 23:22 | ヨーロッパ

フランス大統領選挙がやってくる。投票は4月22日だ。過半数をとる候補者がいない場合は、5月6日に上位2名による決選投票が行われる。

有力候補6人が、メディアで報道されている。6人中2人が女性だ。その女性候補は、極右の国民戦線のマリーヌ・ル・ペンと、緑の党のエヴァ・ジョリだ。2人は、まったく異なるイデオロギーの持ち主だ。

エヴァ・ジョリは、生まれも育ちもノルウェー。フランスにやってきてオペアをしながら勉学を続け国際判事となった。今は欧州議会議員だ。反核を掲げる。ノルウェー出身ということから、何度かFEM-NEWSは、記事を掲載してきた。

■Profiles: 2012 French presidential election candidates
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-16730494

■フランス次期大統領候補にエヴァ・ジョリー
http://frihet.exblog.jp/16591937/
■メイドからフランス大統領に
http://frihet.exblog.jp/15192680/
■フランス大統領候補にエヴァ・ジョリーか
http://frihet.exblog.jp/14991356/
■世界的汚職ハンターはノルウェー女性
http://frihet.exblog.jp/11112560/
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by bekokuma321 | 2012-04-20 15:46 | ヨーロッパ

フランスで、第2のチャンス・スクールが、若者の失業対策に効果をあげている。BBCの記事。

第2のチャンス・スク-ルとは、1999年、EUのアイデアで始まった。社会からドロップアウトした若者たちに、もう一度やり直しのチャンスを与えて社会に復帰させようという学校だ。EU、加盟国の地方自治体、その地方にある企業が協力しあって設立運営する。

職業訓練校と専門学校とを合わせたような学校だろうか。

学校に残ることも、就職もできない若者たちが、生きていくための実学を求めて入学する。学費は公的支援がある。

フランスを例をあげると、フランス全国に100のスクールがあり、12000人が通学。学生の多くは、社会的にも家庭的にも恵まれない子が多い。退学者は非常に少ないという。

10か月コースにはいっている20歳のモーリーンは、「探しても仕事が見つかりませんでした。今は、資格がないと就職できないのです。高校中退して2年がたち、もうこれ以上ぶらぶらしているわけにいきません。だから、第二のチャンス・スクールに入学しました」

10か月学び、その後、学生の関心にあった会社に、3週間配置される。

第2のチャンス・スクールは、フランスの元首相エディット・クレッソンがEUコミッショナーだった際、彼女のイニシアティブで、誕生したという。そのせいもあろうが、EU内で、フランスが最も成果をあげているようだ。

日本でも、若者の失業対策は急務だ。

■France's second-chance schools give hope to unemployed
http://www.bbc.co.uk/news/business-17667325
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by bekokuma321 | 2012-04-13 02:19 | ヨーロッパ

c0166264_11493416.jpgフランスで、マドモアゼルの使用禁止が、ついに国レベルに広がった。そもそも、ブルタ―ニュ地方にあるセッソン・セヴィニエ市から始まった。

Fem-Newsは、1月12日、フランスのセッソン・セヴィニエ市が公式に使用禁止を決めたニュースを知らせた。その後、1カ月して、国レベルに波及した。

全国運動を展開したのは、「あえてフェミニズム」「雌の番犬」などのフランスのフェミニスト運動団体。やったね! おめでとう!

★あえてフェミニズム
http://www.osezlefeminisme.fr/
★雌の番犬
http://www.chiennesdegarde.com/
★マドモアゼル禁止全国キャンペーン
http://www.madameoumadame.fr/

■マドモアゼル使用禁止
http://frihet.exblog.jp/17307361/
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by bekokuma321 | 2012-02-13 09:55

マドモアゼル使用禁止

c0166264_11493416.jpgフランスのブルタ―ニュ地方にあるセッソン・セヴィニエ市は、公的文書でマドモアゼルという敬称を女性につけることを禁止した。今後は、すべての女性にマダムが使われる。BBCのニュース。


英語では、男性の敬称はミスターひとつだが、女性はミスとミセスの2種類があり、未婚・既婚で区別している。60年代、アメリカで、それは女性差別であるとして、ミズが誕生し、今では、ミズの使用を好む女性が増えている。ミズという敬称を女性解放の象徴として、フェミニスト雑誌「Ms.」が創刊され、今も健在だ。

ドイツでは、70年代に、英語ミスにあたる敬称frauleinが公的文書で使用禁止された。

■The beginning of the end for the mademoiselle?
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-16503341
■21世紀のマリアンヌ
http://frihet.exblog.jp/10271551/
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by bekokuma321 | 2012-01-12 11:49 | ヨーロッパ

ドミニク・ストロスカーンの初公判がニューヨークで開かれた。黒い車から降りた被告人はニュースキャスターの妻とともに手をつないで裁判所にはいった。

彼は、ニューヨーク市内のホテルで、掃除に入室した女性従業員を強姦した犯罪容疑にかけられている。法廷では、予想どおり、ドミニク・ストロスカーン側は、「合意の上だった」として罪状を否認した。

被告人ドミニク・ストロスカーンは、5月までIMFトップだったフランスの経済学者であり、国際的著名人。フランス社会党の重鎮であり閣僚経験者。逮捕までは次期フランス大統領選の有力候補だった。

一方、強姦被害を訴えた女性は、10代の娘を育てるシングルマザーでギニアからの移民。

6月5日付ニューヨークタイムズによると、ドミニク・ストロスカーン側は、マンハッタンきっての辣腕弁護士による弁護団を組み、高額の探偵機関「ガイドポスト・ソーリューション」に調査を依頼。女性の過去や背景を徹底的に洗い、法廷でのやりとりに備えるという。

性暴力や性犯罪は密室で起こる。目撃者がいないことが多い。よって法廷では、多くの場合、「彼は…をした、彼は…と言った」、「彼女は…をした、彼女は…と言った」などと、言った言わないの争いが続けられる。女性側には非常に過酷な事態となり、第二次被害ともいわれる。途中で降りる可能性もないとはいえない。

法廷前では、マンハッタンのホテルメイド組合の女性たちが集まって、「恥を知れ」などと叫び、DSKに対して抗議をした。

■The Strauss-Kahn Case: Sizing Up a Legal Clash’s Many Facets
http://www.nytimes.com/2011/06/06/nyregion/the-strauss-kahn-case-sizing-up-a-legal-clashs-many-facets.html?ref=dominiquestrausskahn
■The Strauss-Kahn Case: Recreating an Encounter
http://www.nytimes.com/interactive/2011/05/22/nyregion/hotel-diagram.html?ref=nyregion
■Ex-IMF chief Strauss-Kahn pleads not guilty
http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-13667064
■Dominique Strauss-Kahn denies attempted rape and sexual assault
http://www.guardian.co.uk/world/2011/jun/06/dominique-strauss-kahn-not-guilty

【参考記事:IMFストロスカーン事件】
仏デモ、「性差別よ出て行け、女性よ祝おう」
IMF元トップ、無実を主張
IMF専務理事とプライバシー保護法
IMFトップのセクシャル・ハラスメント
「彼は盛りのついたチンパンジー」
IMFのストロスカーンがした愚劣な行い
IMFトップ、性暴力容疑で逮捕
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by bekokuma321 | 2011-06-07 10:30 | USA