c0166264_1452347.jpgアリサンドラ・ファジーナ。パキスタンの紛争地で、難民、移民、とりわけ女性や子どもたちの写真を撮り続けている女性だ。

ソマリア、リベリア、イエメン、そしてパキスタンと、彼女は、想像を絶するほど困難な地域に向かう。そこに滞在する。そこで生きる。そして、そこの人たちからの信頼を得なければ絶対撮影できない、日常、有様、表情を撮影する。

パキスタンでは、彼女自身、何度もあきらめようとしたり、命を奪われるような危険な目にもあった。

2009年、パキスタン反乱軍の襲撃に遭って、体に弾丸2発の傷跡がある82歳の女性。しかし、外出できないため、病院に行って治療は受けられない。彼女は息子がタリバンに入隊したと疑われ逮捕された。家を破壊され、7か月間幽閉され、拷問をうけた。何もかも、失った。

アリサンドラ・ファジーナのカメラは、戦争や紛争に翻弄されて、忘れ去られようとしている、こうした女たちの人間性をわしづかみにする。

彼女は言う。

「戦争で、何百万人、何千万、死んだ、とニュースは言う。しかし、忘れてはいけないのは、数ではないということ。みな、1人の人間なのだ。その人には声を発する権利がある。その人の声に世界は耳を傾ける義務がある」

Caught in conflict: women in Pakistan
Caught in conflict: women in Pakistan – in pictures
http://www.youtube.com/watch?v=bjLwTl9ZEH4
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by bekokuma321 | 2014-11-20 14:26 | アジア・アフリカ

パキスタンの名誉殺人

c0166264_202046.jpgさきほど、残忍なニュースがハンチントンポストから届いた。

親の許可を受けずに結婚したパキスタン女性は、「名誉殺人」で銃殺され、川に投げ捨てられたが、病院に運ばれて一命をとりとめたという。

川の水が彼女の息を吹き返させ、通りかかった人に助け出されて、奇跡的に生き延びたらしい。女性の名はサバ・マクソード。まだ18歳だ。

殺害に加わったのは、父親、叔父、兄、いとこだという。ネットで届いた女性の画像は、顔が真っ赤にはれあがり、左目がつぶれ、左ほおは銃弾の傷をふさぐための縫いあとが唇から耳元まであり、右腕はほうたいで巻かれていた。

先月も、同じようなニュースがあった。ファザーナ・パルヴェーン(25歳)は、家族が決めた男性ではなく、自分の意思で選んだ男性と結婚し、妊娠した。

それを、家の恥だとばかり、娘の父親は、石打ちの刑で、妊娠中の娘を殺害した。5月、アルジャジ―ラから届いた。

パキスタンの人権委員会は、2011年で943人の女性が名誉殺人で殺され、前年より100人以上増えたと、発表している。狂気の沙汰だ。

この究極の女性差別に国際社会も、国連も、なすすべがないのだろうか。激しい怒りを覚える。

Pakistan Teenager Saba Maqsood Survives 'Honour Killing' After Being Shot Twice & Thrown In Canal
Pakistani woman stoned to death by her family
18-åring overlevde forsøk på æresdrap
パキスタン、少女への学校教育禁止令
パキスタンの女性蔑視地区から国会に挑戦
怒! パキスタン女教師殺害される
パキスタン少女、襲撃される
ブレイビク事件は名誉殺人
エミー賞を競った「名誉殺人」と「フクシマの嘘」
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by bekokuma321 | 2014-06-08 20:29 | アジア・アフリカ

イスラマバードからさきほどニュ―スがはいった。

40歳の女性が国会に挑戦する。女性の名はバダム・ザリ(Badam Zari)。あの、パキスタンの、しかも、極めて女性蔑視の強い部族が住むバジュール管区からの立候補である。この地域からの女性の立候補は初めてだという。

この地域は、タリバンとパキスタン軍の激突が続き、女性に対する暴力が日常化していると言われる。

バダム・ザリは命がけの立候補をこう語る。

「私は、女性の声の代弁者として国会に近づきたいのです。とくに、この部族の地域に住む女性たちのために。立候補はとても難しい決断でした。でも、今、私は確固たる意志を持ち、社会が私を支援してくれると願っています」

バダム・ザリ! あなたのとてつもない勇気に興奮して眠れない。

◆Badam Zari Is First Woman From Pakistan's Tribal Region To Run For Parliament http://www.huffingtonpost.com/2013/04/01/badam-zari_n_2992068.html?utm_hp_ref=world
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by bekokuma321 | 2013-04-02 23:34 | アジア・アフリカ

c0166264_12352565.jpg3月27日、水曜日、パキスタンの女教師が銃殺された。シャーナズ・ナズリ、41歳。公立女子小学校の教員。

通勤途中の女教師に、バイクに乗ってやってきた男たちが銃を向け発射。学校まで200メートルだった。ペシャワールの北西部でアフガンとの国境。

この女教師殺人事件は、マララ事件を思い出させる。昨秋、当時14歳の少女マララ・ユサフザイは、中学校から帰宅するバスの中で、ガンを持った男たちによって銃撃されたが、奇跡の生還をとげた。タリバンを公然と批判するブログを発信していたことが、襲撃の的になったとされる。

タリバンは女子の教育を禁じている。しかし、それでも、「勉強したい」という女の子、「女生徒を教えたい」という女教師は多い。マララも、学校に通うことを悟られまいと、教科書を服の下に隠して通学していたという。命がけだ。

そうした少女・女性たちをタリバンは武力で脅迫し、女子校を焼き払い爆弾を落とし続ける。怒!


◆Pakistani Teacher Becomes a Martyr for Girls’ Education
http://www.thedailybeast.com/articles/2013/03/26/pakistani-teacher-becomes-a-martyr-for-girls-education.html
◆Diary of a Pakistani schoolgirl
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/7834402.stm
◆Global Malala Day to call for girls' education
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-birmingham-21713210
◆パキスタン少女、襲撃される
http://frihet.exblog.jp/18546819/
◆パキスタン、少女への学校教育禁止令
http://frihet.exblog.jp/10498544/

【写真はBBCよりパキスタンの小学校】
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by bekokuma321 | 2013-04-02 12:43 | アジア・アフリカ

パキスタンで、14歳のマララ・ユサフザイがタリバンに襲撃された。

マララは、数年前から、通学する学校がタリバンによって脅かされたことに抗議を続けていたという。タリバンは、「女に教育はいらない」と、学校をつぶしにかかっていた。

マララは重態だが、命に別条はないもよう。彼女を知る人は、「回復したら、マララは、また闘うでしょう」とBBCに語っている。

10代の少女が「男の子と同じように勉強したい」と叫ぶと、圧殺されてしまう国。それを知った私たちに、何ができるのか。一日中、考え込んでしまった。

◆Malala Yousafzai: Pakistan activist, 14, shot in Swat
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-19891396

■パキスタン、少女への学校教育禁止令
http://frihet.exblog.jp/10498544/
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by bekokuma321 | 2012-10-10 10:07 | アジア・アフリカ

パキスタンで、冒とく罪で逮捕・監禁されていたキリスト教の少女が、釈放され、安全な場所に移送された。

9月8日のBBCによると、リシュマと呼ばれるこの少女は、「コーランを焼いた」と、隣人に告げ口されて逮捕された。彼女はまだ14歳。ダウン症の障がいを持っているとされる。

パキスタンではイスラム教への冒とく罪は重く、死刑もある。この法律自体、深刻な問題をかかえる。しかし、2011年、同法の改正を求めていた青少年省の大臣が殺害される事件があった、など、変革の道は見えない。

今回の事件は、逮捕監禁された少女が、未成年であること、知的障がいを持っていることから、国内外で抗議行動が起きていた。少女の監禁は、8月14日から。

少女の親族、また少数民族であるキリスト教信者たちは、生命の危機にあるとされ当局によってかくまわれているという。

いまだ、私たちは宗教の名のもとの人権侵害をなくせない時代に生きている。愕然としてしまう。

■Pakistan Christian girl accused of blasphemy released
http://www.bbc.co.uk/news/world-south-asia-19530813
■Pakistan blasphemy case girl granted bail
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-19498970
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by bekokuma321 | 2012-09-09 18:13 | アジア・アフリカ

5日のBBCによれば、パキスタンのサルマン・タシール州知事の葬儀が行われた。彼はパンジャブ州知事で与党パキスタン人民党PPPのリベラル派有力政治家。1月4日、イスラマバード市内の商店街で射殺された。

タシール知事は冒涜法の廃止を唱え、女性の地位向上に熱心だったといわれている。パキスタンでは、キリスト教徒の女性アシア・バビAsia Bibiが、イスラム教を冒涜(ぼうとく)したとして死刑宣告を受けている。その重刑を、タシール知事は公然と批判し、女性の放免せよと主張していた。こうした彼の政治姿勢は、政界の宗教勢力らの怒りを買ったとされる。

彼のボディガードが殺人容疑で逮捕された。冒涜法廃止を主張するタシ―ル知事に怒り、射殺したと報道されている。

BBCは、死刑判決を受けた女性アシア・バビAsia Bibiについて、こう報道する。

2009年6月、アシア・バビAsia Bibiは、イータンワリという村で仕事をしていた。その村落では、彼女の家だけがキリスト教徒。地元の女性たちといっしょにベリー摘みをしていた。数日後、その女性たちが、「アシアビビはイスラム教指導者ムハンマドを侮辱した」と訴え、アシアビビは連れ去れてしまった。

知事の射殺を肯定する宗教界リーダーが多いというから、リベラル派の声がますます出にくい社会になるだろう。それがすなわち女性を抑圧する現状の維持につながる。

http://www.bbc.co.uk/news/world-south-asia-12116764
http://www.bbc.co.uk/news/world-south-asia-11930849
http://www.releaseinternational.org/index.php
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by bekokuma321 | 2011-01-08 09:00 | アジア・アフリカ

スワット谷は、パキスタンのペシャワール北東150キロ地点に位置する人口180万人の地域だ。タリバンの影響が濃いとされている。

報道によると、タリバンは、2009年1月15日までに、スワット谷にあるすべての学校に女生徒を通学禁止にするよう命令を下したとされている。もし命令が真実で、それが実行されるならば、約4万人の少女たちが学校から追い出されることになるという。

一方、タリバンのスポークスマンは、「我々は少女への教育に反対してはいない。我々が言っているのは、そこの学校は少女に西洋式教育をしており、イスラムの教えに合っていないということだ」と語っている。詭弁だ。

昨年末は、ラホールから、「日に1回でいいから満足に食事をしたい。他の望みは二の次だ」という煉瓦職人の声が流れていた。彼の妻も同様の仕事をし、子ども3人は学校に通わせる余裕がなく働かせている実態が報道されていた。こうした目を覆いたくなる絶対的貧困にあるパキスタンについて、日本人の私が軽々にコメントすることは難しい。

しかし、である。こうした貧困を脱する最も強力な力は何か。将来母親となる可能性を秘めた少女たちが読み書きをおぼえ自分で考え判断する力をつける学校教育にこそ、その力の源泉があるのではないか。それを奪い去ろうとするタリバンの司令は、計り知れない悪影響を与えると考える。

出典 http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=82161
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by bekokuma321 | 2009-01-03 17:02 | アジア・アフリカ