タグ:フランス ( 42 ) タグの人気記事

フランスの総選挙が終わり、577議席のうち351議席をマクロン勢力が握った。女性は223議席、38%と過去最高だった。前回、女性は27%だったので、大躍進である(注)。

「国会にもっと女性を」と語っていたマクロンの言葉に嘘はなく、「共和国前進La République en Marche (La REM)」HPの候補者サイトには、男女がズラリと並んでいた。5月11日に発表された公認候補は男214人、女214人と、きっぱり半々(パリテ)だった。

「共和国前進」当選者のうち女性は47%に達し、男女平等の党であることを証明しているようだ。それに、「女は顔、男は頭」とかいう古臭い固定観念を、マクロン夫妻は一瞬にして変えてしまった。

先日、同党の政策は税の公平分担など北欧諸国の政策に影響を受けているとした報道を読んだ。マクロンは、公務員の大幅な削減や規制緩和という自由主義的政策の持ち主であると言われてきたが、それが中心なら男女平等社会への前進は難しいのではないか。どんなふうに平等を前進させるのだろうか。楽しみだ。

【注】6月19日付フランス紙「エクスプレス」は、最終的に国会の議席に座る女性は227人、全議席の39.3%だと報じている。理由は、ノルウェーの国会のように、大臣と国会議員が兼務できないからのようだ。大臣職5人の代理は女性だったため5人女性が増え、さらに女性1人の代理は男性だったため、227(223+5ー1)になったと思われる。これでフランスは女性国会議員率で世界63番目から10番台となる。ちなみに日本は164番目

c0166264_21489.jpg
        ▲共和国前進La République en Marcheホームページより

En Marche
Macron set for big win in second round of parliamentary polls
'A lot of inspiration for En Marche comes from the Scandinavian countries'
Record de femmes à l'Assemblée nationale 
フランスは選挙もセクシー
フランスの政党交付金は男女平等化資金に
男女ペア候補がつくるフランスの男女平等議会
フランス議会は男女半々(パリテ)へ-イヴェット・ルーディさんに聞く-
[PR]
by bekokuma321 | 2017-06-22 02:41 | ヨーロッパ

c0166264_14184438.jpgフランス大統領選の1回目が終わり、中道政党「前進!」のエマニュエル・マクロンと、極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペンが残った。

決選投票は5月7日だ。フランス国民はマクロンを選ぶだろうと予測されている。

次期大統領と目されるマクロンは、高校時代に教師と大恋愛。「何があっても、僕は先生と結婚する」との誓いどおり、2007年、結婚した。彼女の名はブリジット・トロニューBrigitte Trogneux。20歳(24歳という説も=注)年上で、前夫との間の子ども3人の母親だ。マクロンは、「僕が彼らの母と愛し合うことを認めてもらえてうれしい」と語っている。

彼女の教え子だった彼は、選挙中も彼女のアドバイスをよくきいていたとか、大統領になったら誰かは未定だが女性首相にする予定だ、とかさかんに報道されている。ユニークなのは私生活ばかりではない。無名の若者・・・という報道のとおり、彼は一度も国会議員に当選したことがないのだという。候補者になったかどうかは不明だ。

ここで、フランスの国会(下院)の話を少し。

国会議員に占める女性は25.8%で、世界63位。日本はたったの9.3%で世界163位だから、それに比べればいい線なのだが、フランス女性には屈辱の数字のようだ。

彼女たちは、政界を男女半々にするため、まず2000年、憲法に「パリテParité 男女同数」という言葉を盛り込ませた。次に政界への男女平等アクセスを推進する「パリテ法」を定めた。これによって比例代表制をとる欧州議会(EUの準立法府)、州議会、人口1000人以上の市議会は、候補者名簿が北欧のように男女が交互に並ぶことになった。欧州議会はもともと女性が多かったのだが、加えて、州議会や市議会は、限りなくパリテに近づいた。

一方、小選挙区制の国会と県議会はパリテがうまく働かなかった。そこで県議会(女14%)の選挙は、突飛というべきかおしゃれというべきか、選挙法を改正して「男女ペアで立候補しなければならない」とした(2013年)。

フランス語でビノームbinômesというらしいが、ダンスを踊るときのように、男性(女性)はペアを組む女性(男性)を探して立候補する。ポスターも、恋人か夫婦のように男女ペアで並ぶ。ペアを組む相手は同政党より異なる政党や政治団体であることが奨励されている。当選後は、独立して別々の議員活動をする。

小選挙区で最高得票をとった1組の「男女ペア候補」が当選となる。2015年に県会選挙があった。その結果、フランス全県会議員4108人中、女性2054、男性2054。みごとなパリテである。

大統領選は国中からたった1人を選ぶ選挙だからパリテにはなじまない。ところが、決選投票は期せずしてパリテとなった。フランスは、選挙までちょっとセクシーだ。


自由の国のおしゃれな改革(フランス) (叫ぶ芸術:ポスターに見る世界の女たち)
選挙制度は政治を根本から変えた(ニュージーランド)
国会議員年収も政党交付金も世界最高額
フランス地方選で極右台頭
比例代表制は女性や弱者が当選しやすい

【注】追記だが、マクロンが次期大統領と目されるなか、妻との年齢差の報道が多く見られる。妻ブリジット・トロニューは夫マクロンより25歳上らしい。女性が受ける年齢差別は男性のものの数ではないことを考えると、今後も何かにつけて騒がれることだろう。




[PR]
by bekokuma321 | 2017-04-24 14:35 | ヨーロッパ

c0166264_2194418.jpgさきほど、流れてきたニュースによると、フランスの司法相クリスチアーネ・タウビラが、オランド大統領との政策の違いから、大臣のポストを投げ打った。

彼女は、フランス領ギアナの首都カイエンヌ生まれで、同性婚法成立に尽力するなど進歩的政策で知られていた。

フランス政府は、昨年末、非常事態の発動に関する規定などを盛り込んだ憲法改正案を決めていた。その中には、国家非常事態法に基づく、非常事態宣言下での捜索令状なしの家宅捜索や、テロに関与して有罪が確定した二重国籍者からフランス国籍を剥奪することを可能にする規定もあった。

与党・社会党内からも反対の声があがっていたが、司法大臣の辞任に発展した。

Christiane Taubira_french government
French minister Christiane Taubira resigns after fallout over terror policy
[PR]
by bekokuma321 | 2016-01-27 21:12 | ヨーロッパ

「国民戦線、勝利」

「フランスの極右政党、国民戦線、地方選で勝利」

こんな見出しで、フランスの地方選挙の結果が流れてきた。パリのテロ事件の後、初めての選挙だった。「失業率の高さなど経済危機と、難民急増への不安」が、極右政党(FN)の票を伸ばしたという。13地域圏のうち6つでトップとなる見込みらしい。

メディアは、国民戦線の党首と副党首の写真でいっぱいだ。2人とも女性だ。

党首は、マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)で、47歳。副党首は、そのめいのマリオン・マレシャル=ルペン(Marion Marechal-Le Pen)で、弱冠25歳。党の創設者ジャン=マリー・ルペン(Jean-Marie Le Pen)の娘が党首であり、孫が副党首だ。

マリーヌ・ルペンは、EU議会議員でありながら、地域圏議員を兼務。今回、地域圏議員の再選めざした。伝統的に左派が優勢だった労働者階級の多い北部地域から立候補し、第1回投票で40%以上の票を獲得した。

マリオン・マレシャル=ルペンは、2012年の国会議員選でデビュー。フランス史上最も若くして国会議員に当選した。今回、立候補した南東部の豊かな人々の住む地域圏の第1回投票で得票率42%をかっさらい、「古い政治は死んだ」と勝利宣言した。

党首のマリーヌよりも副党首のマリオンはハードコアの極右的思想の持ち主のようだ。たとえば、マリーヌは妊娠中絶も同性愛も容認しているが、マリオンは妊娠中絶にも同性愛にも反対を表明し、「伝統的家庭」を好むときっぱり。山谷えり子など日本会議系の日本の国会議員と似ている。

BBCの、マリオン・マレシャル=ルペンについての論評はおもしろい。

肩から流れる長い金髪に魅力的風貌、ポケットに手を入れて話すしぐさ、などメディア受けするための訓練を受けているのは明らかで、若い男性のメディア・アドバイザーたちがいるだろう、と専門家は指摘する。国民戦線は、これまでマッチョなイメージが強かったが、女性党首の下、穏健路線にシフトしてきた。もう一人、若くて新鮮な女性指導者の台頭は、党勢拡大に威力を発揮するだろうーーというのだ。

なるほど。マリオン・マレシャル=ルペンの”女らしさ”は、強硬思想のカムフラージュに効果抜群のようだ。


フランス県議会、男女半々に
フランスの政党交付金は男女平等化資金に
男女ペア候補がつくるフランスの男女平等議会
政治は男のものではない
憲法違反の政党助成金 世界一高い日本
泥棒に追い銭、政党助成金の即時撤廃
フランス、新しい男女平等法へ
仏、「歴史上の偉人に女性を増やせ」
フランス、性差別賃金会社に罰金刑
フランス「パリテ内閣」、「女性の権利省」誕生
21世紀のフランス革命
8月29日(日) 進めよう! クオータ制   
フランス議会は男女半々(パリテ)へ
[PR]
by bekokuma321 | 2015-12-07 23:16 | ヨーロッパ

「パリのすべての若い人たちに訴えます。
パリで生まれようとまたはパリ以外で生まれようと、
パリにずっと住んでいようと短期間であろうと、
何を信じていようと、どんな階級であろうと、
今、パリにいる若ものたちに訴えます。

すべてのみなさんを、私は支援したい
とりわけ、友人や同僚や近親者を失ってしまった人たちを支援したいのです。
あなたは1人ではありません。パリのひとたちはあなたと共にあります。
何にもまして、あなたがたを誇りに思っていると伝えたいのです。
心配でいっぱいのはずです、心配でないはずはありません。
それでも、断固たる態度で、何よりも立ち上がっています。

あなたがあなたであること、
あなたの愛するもの、
あなたの仕事をあきらめてはなりません。
自分の旅路を、自分の見つけたことを、
好奇心いっぱいに、人には寛容で、生意気に、反抗的に、断固続けてください。
これがあなたたちに送ることばです。

パリをおおっている恐怖は当然ながら安全策を必要とします。
でも、この安全策は、あなたを拘束したり制限したりするものではありません。
コミュニティに自由と生活をとりもどすためのものです。」

c0166264_0511070.jpg11月26日、パリ市長のアンヌ・イダルゴが若者たちに向けて訴えたビデオ・メッセージだ。

テロの手に落ちた130人の命を追悼しつつ、
「生意気に、反抗的に」自分自身の夢を追い続けてほしい、と訴えている。

彼女は、パリで初めての女性の市長。しかも移民だ。

フランコの弾圧から逃れる両親に連れられて、スペインのサン・フェルナンドからやってきた。2歳だった。最初の夫との間に娘と息子1人ずつ、2番目の夫との間に13歳の息子がいる。

在日韓国女性が東京都知事になったようなもの。日本にその日がいつか来ることを祈りながら、彼女の感動的スピーチを和訳してみた。

La Maire de Paris s'adresse à la jeunesse parisienne
パリのテロから考えたこと
21世紀のマリアンヌ
パリ市長に移民女性か
[PR]
by bekokuma321 | 2015-12-04 00:57 | ヨーロッパ

このフランスのポスターは、我が家の階段の上部に飾られ、玄関に入って来た人を見すえている。パリで10年ほど前、入手した。

ポスターは、私に、同時多発テロの底に流れる、ある現実を教えているような気がしてならない。

c0166264_19364795.jpg


昂然( こうぜん) と顔を上げて、女たちは発言する―― 「私たちは、娼婦でも女中でもない」。ショッキングピンクで書かれたフランス語は言っている。

なんという言葉の力よ。Putes は娼婦。Soumisesは召使、転じて主婦という意味にも使われる。この「娼婦か主婦か」は、その昔、女性の立場を表すフランスの決まり文句だった。

ポスターからこちらを見すえている女性たちは、アラブ系、アフリカ系と思われる。かつてフランスが支配していた国々から、移民としてやってきたか、または移民の家庭に生まれ育ったフランス人だろう。彼女たちの多くは、清掃、ウエイトレスなど、フランス人が敬遠する低賃金で不安定な単純労働に従事している。フランス社会を支えているのは、こういう人たちだ。

ポスターは2001年に作られた。制作者は「女性ゲットーに反対し平等を求める女性の行進」という女性解放運動団体だ。女性ゲットーとは、女性が圧倒的に多い職場をさす。

この団体は、男性中心の文化や固定観念を否定し、個性あふれるひとりの人間としてフランスに生きる移民女性を世に出そう、と運動している。

彼女たちは、自由・平等・博愛の国フランスに生まれ育った。まぎれもないフランス人だ。しかし働く場は冷たい。白人とは異なる差別に泣かされる。そんな仕事を終えて、疲れた体を引きずりながら帰宅する彼女を待っているのは、移民1世の父親が投げつける「お前はこうあるべきだ」という罵声だ。

しかし彼女たちは負けてはいない。銃ではなく言葉でファイトバックするーー大空に向かって、「私たちは娼婦でも女中でもない、フランス人だ」と。

パリに生きるイスラム系男性には、イスラム系女性とは異なった疎外感や屈辱感(男らしさの呪縛ゆえの)があるのだろう。私の小さな想像力など及ぶべくもない。

でも、彼らに必要なのは、ポスタ―に見る女たちのような言葉による闘いだ、と思う。


叫ぶ芸術「ポスターに見る世界の女たち」ー娼婦でも女中でもない!(フランス)(ずっと下のほうにあります)
21世紀のマリアンヌ
[PR]
by bekokuma321 | 2015-11-15 20:00 | ヨーロッパ

c0166264_23132198.jpg「タンポンに税金をかけるな」

「私の子宮に税金をかけるな」

「私の血が流れる、そのたびに国がうるおう」

「重税なしに血を流したい」

報道によると、11月11月(水)、パリのド真ん中で、こんな抗議のプラカードが何枚も大空を舞った。プラカードだけでない。トップに赤いペンキがぬられたサンドバッグのようなドでかいタンポンを立てたり、血で染まったように塗られたパンティをズラリとものほしロープにほしたり・・・。

フランスでは、タンポンや他の生理用品に20%の消費税がかけられていた。先月、国会に、5.5%引き下げる改正案が出されたものの、それが否決されてしまった。それに怒った女たちによる、アイデアあふれる抗議。

女性たちの多くは薄給だ。タンポンは女性の必需品。これ以上、国から金をしぼりとれるのは御免。わかるなぁ!

【写真:Youtubeで放映されるデモンストレーション「血を流そう」より。動画の接写】

Taxe tampon : «Laissez-nous saigner sans nous surtaxer»
'I bleed, the state wins': Paris tampon tax protest
Laissez-moi saigner (Monday, Tuesday)
フランスの政党交付金は男女平等化資金に
政治は男のものではない
フランス、新しい男女平等法へ
仏、「歴史上の偉人に女性を増やせ」
フランス、性差別賃金会社に罰金刑
フランス「パリテ内閣」、「女性の権利省」誕生
21世紀のフランス革命
フランス議会は男女半々(パリテ)へ
[PR]
by bekokuma321 | 2015-11-13 23:17 | ヨーロッパ

c0166264_2264843.jpgRFI英語版によると、フランスの県議会選挙で当選した4108人の議員のうち2065人が女性だという。かっきり男女半々だ。

女性議員は、これまで10%台だったというから、すさまじい伸び率だ。

それもそのはず、3月26日に紹介したように、「男女ペア候補制選挙」となったからだ。投票するほうも、支持する1人に1票を入れるのではなく、男女ペアに入れる。

選挙は2015年3月22日、29日、小選挙区制で行われ、サルコジ前大統領率いる保守系の国民運動連合(UMP)が勝利した。

Gender parity in French politics faces test after departmental elections

【写真:フランスの国旗は青(自由)、白(平等)、赤(博愛)だ。真ん中の白「平等」は他に比べて比率が小さい。その小さな枠からフランス女性がこちらを見ている。今、フランス女性は見ているだけでなく、そこを少しずつこじあけて真の意味で平等にしようとしている。1994年のフランスポスターから】
[PR]
by bekokuma321 | 2015-04-02 22:03 | ヨーロッパ

フランスの全ての県議会は、「男女ペア候補制選挙」によって、男女半々議会となる。世界で初めてだろう。

その詳しい資料が、糠塚康江東北大学教授から届いた。服部有希著「フランスの県議会議員選挙制度改正」(pdf)だ。

糠塚教授の著書『パリテの論理 ― 男女共同参画の技法』(信山社、2005)を読んだことがある。この著書で、フランスのパリテにまつわる論争のレベルの高さを知った。

今、フランスで行われている男女ペア制選挙は、大胆に選挙区割を変えてしまった点がすごい、と糠塚教授は評価する。パリテを適用しにくい県議会を、選挙区を半減して当選者を男女1人ずつ2人方式にすることで達成しようとしているのだ。

c0166264_18451119.jpg


フランスは、一方で、国会におけるパリテ実現には政党交付金(政党助成金ともいう)を活用している。政党がちゃんと女性候補を擁立しなければ、政党への政党交付金は減額される。

フランスの政党交付金は、100億円以下と、日本の300億円に比較して3分の1程度だ。その政党交付金が男女不平等なら減額され、しかも、年々減額率が厳しく改正されているという。

糠塚教授によると、2014年8月の“女男平等法”によって、政党交付金の得票部分の減額率は、なんと150%になったそうだ。女性候補者の割合が全体の25%だとすると、男性候補者率との開きは50%になる。よって、減額率は、50%×1.5=75%。75%も減額されるとしたら、政党は女性候補を嫌でも増やさざるをえなくなるだろう。

日本の政党交付金は、政党交付金なのだから、一応、政党の支部にはいる。しかし政党支部の支部長(=国会議員候補)は、それを自分の個人口座に寄付するという手で、闇の中にできるらしい。

やれワインだ、うちわだ、カレンダーだ、キャバクラだと、無残な使い方をしている議員も数多く報じられた。

さらに、使い残した政党交付金は、国庫返金が原則にもかかわらず、「基金」口座を新設してそこに預ける裏技があるらしく、貯め込む候補者(議員)も多い。血税の私物化もいいとこだ。

せめてフランス並みに、女性候補の少ない政党には減額できないものか。減額分を、女性ゼロ議会解消にあてるとか・・・。

【写真:フランスの国旗は青(自由)、白(平等)、赤(博愛)だ。真ん中の白「平等」は他に比べて比率が小さい。その小さな枠からフランス女性がこちらを見ている。今、フランス女性は見ているだけでなく、そこを少しずつこじあけて真の意味で平等にしようとしている。1994年のフランスポスターから】

男女ペア候補がつくるフランスの男女平等議会
政治は男のものではない
憲法違反の政党助成金 世界一高い日本
泥棒に追い銭、政党助成金の即時撤廃
フランス、新しい男女平等法へ
仏、「歴史上の偉人に女性を増やせ」
フランス、性差別賃金会社に罰金刑
フランス「パリテ内閣」、「女性の権利省」誕生
21世紀のフランス革命
8月29日(日) 進めよう! クオータ制   
フランス議会は男女半々(パリテ)へ
[PR]
by bekokuma321 | 2015-03-27 19:18 | ヨーロッパ

統一地方選挙がもうじきだ。

女性議員がいかに少ないかを主要メディアも報道するようになった。毎日新聞によると、女性議員が全体の3割を超えている自治体議会はわずか3%。5分の1がまだ女性ゼロ議会だ。

さて、所変わってフランス。

今、地方選挙の真っ最中のフランスでは、世界で類を見ない新しい方式で行われている。当落結果はまだにもかかわらず、どの議会も男女半々議会になることが決まっているのだ(パリとリヨンを除く)。

投票日は3月22日、29日。小選挙区の2回投票制で行われる。現在、女性議員は平均17.8%とさほど多くない。選挙制度は女性が当選しにくい小選挙区制である。うーん、それが、なぜ一気に女性議員が50%に増えるのか。

そのわけは、昨年、選挙制度が改正されて、男1と女1のペア(フランス語でbinômes ビノム)で立候補しなければならなくなったからだ。

ダンスを踊るときのように、男性は一緒にペアを組む女性を探してはじめて選挙に立候補できる。フランスからの報道写真によると、選挙運動も2人のペアでやっていた。そして各選挙区から最高得票をとった「男女ペア候補」が1組だけ当選する。つまり、すべての選挙区で、当選者は、男女1人ずつとなる。

ペア候補制度の誕生によって、選挙区は4055から2074に半減された。

男女半々の政治をフランスではパリテと呼ぶ。パリテは民主主義の要請だ。そうなるように実行した、鮮やかなフランス式手法。脱帽、いや、ブラボー!

c0166264_9491553.jpg
▲男女ペア候補に投票する「新選挙法」を知らせるフランス政府イラスト

Nouvelles élections départementales #OuiJeVote
Annexe 11 - Les statistiques (au 1er décembre 2014)
Departmentals 2015
Elections départementales: OLF 91 demande aux candidat-e-s de s'engager pour l'égalité femmes-hommes
政治は男のものではない
フランス、新しい男女平等法へ
仏、「歴史上の偉人に女性を増やせ」
フランス、性差別賃金会社に罰金刑
フランス「パリテ内閣」、「女性の権利省」誕生
21世紀のフランス革命
フランス議会は男女半々(パリテ)へ-イヴェット・ルーディさんに聞く-
[PR]
by bekokuma321 | 2015-03-26 10:01 | ヨーロッパ