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統一地方選挙がもうじきだ。

女性議員がいかに少ないかを主要メディアも報道するようになった。毎日新聞によると、女性議員が全体の3割を超えている自治体議会はわずか3%。5分の1がまだ女性ゼロ議会だ。

さて、所変わってフランス。

今、地方選挙の真っ最中のフランスでは、世界で類を見ない新しい方式で行われている。当落結果はまだにもかかわらず、どの議会も男女半々議会になることが決まっているのだ(パリとリヨンを除く)。

投票日は3月22日、29日。小選挙区の2回投票制で行われる。現在、女性議員は平均17.8%とさほど多くない。選挙制度は女性が当選しにくい小選挙区制である。うーん、それが、なぜ一気に女性議員が50%に増えるのか。

そのわけは、昨年、選挙制度が改正されて、男1と女1のペア(フランス語でbinômes ビノム)で立候補しなければならなくなったからだ。

ダンスを踊るときのように、男性は一緒にペアを組む女性を探してはじめて選挙に立候補できる。フランスからの報道写真によると、選挙運動も2人のペアでやっていた。そして各選挙区から最高得票をとった「男女ペア候補」が1組だけ当選する。つまり、すべての選挙区で、当選者は、男女1人ずつとなる。

ペア候補制度の誕生によって、選挙区は4055から2074に半減された。

男女半々の政治をフランスではパリテと呼ぶ。パリテは民主主義の要請だ。そうなるように実行した、鮮やかなフランス式手法。脱帽、いや、ブラボー!

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▲男女ペア候補に投票する「新選挙法」を知らせるフランス政府イラスト

Nouvelles élections départementales #OuiJeVote
Annexe 11 - Les statistiques (au 1er décembre 2014)
Departmentals 2015
Elections départementales: OLF 91 demande aux candidat-e-s de s'engager pour l'égalité femmes-hommes
政治は男のものではない
フランス、新しい男女平等法へ
仏、「歴史上の偉人に女性を増やせ」
フランス、性差別賃金会社に罰金刑
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フランス議会は男女半々(パリテ)へ-イヴェット・ルーディさんに聞く-
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by bekokuma321 | 2015-03-26 10:01 | ヨーロッパ

政治は男のものではない

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日本で女性が初めて投票に参加できたのは1946年の衆院選だった。そのとき女性の衆院議員は466人中39人、8.4%だった。あれから68年たったというのに、衆院の女性議員は480人中39人で8.1%に減ってしまった。

世界各国の議会でつくる列国議会同盟(IPU)の最新調査によると、この8.1%は189カ国中163位。世界には女性議員10%以下の国がまだ34カ国あって、日本は、堂々そのお仲間だ。

フランスは、20世紀まで女性政治参加後進国だった。その遅れをとりもどそうと、官民あげて運動を展開した。

その時のポスターがこれ。パリジェンヌが呼びかける。

「政治は男のものではない」

「あなたの地方で運動しよう」

それからウン年経って
フランス国中の3500人以上の市で、女性議員が22%から47.5%に
フランス国会下院の女性は、19%から26.2%に増えた

バリジェンヌの魅力に負けた? だけじゃない。そのカギは今、日本で問題になっている政党交付金だ。候補者を男女均等にしないと減額する罰則をつくったのだ。
詳しくは、I 女のしんぶん「叫ぶ芸術」を。

フランス、新しい男女平等法へ
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by bekokuma321 | 2014-12-06 16:14 | ヨーロッパ

c0166264_11451290.jpg5月7日、フランスのサッカーリーグ「クレルモン・フット」の歴史が変わった。

初めて監督に女性が就任した。エレナ・コスタ(36)。ポルトガルのサッカー選手だ。

ところが、である。

「素っ裸に近い男たちがたくさんいるロッカールームでうまくやれるか?」 こんな言葉が、エレナ・コスタ監督を迎えたらしい。ひどい女性蔑視だ。

なでしこジャパンの佐々木則夫監督に、「女の子たちがたくさんいるロッカールームで、うまくやれるか?」などという言葉が投げつけられたと考えてみよ。

私は、サッカーファンではない。バックラッシュの首領である安倍首相が暴走する、この非常時に、あっちのTVチャンネルでも、こっちでもサッカー番組が多く、頭にきている。これまでも、よく、サッカーファンの連れとテレビチャンネルの奪い合いをしてきた。でも、まあ、クレルモン・フットだけは見てみようかな。

Helena Costa: A new era for the beautiful game?
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by bekokuma321 | 2014-05-16 11:47 | ヨーロッパ

パリ市長に移民女性か

c0166264_20244749.jpgスペインからの移民女性がパリの新市長になりそうだ。ちょっとワクワクする!

報道によると接戦で、結果はまだだ。しかし保守系、革新系どちらが勝っても市長は女性だ。対立候補のいない気だるい大阪市長選とは比べ物にならない。女性候補不在の東京都知事選とのなんという違いよ。

世論調査では社会党の市長候補アンヌ・イダルゴが優勢のようだ。

アンヌ・イダルゴ(54)は、現在パリの副市長。フランコの弾圧を逃れてきた両親に連れられて、2歳のときスペインのサン・フェルナンドからやってきた。最初の夫との間に娘と息子1人ずつ、2番目の夫との間に12歳の息子がいる。スペインの新聞では、「スペインからの移民の娘がパリ市長の最有力候補」と大きく報道されている。

右派の民衆運動連合(UMP)候補は、前環境相のナタリー・コシュスコ= モリゼ(40)。政治家一家の裕福な家系の出。9歳と4歳の子どもがいる。パリに住んでないので「落下傘候補」と皮肉られているが、小選挙制ではないから、余り関係ない。

ガーディアン紙によれば、フランス女性の80%が外で働き、学生の54%が女性だ。しかし、国会議員に女性はわずか27%と、政界への女性の進出は低迷している。パリテと呼ばれる法制度によって、政党の選挙候補は男女半々でないといけない、とされている。しかし、多くの政党は男女半々法に反して、罰金を支払うありさま。

こんななかでの、左右どちらが勝っても市長は女性のパリ市議会議員選挙。内外から注目をあびている。とはいっても、パリの多様性は、今にはじまったことではない。現市長ベルトラン・ドラノエは、ゲイであることを公表している社会主義者だ。

Socialist Anne Hidalgo expected to become first female mayor of Paris
http://www.abc.es/internacional/20140306/abci-hidalgo-201403061715.html
フランス「パリテ内閣」、「女性の権利省」誕生
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by bekokuma321 | 2014-03-24 20:38 | ヨーロッパ

c0166264_198744.jpgフランスで、新しい男女平等法案が審議入りした。

私生活から仕事まで、美人コンテストから家庭内虐待まで…あらゆる分野における女性差別を撤廃するものだ。

ガーディアン紙によると、新法の可決をめざす女性の権利省大臣ナジャ・ヴァロー=ベルカセムは、次のように語った。

「これまで、個別な法律はありました。でも、この新法は根絶しにくいあらゆる不平等と闘うものです。加えて、新法は、現行法の抜け穴を埋める役目を果たし、以前の法律をさらに確実なものにします」

「性による不平等はあらゆるところにはびこっているので、あらゆる分野で行動しなければなりません」

「男女で戦争しようと言ってるのではありません。私たちには、平等への道を加速させる歴史的責任があるのです」

なんと明快。

男女平等法案は10分野にわたる。
1 メディアにおける女性
2 妊娠中絶
3 政策決定
4 親休暇
5 子ども支援
6 美女コンテスト
7 結婚・パックス(民事連帯契約)
8 職場
9 家庭内暴力
10 政治

日本でこそ、この手の法律をつくりたい! つくりたい!!

French MPs debate new equality law
http://www.humanite.fr/societe/najat-vallaud-belkacem-pour-la-premiere-fois-une-l-557352
http://www.thelocal.fr/20140120/thousands-protests-as-france-set-to-debate-abortion-bi
http://www.thelocal.fr/20140121/france-plans-to-legislate-equality
■仏、「歴史上の偉人に女性を増やせ」
http://frihet.exblog.jp/20736285/
■フランス「パリテ内閣」、「女性の権利省」誕生
http://frihet.exblog.jp/17975910/
■フランス、性差別賃金会社に罰金刑
http://frihet.exblog.jp/19901893/
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by bekokuma321 | 2014-01-22 19:10 | ヨーロッパ

「パンテオンに女性が少ないことは、議会や会社の取締役など現代社会において女性の認知度が低い事実を反映しています」

こう怒るのは、フランスの女性運動団体「あえてフェミニズム」のメンバーたちだ。

パンテオンはフランスのパリにある霊廟。そこにはフランスを代表する偉人たちが埋葬されている。その数74人。しかし、そのうち女性はわずか2人にすぎない。

「あえてフェミニズム」たちは、男性偏重主義をあらためるよう、今、フランス大統領に送る署名運動に躍起だ。

女性運動家らは、次の5人の偉大なフランス女性たちをパンテオンに埋葬してほしい候補にあげた。

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シモ―ヌ・ド・ボーボワール(哲学者)、ジェルメーヌ・ティヨン(反戦運動家)、ラ・ムラドレッセ・ソリチュード(奴隷解放運動家)、ルイーズ・ミシェル(無政府主義者)、オランプ・ド・グージュ(政治家)。

5人のうち私の知っている女性はボーボワールとグージュ(上の写真)のたった2人。今回、他の3人の生涯を調べてみた。無類の情熱と使命感で、時代や権力と闘った女性たちばかりだった。

歴史を変える原動力となった女性を明らかにすることは、勇気や正義は男性の特権ではないことを知らせ、少女たちに輝く自尊心を与えるだろうーーそんな気がする。


http://www.osezlefeminisme.fr/article/action-pantheon
https://www.change.org/fr/p%C3%A9titions/fran%C3%A7ois-hollande-panth%C3%A9onisez-des-femmes
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-23935837
http://www.thelocal.fr/galleries/culture/the-five-greatest-french-women-that-france-forgot

【写真はフランスの人権宣言に女権を入れるよう運動をしたオランプ・ド・グージュ。彼女の業績を称え、現代のフランス人に知らせるために作成されたポスター】
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by bekokuma321 | 2013-09-15 18:56 | ヨーロッパ

c0166264_825750.jpgカンヌ映画祭のパルムドール賞をとったのは、“La vie d’Adèle (Blue Is the Warmest Color) ”。レズビアンを描いたフランスの恋愛映画。

ガーディアン紙は「心をふるわせ、圧倒する」と絶賛した。BBCは、トップニュースで、フランスで合法化したばかりの同性婚制度に反対するデモ隊と、この映画が受賞したことを報道した。

アブデラティフ・ケシシュ監督。レア・セイドゥが青いヘアの主人公エマを演じる。エマに恋する15歳の女性はアデル・エグザルコプロース。

映画の受賞はフランス政治の流れに刺激をあたえ、フランス社会に一石を投じるかもしれない。筆者は見てないのでこれくらいで…。

http://www.guardian.co.uk/film/2013/may/26/cannes-blue-is-the-warmest-colour
http://www.bbc.co.uk/news/entertainment-arts-22676798
◆フランス、同性婚を合法に
http://frihet.exblog.jp/19889376/
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by bekokuma321 | 2013-05-27 08:05 | ヨーロッパ

c0166264_9301078.jpg昨日、フランス政府は、性差別賃金禁止法に従わなかった2社に罰金刑を科した。

2010年の「同一労働同一賃金を決めた法律」施行後、初の罰金刑だという。

フランスの女性団体「あえてフェミニズム」のクレメンス・ヘルスターは「すばらしいニュース。男女平等賃金を無視したり、軽視していた会社に大きな信号を送ることになった。こうした制裁こそ、問題を真剣にとらえさせるのです」

英断を下した女性の権利省大臣ナジャ・ヴァロー=ベルカセムは、語る。

「この4カ月で、135の会社が違反でファイルされています。法による制裁は最後の砦です。でもやってはいけない、もっともだ、という効果があります。すると、会社が自ら『罰金は痛い、リスクをさけよう』となります」

今回、罰金刑を受けた2社のうち1社はパリにある会社で、性差別賃金が解消するまで毎月5000ユーロ(約65万円)が科される。

女性の権利省の大臣ナジャ・ヴァロー=ベルカセムは、モロッコ生まれの移民。まだ30代だ。フランスは、昨年、ひさびさの社会党政権に戻り、閣僚はきっちり男女半々となった。その目玉の1人が彼女。

ナジャは、貧しい家庭に生まれ育ったといわれている。世襲の多い日本の政界を考えると、想像だにできない人事だった。しかし、彼女のような人物こそ、人権・平等を扱う省にふさわしい。それ行け、それ行け、ナジャ!

http://www.thelocal.fr/page/view/france-prepares-first-fines-over-unequal-pay-for-women
http://www.najat-vallaud-belkacem.com/2013/04/25/inegalites-salariales-femmeshommes-2-entreprises-sanctionnees-une-premiere/
■フランス「パリテ内閣」、「女性の権利省」誕生
http://frihet.exblog.jp/17975910/
■仏デモ、「性差別よ出て行け、女性よ祝おう」
http://frihet.exblog.jp/16368056/
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by bekokuma321 | 2013-04-26 09:32 | ヨーロッパ

フランス国会は、同性婚法を賛成多数で通した。賛否は321対225。現政権による、社会変革推進の1公約だった。

同性婚に関する世論調査は、賛否が拮抗していて、賛成が反対をやや上回る程度。1月、パリでは警察発表34万人という猛烈な反対デモがあった。反対運動は今もつづく。

フランスの決定で、同性婚を認めた国は、14カ国に増えた。アメリカは、国としては合法化していないものの、合法化した州がある。カソリックの国フランスが同性婚に踏み切ったことで、また世界が少し動くだろう。

同性婚の歴史
•オランダ(2001)
•ベルギー (2003)
•スペイン (2005)
•カナダ(2005)
•南ア (2006)
•ノルウェー(2009)
•スウェーデン (2009)
•ポルトガル(2010)
•アイスランド(2010)
•アルゼンチン(2010)
•デンマーク (2012)
•ウルグアイ (2013)
•ニュージーランド(2013)
•フランス(2013)
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■Same-sex marriage: French parliament approves new law
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-22261494
■In French gay marriage debate, a political star is born
http://www.france24.com/en/20130211-france-gay-marriage-adoption-christiane-taubira
■ノルウェー新婚姻法
http://frihet.exblog.jp/10573646/
■世界初の同性婚から10年
http://frihet.exblog.jp/16137905/

【写真は、フランス国会http://frihet.exblog.jp/10271551/
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by bekokuma321 | 2013-04-24 10:55 | ヨーロッパ

ひげをつけた女たち

c0166264_11372018.jpg「ひげ」をつけて女性の声をあげる運動は、ノルウェーだけではなさそうだ。今朝、フランスからフェミニストたちのつけひげ運動のニュースが届いた。

あらゆる分野を男性が支配していることへの怒りを示すため、フランスのフェミニストたちは、バッグの中からつけひげ(あごひげ)を取り出して、つける。運動体の名前は、そのものずばり「ひげ」。

かつて、フランスの男性たちはあごひげを生やすのが一般的だった。しかし19世紀で、ひげの時代は終わった。しかしながら21世紀の今も、男性支配は終わってないではないか。こんな皮肉だという。

ノルウェーは、こうだった。2009年の統一地方選挙前、くちひげをつけた女性のアップ写真のポスターが出回った。そこには、「ひと筆で男女格差をなくせます」と書かれていた。さらに女性たちは、鼻の下に黒いインクでひげを書いて、町をデモした。ひげは男性の象徴。男性になったら、賃金があがるのか、という皮肉をこめたメッセージだった。この大胆かつ愉快な直接行動は、『ノルウェーを変えた髭のノラ』(明石書店)に詳しい。

■La Barbe: France's bearded feminists
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-18497881
http://www.facebook.com/pages/La-Barbe-groupe-daction-f%C3%A9ministe/149218445123550
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by bekokuma321 | 2012-07-02 11:32 | ヨーロッパ